アカデミー外国語映画賞イタリア代表作品の一覧
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イタリアの映画監督であるフェデリコ・フェリーニアカデミー国際長編映画賞(外国語映画賞)を4回受賞している。

本項目は、アカデミー国際長編映画賞[nb 1]へ出品されたイタリアの映画作品の一覧である。アカデミー国際長編映画賞はアメリカ合衆国映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が主催し、アメリカ合衆国以外の国で製作され、主要な会話が英語以外で占められた長編映画を対象としている[3]。1947年から1955年までのあいだAMPASはアメリカ合衆国内で公開された優れた外国語映画に対し、アカデミー名誉賞を贈っていた。その際には他の候補作品と競い合うという方式ではなく、アカデミー理事会の投票により受賞作のみが選出されていた[4]。この期間中、3本のイタリア映画に名誉賞が贈られた。1956年のアカデミー賞で非英語作品を対象とした外国語映画賞が導入され、以後常設されている[5]

2020年までに27本の映画がノミネートに至っており、そのうち10本が受賞している[6]。受賞10回という数は全世界で最多であり、またノミネート27回はフランスの34回に次いで2番目の多さである[7]。イタリアの監督では、フェデリコ・フェリーニヴィットリオ・デ・シーカが複数回受賞している。フェリーニは『』、『カビリアの夜』、『8 1/2』、『フェリーニのアマルコルド』で計4回外国語映画賞を受賞しており、これは史上最多である。また、この他に3本がイタリア代表として出品されているが、ノミネートには至っていない[8]。デ・シーカは『靴みがき (映画)』と『自転車泥棒』で名誉賞、『昨日・今日・明日』と『悲しみの青春』で外国語映画賞を受賞している。また『ああ結婚』がノミネートされた[9][10][11]
代表作

1956年よりAMPASは外国語映画賞を設置し、各国のその年最高の映画を招待している。外国語映画賞委員会はプロセスを監視し、すべての応募作品を評価する。その後、委員会は5つのノミネート作品を決定するために秘密投票を行う。外国語映画賞が設置される以前は、アメリカ合衆国で公開された外国語映画にアカデミー理事会が投票しており、各国が代表作を出品するという形式ではなかった。

以下は、イタリアの代表作品の一覧である。


(授賞式)日本語題出品時の英題原題監督結果
1947
(20回)靴みがき (映画)ShoeshineSciusciaヴィットリオ・デ・シーカ名誉賞受賞
1949
(第22回)自転車泥棒The Bicycle ThiefLadri di bicicletteヴィットリオ・デ・シーカ名誉賞受賞
1950
(第23回)鉄格子の彼方The Walls of MalapagaLe mura di Malapagaルネ・クレマン名誉賞受賞
1956
(第29回)La StradaLa stradaフェデリコ・フェリーニAcademy Award 外国語映画賞受賞
1957
(第30回)カビリアの夜Nights of CabiriaLe notti di Cabiriaフェデリコ・フェリーニAcademy Award 外国語映画賞受賞
1958
(第31回)いつもの見知らぬ男たちBig Deal on Madonna StreetI soliti ignotiマリオ・モニチェリnom ノミネート


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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