アカテツ科
サポジラ(Manilkara zapota)
分類(APG IV)
アカテツ科(アカテツか、赤鉄科、学名:Sapotaceae)は双子葉植物の科で、65属(35-75属:分類には諸説あり)、800種ほどからなる。クロンキスト体系ではカキノキ目に分類される。 世界の熱帯・亜熱帯に分布する常緑木本。日本では、アカテツ属のアカテツとその変種コバノアカテツが南西諸島・小笠原諸島にあり、また小笠原諸島固有種ムニンノキがある。 葉は単葉でらせん状に配列する。花は両性花、子房上位。果実は液果。 乳液を含み、これから得られる樹脂が利用される。産業上は、グッタペルカの原料とするグッタペルカノキや、チューインガムの材料チクルを採るサポジラが重要。またサポジラ、スターアップルをはじめとする、熱帯で利用される果樹も多数ある。種子には油脂が含まれ、モロッコの南西部で多く見られる アルガンノキの種子からは、食用・化粧用のアルガン油が採取され利用されている[1]。ほかに西アフリカに生育するモアビ、マコレ ムクルングモアビ 分類情報は Govaerts et al. (2019) による。
特徴
利用
主な属
スターアップルチウリ
ヒメカイニットアフリカスターアップル
イリッペマサランデューバ
ミサキノハナインドガッタパーチャ
スンデノキアカテツ
アビウアルガンノキ
ミラクルフルーツマコレ
シアーバターノキ
Autranella
ムクルング(ガボン・コンゴ共和国・コンゴ民主共和国での名称: mukulungu)A. congolensis - 1属1種[3]。
Baillonella
モアビ(ガボンおよびコンゴでの名称: moabi)B. toxisperma(シノニム: Mimusops djave)- 1属1種[3]。