アカザ科
アカザ(シロザ、Chenopodium album)
分類
アカザ科 (Chenopodiaceae) は古いクロンキスト体系などにおける被子植物の科の一つ。大部分が草本で、乾燥地や海岸に産するものが多く、塩生植物(アッケシソウなど)もある。現行のAPG植物分類体系ではヒユ科のアカザ亜科が設けられている。
特徴(赤紫色の色素)を含み、またベタイン(グリシンベタイン:特殊なアミノ酸で耐塩性にも関係する)を多く含むものも多い。
この科は多くの植物分類学者が独立の科として扱っているが、2003年のAPGII分類体系(1998年のAPG分類体系と変更なく)では認められていない。APGではヒユ科の中に含まれる。
およそ100属1400種(日本には6属10数種)がアカザ科に含まれる。 食用の種にはキヌア、カニーワ(kaniwa, 英語版
栽培種
日本ではとんぶり(ホウキギの種子)やオカヒジキが食用にされる。
主な属アッケシソウホウレンソウフダンソウ
ハマアカザ属 Atriplex - ミヤコジマハマアカザ
フダンソウ属 Beta - テンサイ、テーブルビート、フダンソウ
アカザ属 Chenopodium - キヌア、カニーワ、シロザ、アカザ、アリタソウ
Halogeton
Halosarcia
ホウキギ属 Kochia - ホウキギ
アッケシソウ属 Salicornia - アッケシソウ、カブダチアッケシソウ
オカヒジキ属 Salsola - オカヒジキ、タンブル・ウィード、ホソバオカヒジキ
Sarcocornia
ホウレンソウ属 Spinacia - ホウレンソウ
マツナ属 Suaeda - ハママツナ(ヒジキアカザ)
典拠管理データベース: 国立図書館
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