カラスバト
アカガシラカラスバト
Columba janthina nitens
保全状況評価
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
カラスバト(烏鳩、Columba janthina)は、ハト目ハト科カワラバト属に分類される鳥類。 中華人民共和国(山東省)、大韓民国、日本(本州中部以南、四国、九州、伊豆諸島、隠岐、沖縄諸島、五島列島、薩南諸島) 日本(小笠原諸島、火山列島)固有亜種 日本(先島諸島)固有亜種 全長40cm。頭部は小型。尾羽はやや長い。全身は光沢のある黒い羽毛で被われる。 上嘴を覆う肉質(蝋膜)は小型。嘴の先端は淡黄色。後肢の色彩は赤い。 頭部は黒い羽毛で被われる。嘴の色彩は淡青色や暗青色。 頭部は赤紫色の羽毛で被われる。嘴の色彩は黒い。 海岸や島嶼にある常緑広葉樹林に生息する。ゆっくりとした飛翔と滑空を繰り返しながら飛翔する。 食性は植物食傾向の強い雑食で、果実(クロガネモチ、ツバキなど)、花、ミミズなどを食べる。地表でも樹上でも採食を行う。 繁殖形態は卵生。樹上や岩の上、樹洞などに木の枝を組み合わせた巣を作り、2-9月に1回に1個の卵を産む。 開発や人為的に移入されたヤギによる生息地の破壊、人為的に移入されたネコ、ネズミなどによる捕食などにより生息数は減少している。1969年に亜種アカガシラカラスバトが、1971年に種として国の天然記念物、1993年に種の保存法施行に伴い亜種アカガシラカラスバトと亜種ヨナクニカラスバトが国内希少野生動植物種に指定されている。 小笠原諸島の父島、母島では希少生物を食害するノネコを減らす対策が行われ、一時は数十羽に減ったアカガシラカラスバトの生息数が、小笠原諸島全体で最大1000羽程度に回復したと推測されている[1]。 C. j. nitens アカガシラカラスバト 絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト) C. j. stejnegeri ヨナクニカラスバト 絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) C. j. janthina カラスバト 準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)
目次
1 分布
2 形態
3 分類
4 生態
5 人間との関係
6 脚注・出典
7 参考文献
8 関連項目
9 外部リンク
分布
C. j. janthina カラスバト
C. j. nitens アカガシラカラスバト
C. j. stejnegeri ヨナクニカラスバト
形態
C. j. janthina カラスバト
C. j. nitens アカガシラカラスバト
分類
Columba janthina janthina Temminck, 1830 カラスバト
Columba janthina nitens アカガシラカラスバト
Columba janthina stejnegeri ヨナクニカラスバト
生態
人間との関係
脚注・出典^ 【チェック】はばたけ幻のハト/小笠原の絶滅危惧種/天敵ノネコ捕獲 1000羽まで復活
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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