アカオネッタイチョウ
アカオネッタイチョウ Phaethon rubricauda
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
アカオネッタイチョウ(赤尾熱帯鳥[4]、Phaethon rubricauda)は、ネッタイチョウ属に分類される鳥の一種である。 日本では北硫黄島、西之島、南鳥島、南硫黄島で繁殖例がある[5]。小笠原諸島や仲御神島に飛来し、本州沿岸部でも観察例がある[4]。 全長90 - 105センチメートル[4]。尾羽を除いた全長は約46センチメートル[6]。全身は白い[4]。眼の周囲や、尾羽基部の下面を被う羽毛(下尾筒)に黒い斑紋が入る[4]。中央の尾羽2枚は赤い[5]。種小名rubricaudaは「赤い尾の」の意。 嘴の色彩は赤い[4]。趾の色彩は黒い[4]。 以下の亜種の分類・分布は、IOC World Bird List (v10.1)に従う[2]。 2012年の日本産鳥類目録 改訂第7版では、ミクロネシアや硫黄列島・ハワイ諸島で繁殖する亜種として亜種アカオネッタイチョウP. r. rothschildiを掲載している[3]。一方で2020年の時点でIOC World Bird Listでは、この亜種を認めていない[2]。 トビウオ類などの魚類、アカイカ類などの軟体動物などを食べる[5][7]。
分布
形態
分類
Phaethon rubricauda rubricauda Boddaert, 1783
インド洋西部
Phaethon rubricauda melanorhynchos Gmelin, 1789
太平洋南部・中部・西部
Phaethon rubricauda roseotinctus (Mathews, 1926)
太平洋南西部
Phaethon rubricauda westralis Mathews, 1912
インド洋東部
生態
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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