アウトレイジ_ビヨンド
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この記事には暴力的または猟奇的な記述・表現が含まれています。免責事項もお読みください。

アウトレイジ ビヨンド
Beyond Outrage
監督北野武
脚本北野武
製作森昌行
吉田多喜男
製作総指揮北野武
出演者ビートたけし
西田敏行
三浦友和
加瀬亮
中野英雄
松重豊
小日向文世
高橋克典
桐谷健太
新井浩文
塩見三省
中尾彬
神山繁
音楽鈴木慶一
撮影柳島克己
編集北野武
太田義則
製作会社「アウトレイジ ビヨンド」製作委員会
オフィス北野
配給 ワーナー・ブラザース映画
マグノリア・ピクチャーズ
公開 2012年9月3日(VIFF
2012年10月6日
2014年1月3日
上映時間112分
製作国 日本
言語日本語
興行収入14.5億円[1]
前作アウトレイジ
次作アウトレイジ 最終章
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『アウトレイジ ビヨンド』(英語: OUTRAGE BEYOND、邦題: Beyond Outrage)は、2012年10月6日に公開された日本の映画作品

アウトレイジシリーズ2作目。北野武脚本監督製作総指揮オフィス北野(現:TAP)製作。キャッチコピーは「全員悪人 完結。」「一番悪い奴は誰だ?」。

第69回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門正式出品。R15+指定
概要

ヤクザ抗争を描いた2010年公開の『アウトレイジ』の二作目で前作の続編映画である。北野武監督作品では初の続編映画である。

監督および主演は北野武(ビートたけし)。三浦友和、加瀬亮、小日向文世ら前作キャストに加え、西田敏行、松重豊、高橋克典、桐谷健太、新井浩文などを起用している。

監督のたけしは『笑っていいとも!』への出演[2]のほか、自身のレギュラー番組を含め各番組で積極的な宣伝活動を行った。

丸の内TOEI2渋谷TOEI2新宿バルト9新宿ピカデリー他、全国225スクリーンで公開され、2012年10月6、7、8日の初日3日間で3億9,528万7,800円、動員29万4,485人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となった[3]。これは北野映画史上初となる。
あらすじ

前作から5年。関東最大の暴力団・山王会は二代目会長となった加藤稔(三浦友和)と、若頭にまで成り上がった元大友組の金庫番・石原秀人(加瀬亮)による新体制の下、今や国政に影響力を及ぼすほどの勢力を政官界に拡大していた[4]マル暴・山本(貴山侑哉)が山王会によって女性との心中に見せかけて殺害され、山王会のさらなる勢力拡大を危惧した警察当局は、山本の前任者であり、暴力団と太いパイプを持つ悪徳マル暴・片岡(小日向文世)を暴力団対策の最前線に復帰させた。片岡は、加藤・石原による新体制に不満を覚える山王会の古参幹部と、関西を拠点とする巨大暴力団・花菱会を利用する計画を立てる。山王会古参幹部の富田(中尾彬)と、花菱会若頭・西野一雄(西田敏行)が兄弟分であることから計画は成功するかに見えたが、実は山王会と花菱会は既に協力関係にあったため、花菱会からの密告によって、富田は山王会本部内で加藤と石原の命令を受けた舟木昌志(田中哲司)に射殺される。黒幕である片岡も後がなくなり、彼らに恨みを持つ大友(ビートたけし)を利用することを思い立つ。

前作で、刑務所内で木村(中野英雄)に刺されて死んだとされていた大友は実は生きており、片岡は大友を利用すべく、刑務所を仮出所させる。だが、大友はヤクザの世界に身を置くつもりはなく、旧知の在日韓国人で日韓フィクサー・張大成会長(金田時男)の下で平穏な生活を送り始める。

片岡は、刑務所から出所後にバッティングセンターを経営し、カタギとなっていた木村を利用することにした。木村を大友と和解させた上で「本当の敵は山王会」だと伝え、復讐心を焚き付ける。木村は子分である嶋(桐谷健太)と小野(新井浩文)に対して大友を守るように命令する。片岡の計画への協力を渋る大友に対し、片岡は復讐を恐れる石原から大友が命を狙われる状況を作り出し、大友はビルのエレベーター内で襲撃されて重傷を負う。嶋と小野は大友を守りきれなかったことに責任を感じ、加藤を殺そうと山王会に殴り込みをかけるものの、舟木たちに捕らえられた挙句リンチされ、惨殺されてしまう。子分を殺された木村は勿論の事、親しい人間を殺された大友は、ここに至って片岡の計画に乗ることを決める。

まず、木村が花菱会の若頭・中田勝久(塩見三省)と親交があった事から、二人は花菱会会長の布施(神山繁)より会長の盃を貰い、抗争の援助を得るべく、花菱会の幹部会に向かう。やってきた大友と木村に対し、西野と中田は優位に立とうとして、怒鳴り声を浴びせてわざと喧嘩を売る。対する大友も一歩も引かず、場は怒号が飛び交う一触即発の状態となるが、木村がケジメをつけるために自分の指を噛みちぎって場を収める。大友と木村の覚悟を確認した花菱会は、2人なら山王会を倒せると考え、非公式の助力を決める。

大友は先代会長・関内(北村総一朗/本作では写真のみの出演)の死の真相を探るために、関内殺しの事実を口止めする対価として加藤によって引き上げられ、組織内で出世を果たした山王会幹部・舟木を拉致。彼を拷問して加藤の「親殺し」(=会長の関内殺害)を自白させ、ICレコーダーに録音する。布施は、加藤にこの証拠を突きつけ、石原が情報提供したことをほのめかしたため、加藤は疑心暗鬼に陥る。

一方、岡本(菅田俊)を始めとする部下達を次々と殺されてパニックに陥った石原は、木村が未だに大友を恨んでいると考え、木村を抱き込んで大友を殺害しようとするが、逆に木村に部下達を殺害され捕まってしまう。ようやく石原と対面を果たした大友はピッチングマシンの前に椅子に縛った石原を置き、ピッチングを与え続ける拷問で殺害する。

さらに舟木の証言音声のCDが、山王会の幹部達にも送られたため、「親殺し」が知れ渡り、残った側近達も殺された加藤は最早力を失い、最後は花菱会の立ち会いで山王会と木村組の手打ちが決まった。加藤は引退に追い込まれ、古参幹部だった白山広(名高達男)が山王会三代目会長に、五味英二郎(光石研)が同じく三代目若頭に就任し、事実上山王会は花菱会の影響下に入った。

木村は自分の組に大友を誘うが、大友はヤクザの世界に戻るつもりはなかったため、すべての手柄を木村に譲った。花菱会も木村に対して、大友との関係を断つように命令したため、大友は張会長の下に戻り、韓国へと消える。数日後、大友は密かに日本に帰国すると、張会長の腹心である李(白竜)と協力してパチンコ店で待ち伏せし、一人寂しくパチンコを打つ日々を送る加藤をナイフで刺殺し、山王会への復讐を完了させる。

一方、警察では山王会の代わりに花菱会が台頭しただけだとして、片岡の責任が追及され始めていた。片岡は花菱会と木村の不安定な関係を利用し、再度大友を巻き込んで花菱会の力を削ごうとする。片岡は、加藤殺しを口実に木村組の組員を逮捕して事務所を手薄状態にした上で、加藤の元部下(四方堂亘)をリーダーとした数名をけしかけ、木村を殺害させる。さらに片岡は「大友が木村を殺害した」という噂を流しつつ、大友には「花菱会が木村を殺した」と吹き込む。片岡は木村の葬儀に現れた大友に、参列者の花菱会幹部らを襲撃するための拳銃を渡したが、全てを見抜いていた大友は片岡に向けて引金を引き、自らの手で葬り去る。


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