アウディ・R10 TDIネッカーズルムのアウディフォーラムに展示されるR10 TDI
カテゴリースポーツカー -
ル・マン・プロトタイプ
出走
回数優勝
回数ポール
ポジションファステスト
ラップ
48361213
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アウディ・R10 TDIとは、ドイツの自動車メーカーアウディがル・マン24時間レースへの参戦を目的に、R8の後継として開発した、耐久レース専用のプロトタイプレーシングカーである。
TDI (Turbocharged Direct Injection) とはフォルクスワーゲングループの直噴式ターボディーゼルエンジンの技術名称である[2]。
目次
1 概要
2 機構・スタイル
3 特徴
3.1 ル・マン24時間レースにおけるディーゼルエンジン
4 ル・マン24時間レースでの戦績
4.1 2006年
4.2 2007年
4.3 2008年
5 参照
6 関連項目
7 外部リンク
2005年12月13日(中央ヨーロッパ時間)に発表され、2006年に初参戦した。 R10プロジェクトはアウディ・レーシングの中でももっとも高額なプロジェクトの1つであり、アウディはこのプロジェクトのために年間1500万ドルを費やした。 R8と同様、開発及びチーム運営にヨースト・レーシングが係わっている。また、車両製作にはダラーラが携わっている。 2006年のル・マン24時間レースにて、ディーゼルエンジン車初の総合優勝を果たした。 2008年のル・マンには燃料にシェルのバイオフューエルを用いた、R10 TDIプロトタイプにて参戦した。こちらは、リアが2段ウィングであることが特徴である。レギュレーションをすり抜けての投入だが、プジョー・908に対抗するにはもはや限界であり、後継モデルであるR15を開発するきっかけとなった。 2009年のル・マンとル・マン・シリーズより、後継のV10ディーゼルエンジンを搭載したアウディ・R15 TDIが投入され、アメリカン・ル・マン・シリーズ (ALMS) 開幕戦であるセブリング12時間レースにてデビューウィンを果たした。 エンジンは、5.5リッターの水冷V型12気筒(バンク角90度)ディーゼルエンジンにアルミニウム製のツインターボで過給を施したレイアウトで、ディーゼルエンジンの搭載はほぼ初の試みであった。 φ39.9mmのエア・リストリクターを2個装着し、レギュレーションぎりぎりの2.93barの過給圧をかけた状態で公称522kW(700馬力)、1,200Nmを発生させる(最初期は485kW、1,100Nm)。このため、アウディは普通のシャシーダイナモではなく、F1用のものを強化して測定したほどだった。
概要
機構・スタイル
特徴5.5リッターV型12気筒ディーゼルエンジン