アウェイク ?引き裂かれた現実
ジャンル刑事ドラマ
ミステリ
心理サスペンス
アクション・スリラー
企画カイル・キレン
『アウェイク ?引き裂かれた現実』(原題: Awake )は、アメリカ合衆国のテレビドラマ。2つの現実(または夢)の間を行き来する刑事の活躍を描くサスペンス・ドラマである。
NBC系列で、2012年3月1日から同5月24日まで放送された[1][3][4]。1シーズン(全13話)限りで終了[1]。平均視聴者数は、約507万人[5]。
日本では、FOXチャンネルにて、6月11日より放送開始[6][7]。 企画・原案および脚本はカイル・キレン
概要
製作陣
主演のジェイソン・アイザックスも製作に参加[9]。アイザックスは当初、出演依頼を断るつもりでいたが、いったん脚本を読み出したら止まらなくなり、絶対参加しなければならないという気持ちになったという[9]。「要するに、ストーリーの続きを知りたいから仕事を引き受けた」ということである[9]。そして、プロデューサーとしてキャスティングやストーリー作りにも参加した[10]。 ロサンゼルス市警察のマイケル・ブリテン刑事が、妻と息子とともに交通事故に遭って以来、2つの異なる’現実’(?)の間を行き来するようになる。片方の世界では妻が生きていて息子が死んでおり、もう片方の世界ではその逆になっているが、マイケル自身には、どちらが現実で、どちらが夢なのかが判別できない。この基本設定は、毎回のオープニング映像で繰り返される[11]。 マイケルはそれぞれの世界での事件捜査にあたりながら、息子を亡くした妻、あるいは母を亡くした息子との未来を築こうとする。 マイケルは自分自身の混乱を最小限に抑えるため、片方の世界では赤いリストバンド、もう片方の世界では緑色のリストバンドを着けている。なお、製作スタッフも、それぞれの世界を区別できるよう、あらすじを赤と緑のインクで書き分けていた[11]。また、視聴者にもわかりやすいよう、2つの世界では画面のトーンが「赤」「緑」に色分けされているが、これはパイロット版を監督したデヴィッド・スレイドが取り入れたスタイルである[11]。 本記事では便宜上、2つの世界を「赤の世界」「緑の世界」とする[12]。 アメリカ以外の国での放送は、アメリカでの打ち切りが決まった後になるが、「すでに打ち切られている番組をこれから見始める価値があるのか?」と思うかもしれない視聴者に対し、原案・脚本・製作総指揮のカイル・キレンは、次のように語った[14]。 三部作小説の第1部がこれから出版されると仮定して、「第1部だけでも話がまとまっていて、すごく面白い内容かもしれないし、良いストーリーが詰まっているかもしれないけど、続きが出ないことがわかっているから、読むつもりはない」と言ってしまうのは、利にかなわないことに思えます。本作の第1シーズンには、とても良い要素がいくつか含まれていて、1つの番組として成り立っているので、見る価値があるでしょう。
基本設定と演出
製作と放送
パイロット版の撮影は2011年3月に行われた[10]。
キャストが具体的な放送日程を知らされたのは、放送開始の約1ヶ月前である。
本作のCMは、ちょうどNBCの持ち回りだった『第46回スーパーボウル』(2012年2月5日開催)でも流された[10]。
撮影終了は2012年2月末[13]。
2012年3月1日、放送開始。
他国の視聴者に対するメッセージ