この項目では、映画について説明しています。その他の用法については「I, Robot」をご覧ください。
アイ,ロボット
I, Robot
監督アレックス・プロヤス
脚本アキヴァ・ゴールズマン
ジェフ・ヴィンター
『アイ,ロボット』(原題:I, Robot)は、2004年のアメリカのSF映画。アレックス・プロヤスが監督を務めた
原作はアイザック・アシモフの短編集『われはロボット』であるが、実際には脚本家のジェフ・ヴィンターのオリジナル脚本であるロボットが殺人を犯すミステリー作品『ハードワイヤー』のシナリオである。そのシナリオを、監督のアレックス・プロヤスがロボット工学三原則が登場するため『われはロボット』の映画化権を獲得するにあたり、『われはロボット』そのものを映画化しようとして、本作が作成された[3]。
原作と同じなのは後半のロボットの叛乱とカルヴィンの名前や企業名だけで、「ロボット嫌いの刑事が三原則が破られた事件に挑む」というコンセプトは、むしろ同じアシモフのロボット長編『鋼鉄都市』に近い。
劇中に登場する車にはタイヤがボール型となっている。これはアレックス・プロヤス本人によるデザインである。主人公の乗るアウディRSQ(アウディが20世紀フォックスと合同でデザインしたコンセプトカー。市販はされていない)も同じくタイヤがボール型になっているが、現実に展示されたものは内側に通常のタイヤがついたものとなっている。ただし、劇中主人公が乗るオートバイは実在のMV Agusta F4 SPRである。
アシモフの原典に登場するロボットメーカーの名は「U.S.ロボット&機械人間社(U.S. Robots and Mechanical Men, Inc.)」または通称「U.S.ロボット(U.S. Robots)」だが、映画に登場するのは「U.S.ロボティクス(U.S. Robotics)」である。