アイ・オー・データ機器
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株式会社アイ・オー・データ機器
I-O DATA DEVICE, INC.

本社
種類株式会社
市場情報東証スタンダード 6916
1991年3月28日 - 2022年6月16日
略称I-O DATA
本社所在地 日本
920-8512
石川県金沢市桜田町三丁目10番地
設立1976年昭和51年)1月10日
業種電気機器
法人番号5220001000575
事業内容PC周辺機器の開発・製造・販売
代表者細野 昭雄代表取締役会長
M田 尚則(代表取締役社長
資本金35億88百万円
発行済株式総数1483万9349株
売上高連結:566億33百万円
単独:519億14百万円
(2021年6月期)
営業利益連結:13億38百万円
単独:12億12百万円
(2021年6月期)
経常利益連結:18億50百万円
単独:16億91百万円
(2021年6月期)
純利益連結:13億80百万円
単独:12億94百万円
(2021年6月期)
純資産連結:290億53百万円
単独:276億25百万円
(2021年6月30日現在)
総資産連結:427億89百万円
単独:389億86百万円
(2021年6月30日現在)
従業員数連結:555名 単独:508名
(2021年6月30日現在)
決算期6月30日
主要株主(株)AHC 74.90%
(公財)I-O DATA財団 15.43%
(2022年4月4日現在)
外部リンクhttps://www.iodata.jp/
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株式会社アイ・オー・データ機器(アイ・オー・データきき、: I-O DATA DEVICE, INC.)は、石川県金沢市に本社を置く精密機器メーカー。主にコンピュータ周辺機器を製造・販売する。その創業時期は、日本のパーソナルコンピュータの黎明期にもあたり、周辺機器メーカーとしては老舗といえる。

コーポレートメッセージは「進化する明日へ Continue thinking」。
社名

社名は「アイ・オー・データ機器」であるが、コーポレートロゴは「I-O DATA」であるため、「アイ・オー・データ[1]」「アイ・オー[2]」などの略称も使われる。

社名の「アイ・オー」(I-O)とはそれぞれデータ入力(input)の「I」、出力(output)の「O」に由来しているが、入出力を「I/O」と記述するため、「I/O DATA」や「IO DATA」などと誤記される場合がある。
概要

1976年に、創業者である細野昭雄の自宅ガレージにて創業。最初の仕事は福井県の繊維業者から発注された「オンライン織布工場管理システム」であった[3]

一般にはシャープ日本電気(NEC)の8ビットパソコンに対応した外部記憶装置、周辺機器の開発などから注目を浴びるようになり、HDDMOCD-RWDVD-RAMドライブなどのストレージ機器やIDESCSIUSBなどのインターフェース部品、メモリーに比較的強い。また、NECのPC-9800シリーズが市場から姿を消した後も、長期に亘り対応機器を発売し続けたことでも知られる。PCメーカー各社の純正パーツのOEM、設計も行っている。

かつてのマスコットは、三角帽をかぶった「マルチ君」と「メディアちゃん」。店頭のデモンストレーションや、カタログ、ローカルCMで姿を見ることが出来た。マルチメディアという言葉が持て囃されていたMicrosoft Windows 3.1から95の頃に活躍していた。その後森井ケンシロウによって描かれる、女子大学生のアイちゃんと、猫のオデッタを中心としたキャラクター群が公式キャラクターとなり、製品の活用例や、紹介が4コマ漫画やアニメーションとして掲載されていた。IODATAチャンネルで公開されている動画にも動画などがあり、主に台詞は噴出しで表記されていたが、音声入り動画ではオデッタを原田ひとみ、アイちゃんを平田真菜が演じていた。

1999年(平成11年)には釈由美子を起用したMP3プレーヤーとしてHyperHydeのCMも放映されていた。

2002年(平成14年)以降、更なる成長を目指しRec-ON、Rec-POTなどのハードディスクレコーダーや液晶テレビ、地上デジタル放送対応チューナーなど家電分野への進出も積極的である。

2010年(平成22年)2月1日には同業のバッファローの親会社であるメルコホールディングスデジオンと一般社団法人デジタルライフ推進協会を設立しパソコン周辺機器メーカーの立場から家電分野への影響力強化を狙っている。

2013年からは、スマートフォンを意識した製品が増え、PC向け以外の製品の開発や販売が増えている。

2013年(平成25年)1月、経営環境悪化を理由に80名の希望退職を募集。同社としては初めてのことであり、その規模は全従業員数の約14%に相当する[4]。最終的に121名の削減が発表されている[5]

2013年(平成25年)6月、コーポレートロゴ(CI)のリニューアルを発表。創業以来用いられてきた青の長方形に白抜きのI-O DATAと描かれたロゴに対し、新しいロゴでは、フォントは丸くなり、文字色が紺、ハイフンに該当する部分がひし形で紫になっているほか、コーポレートメッセージである「進化する明日へ Continue thinking」が掲げられた。実際のロゴでは、コーポレートメッセージの位置や有無はレイアウトによって異なる。従来ロゴに対し、外枠を取り払い、丸みを帯びた字体には、顧客を含むすべての利害関係者との間に垣根の無い身近な存在であり、既存の枠組みに囚われることなく柔軟に進化し続ける企業でありたいという表現、ひし形になったIとOの間のシンボルは「心」をモチーフに、顧客のお客様の声に耳を傾け、それに応える製品作り(O:アウトプット)を行うための技術とアイデアを磨き続ける創業精神を示している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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