アイ・アム・キューブリック!
Colour Me Kubrick:
A True...ish Story
監督ブライアン・クック
『アイ・アム・キューブリック!』(Colour Me Kubrick: A True...ish Story)は、2005年のイギリス・フランスの犯罪コメディ映画。監督はブライアン・クック(英語版)、主演はジョン・マルコヴィッチ。1990年代のイギリスで映画監督スタンリー・キューブリックになりすました実在の詐欺師アラン・コンウェイ(英語版)を描いている。
2005年10月6日にディナール英国映画祭(フランス語版)にて初公開された[2]。日本では劇場未公開だが、2011年6月24日にDVDが発売された[3]他、WOWOWで放送された[4]。
サウンドトラックにはロック・ミュージシャンのブライアン・アダムスが加わっている。 1990年代のイギリス。詐欺師のアランは、有名な映画監督スタンリー・キューブリックになりすまし、自分の次の映画に使ってやるなどと騙して、食事や酒をおごらせ、巧みに金を巻き上げて暮らしていた。元々映画には詳しくないので、キューブリックの映画について問いつめられるとすぐにボロが出るのだが、それでも騙された方が恥と感じて訴え出ることがほとんどなかったため、アランの詐欺行為は徐々にエスカレートして行く。 そんな詐欺行為の数々は、アランが偽者であることを確認したニューヨーク・タイムズの劇評家フランク・リッチの記事によって白日の下にさらされる。するとアランは精神を病んだふりをして逮捕を免れ、精神病院に入院する。病院でも巧みな演技で主治医を騙し、遂にはセレブ御用達の「リミニ・クリニック」に送られることになる。 その後、アランは起訴を免れ自宅に戻り、1998年12月に心臓発作で死亡。その3ヶ月後にキューブリックも亡くなる。
ストーリー
キャスト
アラン・コンウェイ(英語版
リー・プラット: ジム・デヴィッドソン(英語版) - 歌手(ラウンジ・シンガー)。
メルヴィン: ジェームズ・ドレイファス - ゲイの看護師。アランとリーを引き合わせる。
ノーマン: テレンス・リグビイ - リーのマネージャ。
ピアース: マーク・アンバース(英語版) - 元男娼。アランの詐欺行為を本物のキューブリックに伝えようとする。
シリル: ピーター・ボウルズ(英語版) - キャッスル・モナ・ホテルの支配人。
フランク・リッチ(英語版): ウィリアム・フットキンス - ニューヨーク・タイムズの劇評家。
アレックス・ウィッチェル: マリサ・ベレンソン - フランクの妻。アランが偽者であることをフランクと共に確認。
ルパート・ロッドナイト: ルーク・マブリー - アランに騙されたファッションデザイナー。
ショーン: ブライアン・ディック - アランの部屋の居候。異性愛者。がさつ。
ミセス・ヴィタリ: リンダ・バロン - リーの熱烈なファン。
ステュークリー医師: アイーシャー・ダルカール(英語版) - アランの主治医。