アイワ
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この項目では、AV機器のブランドおよびメーカーについて説明しています。愛知県の電気工事会社については「アイワ電設開発」をご覧ください。
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アイワ
aiwa
種類家電機器
所持会社十和田オーディオ
使用会社 アイワ(2代目法人)
AIWA Electronics International
使用開始国 日本
主要使用国全世界
使用開始1951年
関連ブランドエクセリア
シュトラッサー
旧使用会社 アイワ(初代法人)→ソニー(現・ソニーグループ
Hale Devices
登録商標 日本
ウェブサイトhttps://jp-aiwa.net/
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アイワ(aiwa)は、オーディオ・ビジュアル(AV)機器をはじめとする家電機器ブランドである。現在の法人は十和田オーディオの子会社である。グローバル事業本部を有するAIWA Electronics Internationalの本社所在地は台北市[1][2]。一時、別の米国企業による製品展開も行われていたが、現在は統合されている。

歴史上の源流となる初代法人の創立から現在の2代目法人への事業継承までは、複雑な変遷をたどっており、本項ではこれらを時系列で解説する。
社歴

アイワ株式会社(: AIWA CO., LTD.・初代)は、かつて同ブランドのオーディオ機器を製造していた企業(後述)。1969年昭和44年)に業績不振によりソニー(現・ソニーグループ)のグループ会社となった。再度の業績不振で2002年平成14年)12月1日にソニーに吸収合併され、アイワはソニーの1ブランドとなり、2008年(平成20年)に終息した。

2015年にアメリカでアイワブランドが復活(後述)。2017年4月11日に北米・南米以外のほぼ全世界でアイワの商標使用権を取得した十和田オーディオが日本で新たにアイワ株式会社(英: AIWA CO., LTD.・2代目)を設立し[3]、同年12月にCDラジカセ等を発売[4]

2019年1月現在はCDラジカセ・CDラジオデジタルレコーダー・液晶テレビ・短波ラジオ(ワールドバンドレシーバー)などを販売し、今後もBluetoothスピーカーの発売ほか、順次ラインナップを拡大[5]

「アイワ」の語はアラビア語エジプト方言で"yes"(はい)の意味で、エジプトなど中東一部地域でソニーよりも知名度が高い[5]中国語では「??」や「愛華」[注 1]と表記する。中国を愛するの意味も含み、ヘッドホンステレオなどが中国大陸で人気が高かった。

安価でありながら基本性能を抑えた堅実なものづくりで、学生や低所得層に人気があり、アジアで市場占有率が高かった。2008年にブランドは終息するが、2015年から一部海外で、2017年から国内を中心として、段階的に復活している。詳細は副節#ブランド復活#年表などを参照。
社史
アイワ株式会社(初代法人)

アイワ株式会社(初代法人)
AIWA CO., LTD.

種類株式会社
市場情報非上場
東証2部 6761
1961年10月2日 - 1975年5月
東証1部 6761
1975年5月 - 2002年9月24日
略称AIWA
本社所在地 日本
110-8710
東京都千代田区神田錦町3丁目26番
設立1951年(昭和26年)6月20日
(愛興電気産業株式会社)
業種電気機器
法人番号3010701034037
代表者大曽根幸三(会長)
森本昌義(社長)
資本金331億1,187万円
従業員数連結:1114人
決算期3月31日
主要株主ソニー 100%
関係する人物池尻光夫(創業者)
特記事項:2002年(平成14年)12月1日にソニーに吸収合併され解散。
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2017年 - (2期)2003年?2008年 マイクマーク付ロゴ(1968年頃)SDC-600(SONYデータコーダ)OEMモデルに付されたマイクマーク(1986年製)エクセリア(1987年 - 1991年)シュトラッサー(1988年 - 1991年)

1951年に愛興電気産業株式会社(あいこうでんきさんぎょう)として創立。「愛興」の意味は、創業者の池尻光夫(いけじりみつお)が、会社を興す以前から愛知県でマイクロフォンの製造を行っていたため、そこから「愛知県で興した事業」という意味をもつ社名にした。創業時より、愛興の「愛」を丸で囲んだマークを使用しており、そのマークを「愛輪(あいわ)」と呼んでいた事がブランド名の由来になり、その後1959年にブランド名のアイワを社名とした。ブランド名の「アイワ」には「愛と和(ラブ・アンド・ハーモニー)」の心で品質の優れた使いやすい商品を世界の人々に提供したいとの意味が込められている。その他のブランドとしてピュアオーディオ向けの「EXCELIA(エクセリア)」(1987年 - 1990年)とゼネラルオーディオ向けの「STRASSER(シュトラッサー)」(1988年 - 1991年)を展開していた。

1966年に日本初の国産コンパクトカセットレコーダ(TP-707P)を発売。高級オーディオも製造し、ヴェロシティマイクロホンなどはNHKに用いられた。BTS1級のDM68、国会で用いられたDM99等名機を生んだ。尤も、1991年9月に発売された最高級カセットデッキのXK-S9000は音質面でも優れ、ダイレクトドライブ(DD)式モーターを全く使用せず、キャプスタン専用・再生専用・早送り/巻戻し専用にそれぞれ独立したDCモーターを3基搭載し、0.018%という低ワウ・フラッターを達成した超高性能機種故に2020年代の今日でもかなり評価が高く、中古市場でも完動品、ジャンク品に関係なくかなり高い相場で取引されている。ドルビーC1981年)およびドルビーS1991年)といった各種次世代ドルビーノイズリダクションシステムドルビーHX PRO1982年)といった録音専用アクティブサーボバイアスシステムも世界で初めて搭載された[注 2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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