アイリッシュマン
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アイリッシュマン
The Irishman
監督
マーティン・スコセッシ
脚本スティーヴン・ザイリアン
原作チャールズ・ブラント
『アイリッシュマン』(早川書房
製作マーティン・スコセッシ
ジェーン・ローゼンタール
エマ・ティリンジャー・コスコフ
ロバート・デ・ニーロ
ガストン・パヴロヴィッチ
出演者ロバート・デ・ニーロ
アル・パチーノ
ジョー・ペシ
レイ・ロマーノ
ボビー・カナヴェイル
アンナ・パキン
スティーヴン・グレアム
ハーヴェイ・カイテル
音楽ロビー・ロバートソン
撮影ロドリゴ・プリエト
編集セルマ・スクーンメイカー
製作会社Netflix
シケリア・プロダクションズ
トライベッカ・プロダクションズ(英語版)
配給 Netflix
公開 2019年11月7日
上映時間210分[1]
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$159,000,000[2][3]
興行収入$6,500,000[4]
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『アイリッシュマン』(原題:The Irishman)は2019年に公開されたアメリカ合衆国伝記映画。監督はマーティン・スコセッシ、主演はロバート・デ・ニーロアル・パチーノ。本作はチャールズ・ブラントが2004年に発表した同名のノンフィクション作品を原作としている。

2019年11月1日にアメリカ合衆国内で限定的に劇場公開されたのち、2019年11月27日にNetflixで配信された[5]
あらすじ

物語は、今は老人ホームで過ごす車椅子の老人フランク・シーランが、マフィアのヒットマンとして自身が関わっていた1950年代から80年代のアメリカの裏社会について、1975年の出来事を度々挿入しながら回想するという形で進む。

1950年代、第二次世界大戦をイタリア戦線で過ごし、復員したシーランはフィラデルフィアにて食肉配達のトラック運転手として生計を立てていた[注 1]。ある日、シーランは地元マフィアに積荷の横流しを行う。すぐに発覚し、会社から訴えられてしまうが卸し先や共犯者の名は決して明かさず、組合の弁護士ビル・バファリーノの手腕で無罪の上に地位保全まで勝ち取る。裁判後にシーランは、ビルから従兄弟のラッセル・バファリーノを紹介されるが、それは少し前にシーランのトラックの不調を直してくれた通りがかりの人物でもあった。人当たりの良い紳士に見えるラッセルの正体はペンシルバニア州北東部を拠点とするイタリア系マフィアの大物であった。ラッセルに気に入られたシーランはみかじめ料の集金など彼の下で働き始める。ある一件からシーランは組織のヒットマンとしても活動し始め、先の大戦での経験を元に、ラッセルに命じられるままに組織の邪魔者を葬っていく。

一方、プライベートにおいてシーランは妻メアリーと離婚し、ラッセルの紹介で知り合った若いアイリーンと再婚する。先妻と合わせ4人の娘に恵まれ、ラッセルとも家族ぐるみの付き合いをするシーランであったが、娘であるペギーは何故かラッセルに懐かず、父シーランに対しても何でも過剰な暴力で解決しようとすることから恐れを抱き、心を閉ざすようになっていた。

ある日、シーランはラッセルから当時誰も知らぬ者はおらず、大統領に次ぐ権力者と評されたIBTの委員長ジミー・ホッファを紹介される。ライバル組合の対処などに苦慮していたホッファは、手際よく問題を「解決」するシーランを気に入り、シーランは彼のチーフ・ボディガードとして重用される。さらにシーランとホッファは家族ぐるみの付き合いを始め、ペギーはホッファにかなり懐く。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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