アイランズ_(キング・クリムゾンのアルバム)
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『アイランズ』
キング・クリムゾンスタジオ・アルバム
リリース1971年12月 (1971-12)
録音.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

1971年 (1971)

コマンド・スタジオ(ロンドン・ピカデリー)

ジャンルプログレッシブ・ロック
時間43分34秒
レーベル

アイランド・レコード

アトランティック・レコード

プロデュースキング・クリムゾン
専門評論家によるレビュー


Allmusic link

チャート最高順位

30位(イギリス)

76位(アメリカ)

キング・クリムゾン アルバム 年表



リザード

(1970年 (1970))


アイランズ

(1971年 (1971))


アースバウンド

(1972年 (1972))



ミュージックビデオ
「Sailors Tale」 - YouTube
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『アイランズ[注釈 1]』(英語: Islands)は、キング・クリムゾン1971年に発表したスタジオ・アルバム。通算4作目。
解説

1970年、キング・クリムゾンは、ロバート・フリップ(ギター、メロトロン)とピート・シンフィールド(作詞、照明)の2名のオリジナル・メンバーと、メル・コリンズ(サックス、フルート)、ゴードン・ハスケル(リード・ボーカル、ベース・ギター)、アンドリュー・マカロック(ドラムス)の新メンバー[注釈 2]、さらにジャズ・ピアニストのキース・ティペット[注釈 3]と彼のグループやジョン・アンダーソンらのゲストによって、サード・アルバム『リザード』を制作して12月に発表した。そして、オリジナル・メンバーによる1969年のアメリカ・ツアー以来となるライブ活動を行うために、アルバム発表直後にリハーサルを開始するが、その初日にハスケル、引き続いてマカロックが脱退してしまったので、新メンバーを探さなければならなくなった。

フリップは同年、ティペットが主催する60名を超える大編成ジャズ・バンドであるセンティピードのアルバム『セプトーバー・エナジー』のプロデューサーを務めた。その時に紹介されたボーカリストのボズ・バレルをキング・クリムゾンのオーディションに誘い、採用した。また、キース・エマーソンに推薦されたドラマーのイアン・ウォーレスをやはりオーディションの後に採用。ベーシストは適任者探しが難航し、ようやくスティーライ・スパンのリック・ケンプに決定したが、ライブ活動の為のリハーサルの直前に加入を断られてしまった。フリップ達はギターを弾けるバレルがベーシストを兼任する策を思いつき、フリップとウォーレスとが協力して彼にベース・ギターを教えることになった。その結果、フリップ(ギター、メロトロン)、バレル(リード・ボーカル、ベース・ギター)、コリンズ(サックス、フルート、メロトロン)、ウォーレス(ドラムス、バック・ボーカル)、シンフィールド(FOH・サウンド・エンジニアリング、VCS3・シンセサイザー、照明)の顔ぶれでライブ活動を開始。1971年4月にドイツのフランクフルトで4回のコンサート、5月から10月末までイギリス・ツアー、11月から約1か月間のアメリカ・カナダ・ツアーを行った。そして、7月からはライブ活動と並行して新アルバム『アイランズ』を制作した。

本作には女性オペラ歌手のポーリナ・ルーカス、前作に引き続き、キース・ティペット・グループのメンバー等がゲスト参加している。1曲目「フォーメンテラ・レディ」の初期セッションではベテランのジャズ・ピアニスト、ジュールス・ルーベンが参加したが音楽的に合わず、キース・ティペットに代わっている。

本作はイギリス・ツアーと並行して制作された。シンフィールドは制作状況の変化を指摘して、フリップと彼の細かい指示により厳しくコントロールされた前作『リザード』とは異なり、本作は「ギグとギグの合間にレコーディングを繰り返す為、反動で思いつくままに制作された」と述べている[1]

シンフィールドによる歌詞は、『オデュッセイア』の世界観から影響を受けた内容となっている。彼はジャケット・デザインも担当し、いて座三裂星雲の写真を使用したが、アメリカ盤の初回盤のジャケットでは、彼が描いた絵に差し替えられた[2]

「レターズ」は、デビュー当時の1969年、オリジナル・メンバーのライブで演奏されていた「ドロップ・イン」という曲を改作したもの[注釈 4]

本作のリリースから間もない1971年12月、シンフィールドがフリップにより解雇。年が明けて1972年1月のリハーサルでフリップと他の3名とが対立した結果、バンドの解散が決まった。所属事務所のEGからアメリカ・ツアーの契約が残っていると指摘されたので、契約履行の為のツアーを2月から始め、4月1日の終了と同時に解散した。ツアー中に3人はアレクシス・コーナーと意気投合して、アメリカに残ってコーナーの新しいバンド『スネイプ』に加入。フリップはイギリスに帰国してキング・クリムゾンの新メンバーを探し始めた。

本作発表と前後して行われたツアーの模様は、『アースバウンド』(1972年),『レディース・オブ・ザ・ロード』(2002年), "Sailors' Tales (1970?1972)"(2017年)などに収録された。
収録曲
SIDE ONE
フォーメンテラ・レディ - Formentera Lady (10:14)
Fripp, Sinfield

船乗りの話 - Sailor's Tale (7:21)Fripp

レターズ - The Letters (4:26)Fripp, Sinfield

SIDE TWO
レディース・オブ・ザ・ロード - Ladies of the Road (5:28)Fripp, Sinfield

プレリュード:かもめの歌 - Prelude: Song of the Gulls (4:14)Fripp

アイランズ - Islands (11:51)Fripp, Sinfield

参加ミュージシャン

ロバート・フリップ - ギターメロトロンハーモニウム

メル・コリンズ - サックスフルートバスフルート、バッキング・ボーカル

ボズ・バレル - ボーカルベース、振付け

イアン・ウォーレス - ドラムスパーカッション、バッキング・ボーカル

ピート・シンフィールド - 作詞、映像

ゲスト・ミュージシャン

キース・ティペット - ピアノ

マーク・チャリグ - コルネット

ハリー・ミラー - ダブルベース


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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