アイドル八犬伝ジャンルコマンド選択式アドベンチャー
対応機種ファミリーコンピュータ
開発元ナツメ
発売元トーワチキ
プロデューサーウルトラかんさい
禎清宏
シナリオ安藤尚彦
プログラマー大平浩
キャプテンつぼはち
吉川聡
音楽禎清宏
見里朝生
美術近藤ゆたか
人数1人用
メディア2メガビットロムカセット[1]
発売日.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}
1989年9月14日 (1989-09-14)
その他型式:TCC-I8
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『アイドル八犬伝』(あいどるはっけんでん)は、ナツメが開発し[2]、1989年9月14日にトーワチキから発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。ジャンルはアドベンチャーゲーム。 アイドルを目指すことになった少女「西園寺エリカ」が、持ち前の歌唱力を武器に、仲間達と共にエリカをイロモノタレントに引き込もうと企む「暗黒イロモノ軍団」と戦うコメディ仕立てのコマンド選択型アドベンチャーゲーム。 全5章仕立てで、章ごとにパスワードによる再開が可能。一部ゲームオーバーもあるが、直前の場面から何度でも復帰できる。コマンドの数は場面に応じて絞り込まれるため、無駄なコマンドを何度も繰り返す必要はあまりない。また、要所では仲間などからヒントが得られるため、ストーリー進行において行き詰ることはほとんどない。システム周りも同社の『東方見文録』(1988年)のシステムが流用されており、洗練されていてプレイしやすい。 この手のゲームにありがちなコマンド総当たりやミニゲームと言ったプレイ時間を引き伸ばす仕掛けがなく、ストーリーが軽快に進む反面、当時のゲームとして見ても、クリアまでの総時間は非常に短い。これは、上述の東方見文録のシステムを流用したことに加え、(当時としては)かなり大きいキャラグラフィックを使用した歌唱シーンを採り入れたことによる容量不足が要因である。またストーリーは一本道となっており、いわゆるバッドエンドは1パターンしか収録されていない。これも、企画段階では複数あったパターンが容量不足で削られてしまったためである。 「アイドル歌手」を目指すサクセスストーリーという設定を活かして劇中歌も度々登場し、時に謎解きのヒントにもなるという仕組みになっている。ただしハードの性能上ボーカル入りではなく、内蔵音源によるBGMに合わせて字幕が表示されるのみである。 なお、8人の人間が仲間同士になる、という点以外に『南総里見八犬伝』(1814年)とは何の関係もない。 主題歌の「きみはホエホエむすめ」が『ファミソン8BIT』で桃井はるこに歌唱されたり[3]、24年を経てカラオケ配信されるなど、作品性も含めて時間を経てから評価が高まっていった[4]。 続編の話は何度かあったものの制作には至っていない。原案と脚本を担当した安藤君平はPC-98で発売された『地球防衛少女イコちゃん UFO大作戦』が『アイドル八犬伝』の発展させ、その延長線上につくられたと語っている[4]。 寿命の訪れを悟った日本有数の大財閥・西園寺家の長老トミコは、3人の孫を呼び寄せ、3ヶ月で最も自分の名を上げる仕事をしたものに遺産を譲ると宣言。優秀な姉2人と比べて何のとりえもない末っ子エリカは、謎の占い師真実イチロウのお告げに従い、唯一の特技である大好きな歌を武器にスーパーアイドルへの道を目指すことになった。そして目標達成の支えになってくれる仲間『八犬士』を探すことに……。 主人公エリカを中心とした8人の少女・女性たちの総称。
概要
ストーリー
登場人物
八犬士
西園寺エリカ(さいおんじ -)
本作の主人公で大財閥「西園寺家」の三女。なんのとりえも無いみそッカスだが歌うことが何より大好き。乳母のミホと真実イチロウの後押しを受け、スーパーアイドルを目指すべく、仲間たちを求めて旅に出る。奇跡の歌声「ミラクルボイス」の持ち主だが、本人も意識していないところでイロモノの素質をも宿していたため、暗黒イロモノ軍団に付け狙われることになる。字の多い本とコーヒーが大の苦手。
真実星美(しんじつ ほしみ)
真実イチロウの孫娘。祖父と同じく占い師であるとともに、強大なパワーを秘めた予知能力者。星がないと占いの精度が鈍る。いつも冷静沈着だが、太った人が死ぬほど大嫌いで「みるのも イヤです」と言いきる。エリカとはとても仲がよく、仲間以上の絆で結ばれている。「おこたえします」が口癖。
玉鹿ヤヨイ(たましか -)
銀座一丁目の和菓子屋「たましかや」の跡取り娘。最初は仲間になってという申し出に興味を示さなかったが、エリカの「勧誘の歌」に負けてあっさり仲間に。17歳にして株取引の天才であり、店の相続税もその金で払った。エリカ・プロジェクトの財政面を支える。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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