アイデンティティー_(映画)
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アイデンティティー
Identity
監督
ジェームズ・マンゴールド
脚本マイケル・クーニー
製作キャシー・コンラッド
製作総指揮スチュアート・ベッサー
出演者ジョン・キューザック
レイ・リオッタ
レベッカ・デモーネイ
音楽アラン・シルヴェストリ
撮影フェドン・パパマイケル
編集デヴィッド・ブレナー
製作会社コロンビア ピクチャーズ
コンラッド・ピクチャーズ
配給 コロンビア映画
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開 2003年4月25日
2003年10月25日
上映時間90分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$28,000,000[1]
興行収入$90,259,536[1]
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『アイデンティティー』(原題:Identity)は、2003年製作のアメリカ映画ジェームズ・マンゴールド監督のサスペンス。
概要

アメリカでは2003年4月25日に公開され、週末興行成績で初登場1位になり、トップ10内に5週間いた。日本では同年10月25日にニュー東宝シネマ系列で公開された。

大雨に見舞われた外部と遮断されたモーテルを舞台としたクローズド・サークルものである[2]。伏線が至るところに散りばめられており、同時に観客を間違った答えへと誘導するミスリードも散りばめられている[2]。大雨が降り注ぐモーテルに集まった男女が1人また1人と殺害され、死体まで消えてしまう。同時にある殺人死刑囚の再審理が描かれており、この2つの話が密接なかかわりを持っていく[2]。殺人と死体の消失は2層構造の物語を描くと共に、舞台である「嵐のモーテル」に更なる意味が重なる。その先にもたらされる結末は観客に驚愕を与えると共に、作品全体を通して周到に計算された上に成り立っていることが分かる[2]。犯人が誰かを推理するフーダニットの観点から楽しめるのはもちろんのこと、犯人が分かった上での再鑑賞での再発見も楽しめる[2]
ストーリー

死刑囚マルコム・リバースの死刑執行前夜、彼の死刑執行に関して再審議が行われようとしていた。

一方、大雨で身動きが取れない寂れたモーテルに男女11人が集まっていた。運転手のエドと、その雇い主の女優カロライン。ジョージと、その妻で重傷を負ったアリスに、無口な息子のティミー。娼婦のパリス。ジニーと、その夫のルー。刑事であるロードと、移送中の囚人ロバート。モーテルの支配人ラリー。

偶然居合わせただけの彼らは、いつの間にかカロラインが無残に殺害されていることに気付き騒然とする。元警察官のエドがロードと協力し殺人犯を捜していると、今度はルーが殺されていた。それぞれの現場には部屋番号の書かれた鍵が10、9とカウントダウンするように残されており、次に殺されていたロバートの足元には8号室の鍵があった。状況から殺人犯だと決め付けられたラリーは車で逃走を図り、誤ってジョージを轢き殺してしまう。

エドとロードはラリーを拘束するが、いつの間にか死んでしまっていたアリスの側に6号室の鍵があり、偶然死んだはずのジョージのズボンからは7号室の鍵が発見される。一刻の猶予もないと焦ったエドは女子供だけでも逃がそうとするが、ジニーとティミーが向かった車は爆発炎上してしまった。急いで消火するが、車の周辺に死体らしき物はなく、モーテルに戻るとこれまでに死んだ人間や血痕も全て消え去っていた。

奇怪な状況に戸惑うエド、ロード、パリス、ラリーの4人は、パリスの発言を切っ掛けに4人の誕生日が近いことを知る。身分証を確認してみると、モーテルに集まった11人全員の誕生日が5月10日だと判明し、4人はさらに混乱した。身分証の調査を続けたエドは、全員の名前が州の名前を含んでいることにも気付く。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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