アイスホッケー世界選手権
[Wikipedia|▼Menu]

アイスホッケー世界選手権
今シーズン・大会:
2024年アイスホッケー世界選手権
IIHF World Championship Cup
競技アイスホッケー
創立1930
参加チームトップディビジョン (16)
ディビジョンI (12)
ディビジョンII (12)
ディビジョンIII (6)
前回優勝 カナダ (28回目)
最多優勝 カナダ (28回)
公式サイト ⇒IIHF.com

アイスホッケー世界選手権(アイスホッケーせかいせんしゅけん、IIHF World Championships)は、アイスホッケーの実質上世界一決定戦の大会で、毎年開催される。
歴史

大会の前身はアイスホッケー欧州選手権で、1910年から始まった。1968年までは冬季オリンピック世界選手権を兼ねて行われていた。

戦前はカナダが8回の優勝を成し遂げた(このときシニアのアマチュアチームとして代表を送られていた)。1940年から46年まで第二次世界大戦のため中止となる。

カナダチームは戦後もトップの座に君臨し続けたが、ソ連が大会に加わった1954年から、選手権はますます競争的になり、そしてチェコスロバキアとスウェーデンも技術レベルを向上させ、優勝争いに加わるようになった。

アマチュアの地位のままだった最高レベルのヨーロッパ人選手が世界選手権に参加できていた間、NHLの選手は長年にわたり出場を禁止されていた。大多数のNHL選手がカナダの国民であったため、カナダの選手に対する差別的措置とみなされた。

ヨーロッパチームの台頭によって、カナダ・アマチュアホッケー連盟(CAHA)は、もはやアマチュア選手のみではヨーロッパ諸国と対等に戦うことができないと考え、プロ選手の参加を求めた。1969年の国際アイスホッケー連盟総会で1970年世界選手権におけるNHLに所属していないプロ選手9名の参加を認める決議を採択し、また1970年世界選手権のカナダ開催を決定した。しかしプロ選手参加の決定は1970年1月に覆された。IOCはオリンピックの場でプロとアマチュアが一緒に競うことに反対の見解を表明した。この決定に反発したカナダは世界選手権大会の開催を辞退し(かわりにスウェーデンで開催)、また1972年大会および1976年冬季オリンピックに参加しなかった。

近年の世界選手権ではフィンランドチェコカナダロシアなどが優勝している。しかしロシアのウクライナ侵攻で、2022年フィンランド大会ではロシアと支援したベラルーシを追放。同時に2023年ロシア大会開催権剥奪も決定した。
大会の方式

大会は5つのディビジョンに分かれ、頂点であるトップディビジョン(世界一決定戦)、ディビジョンI、ディビジョンII、ディビジョンIII、ディビジョンIVに分かれている。

なお、ディビジョンI、ディビジョンIIはそれぞれA, Bのグループに分かれており、同じディビジョンでもグループAの方がグループBよりも上位のグループであるため、実質的には6部に分かれているといえる。[1]

トップディビジョンの1次リーグは16カ国を2組に分け最下位のチームがディビジョンIグループAに降格、上位4チームが決勝トーナメントに進出、世界一を決める。代わりにディビジョンIグループA(2部相当)の上位2カ国が昇格する。
歴代メダル獲得国

オリンピックを兼ねた大会についてはオリンピックのアイスホッケー競技を参照。

年金銀銅
1930 カナダ ドイツ スイス
1931 カナダ アメリカ合衆国 オーストリア
1933 アメリカ合衆国 カナダ チェコスロバキア
1934 カナダ アメリカ合衆国 ドイツ
1935 カナダ スイス イギリス
1937 カナダ イギリス スイス
1938 カナダ イギリス チェコスロバキア
1939 カナダ アメリカ合衆国 スイス
1940年-1946年の間第二次世界大戦のため中断
1947 チェコスロバキア スウェーデン オーストリア
1949 チェコスロバキア カナダ アメリカ合衆国
1950 カナダ アメリカ合衆国 スイス
1951 カナダ スウェーデン スイス
1953 スウェーデン 西ドイツ スイス
1954 ソビエト連邦 カナダ スウェーデン
1955 カナダ ソビエト連邦 チェコスロバキア
1957 スウェーデン ソビエト連邦 チェコスロバキア
1958 カナダ ソビエト連邦 スウェーデン


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:65 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef