「アイスクリーム」のその他の用法については「アイスクリーム (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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アイスクリーム 高脂肪[1]100 gあたりの栄養価
エネルギー887 kJ (212 kcal)
炭水化物22.4 g
デンプン 正確性注意18.1 g
脂肪12.0 g
飽和脂肪酸(6.96) g
一価不飽和(3.47) g
多価不飽和(0.54) g
タンパク質3.5 g
ビタミン
ビタミンA相当量(13%) 100 μg
チアミン (B1)(5%) 0.06 mg
リボフラビン (B2)(15%) 0.18 mg
ナイアシン (B3)(1%) 0.1 mg
パントテン酸 (B5)(14%) 0.72 mg
ビタミンB6(2%) 0.03 mg
ビタミンB12(17%) 0.4 μg
ビタミンD(1%) 0.1 μg
ビタミンE(1%) 0.2 mg
ビタミンK(5%) 5 μg
ミネラル
ナトリウム(5%) 80 mg
カリウム(3%) 160 mg
カルシウム(13%) 130 mg
マグネシウム(4%) 14 mg
リン(16%) 110 mg
鉄分(1%) 0.1 mg
亜鉛(5%) 0.5 mg
銅(1%) 0.01 mg
セレン(6%) 4 μg
他の成分
水分61.3 g
コレステロール32 mg
ビオチン(B7)2.6 μg
有機酸0.2 g
ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した[2]。乳固形分15.0 %以上、乳脂肪分12.0 %以上。試料: バニラアイスクリーム
単位
μg = マイクログラム (英語版) • mg = ミリグラム
IU = 国際単位
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。
アイスクリーム(英: ice cream)は、牛乳などを原料にして、冷やしながら空気を含むように攪拌してクリーム状とし、これを凍らせた菓子である。そのうち、柔らかいものは「ソフトクリーム」と呼ばれる。また、アイスクリームはアイスとも言う。
後述する通り、国によっては「アイスクリーム」製品の規格を規定する場合がある。例えば日本では乳固形分及び乳脂肪分が最も高いアイスクリームと、アイスミルク、ラクトアイスの3種類を合わせて広義に「アイスクリーム類」と称す。乳成分をほとんど含まず、クリーム状でない氷菓もアイスクリームに括られることも多い[3]。 古来より乳製品を天然の氷や雪で冷やして飲む習慣があったと見られている。中国大陸の殷や古代エジプトにはシャーベットのような冷菓[4]が存在したとされ、ユリウス・カエサルやアレクサンドロス3世(大王)が乳や蜜に氷や雪を加えて飲んだり、マルコ・ポーロがイタリアに伝えたとする説もあるらしい。 16世紀ヨーロッパのルネサンス期錬金術最盛期に、現在知られているアイスクリーム製法が見いだされた。 硝石の溶解熱(吸熱反応)による冷温を、パドヴァ大学の教授だったマルク・アントニウス・ジマラが発見した[4]。さらに、氷と硝石を混合するとマイナス25℃まで温度が下がる寒剤を、ベルナルド・ブオンタレンティ(Bernardo Buontalenti 現在のアイスクリームの原型は16世紀中頃、フィレンツェでブオンタレンティがメディチ家のために創作したセミフレッドのズコットとされている。フランスのオルレアン侯アンリ(後のアンリ2世)に嫁いだメディチ家の カテリーナ・デ・メディチ(Caterina de' Medici, 仏名:カトリーヌ・ド・メディシス(Catherine de Medicis)、1519年 - 1589年)が、菓子職人とともにフランスに持ち込んだとも言われる。しかし、米国ニューヨーク大学のローラ・ワイスは、この話には根拠がないと述べている[5]。 1686年、シチリア出身のフランチェスコ・プロコピオ・ディ・コルテッリ(仏名フランソワ・プロコープ)がパリでカフェ「ル・プロコープ」を開店し、1720年、シチリアの氷菓グラニータをアレンジしたグラス・ア・ラ・シャンティ(glace a la chantilly)を売り出した。これはホイップクリームを凍らせた氷菓であり、アイスクリームの商業的成功の最初の例と見なされている。 イギリスには1624年、カトリーヌの孫アンリエット・マリーがチャールズ1世(1625年 - 1649年)の元に嫁いだ時にジェラート(アイスクリーム)職人を伴い伝わったと言われる。チャールズ1世の宴会でフランスの料理人ド・ミレオによって作られ、大いに賞揚されたという。チャールズ1世は、アイスクリームの製法を秘密にし、王にだけアイスクリームを提供する見返りに、アイスクリーム職人に一生年金を与えたという伝説がある。しかし、この逸話は19世紀以前の文献には現れず、アイスクリーム売りによる創作とされている。なお、この時代になってもアイスクリームはまだ乳製品をほとんど使用しておらず、代わりにメレンゲを使用したシャーベットに近いものであった。 初期のアイスクリームは、冷たいボウルの中で手を使い造られたため、製造は大変に困難であった。これを改良する発明は主に18世紀に移民によってアイスクリームが伝わったアメリカ合衆国でなされた。1846年、アメリカのナンシー・ジョンソンという主婦によって手回しのクランク式の攪拌機が発明された。1851年にはメリーランド州ボルチモア市の牛乳屋ヤコブ・フッセル サンデー(Sundae)は1881年にウィスコンシン州のエド・バーナー(Ed Berners)によって発明された。バーナーは日曜日に5セントでデザートを提供していたため、この名がついた。 禁酒法時代(1920年 - 1933年)のアメリカでは、バーに代わって人々の社交の場となったソーダ・ファウンテンで提供されたことから、アイスクリームは急速な普及を見せた。ビール販売を行えなくなった大手ブルワリーでもアイスクリームの製造が始まった。1916年から1925年までに、アメリカの人口はおよそ15%増加した一方、アイスクリームの消費量は55%も増加した。健康食品としての宣伝も行われた。アイ・スクリーム・バー(I-Scream Bars, 後のエスキモー・パイ
歴史
伝説
起源
世界での普及
2015年夏の1か月間、イタリア国内の数百店舗では、貧困家庭の子ども等にアイスを無償提供するプロジェクト「保留アイス」が実施された。趣旨に賛同した購入客が2つ分の料金を支払うことで成立する仕組みで、SalvamammeというNGOが考案した。同国ナポリ発祥とされる「カフェ・ソスペーゾ(他人のコーヒー先払い)」に倣ったもの[7][8]。
アイスクリームの国別消費量は、統計主体や手法によって差はあるが、ユーロモニター社の調査によれば1人あたりの年間消費量はオーストラリアの19.3リットルが最多である[9]。
日本での普及がアメリカへの渡航歴のある出島松蔵から製法を教わり、横浜の馬車道通りに開いた「氷水屋」で製造・販売した「あいすくりん」である[10][11]。原料は生乳、砂糖、卵黄と至ってシンプルなもので、現在の「カスタードアイス」にあたる。しかし、1人前の値段が2分(現在の価値で約8000円)と大変高価であったため、民衆に敬遠されてなかなか浸透しなかった。『横浜沿革誌』によると、1869年(明治2年)は大赤字となり一時休業したが、翌1870年(明治3年)4月の横浜総鎮守伊勢山皇大神宮創建の祭に際して再開し、祭礼の賑わいと初夏の日差しにより「頗る繁盛を極め、因て前年の失敗を快復」したとある。「アイスクリームの日」である5月9日が日本で初めてアイスクリームを製造・販売した日と一般的に言われ社団法人日本アイスクリーム協会が1965年(昭和40年)に制定しているが、『横浜沿革誌』にはそのような記述はない。出島松蔵は明治天皇に「あいすくりん」を献上した。このアイスは富士山麓の氷穴および函館(北海道)の天然氷を用いて製造したと出島本人が書き残している。後に1899年(明治32年)7月、東京銀座の資生堂でも売り出され、人気メニューとなった。その後、日本でアイスクリームの工業生産がスタートしたのは1920年(大正9年)のことである。
日本でのアイスクリームの2006年(平成18年)度の国産品および輸入品の国内販売額は3558億円とされている(日本アイスクリーム協会集計)。内訳は森永乳業12.5%、江崎グリコ約12.0%、 ハーゲンダッツジャパン11.8%、明治乳業10.5%、 ロッテ9.8%、その他(カネボウ(現クラシエ)、赤城乳業、オハヨー乳業、センタン等といったメーカー)43.4%(日本経済新聞社推計)。
同協会が集計するアイスクリーム類・氷菓のメーカー出荷額は、2020年度に前年度比0.9%増の5197億円と過去最多を更新した。新型コロナウイルス感染症の流行下で、家庭で飲食する内食、巣ごもり消費が影響したものとみられる[12]。