アイコラ
[Wikipedia|▼Menu]

「アイコラ」はこの項目へ転送されています。井上和郎作の漫画については「あいこら」をご覧ください。

この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2011年1月)

アイドルコラージュ(アイドルコラージュ写真、アイドルコラージュ画像)とはアイドルなど有名人の写真を加工し、別の状況にある写真のように作り替えること。またそのような合成画像。通称アイコラ。目次

1 概要

2 アメリカ合衆国における情勢

3 日本における情勢

4 脚注

5 関連項目

6 外部リンク

概要

例えばアイドルの画像の顔の部分と別人のヌード画像の首から下の部分を組み合わせることにより、あたかもそのアイドルのヌード姿のような画像を製作することができる[1]。このような写真同士を合成させる手法を始め、写真の上から巧妙に絵を描き、衣服を無くしたり透けているように見せる(描きコラ)など多様である。かつては写真や印刷物を手で切り貼りしていたが、近年では、デジタル写真の加工に用いる写真編集ソフトウェアが高性能になっているので、パソコンを用いて素人でも比較的簡単に作成が可能である。また近年では静止画像だけでなく動画に対するアイコラも現れている。
アメリカ合衆国における情勢

アメリカ合衆国では、コラージュ作成が表現の自由により、政治家やセレブリティも含めて広く認められている。これはアイコラについても同様である。また、同国の児童ポルノ法改正(アニメ等の仮想児童ポルノを規制する改正、ただし後に違憲判決が出て無効となった)の際にも、同じく「言論の自由」を理由に、コラージュは除外されるという措置が執られている。なお、同法には「明らかに児童と判別でき、かつ性的行為を描写した場合は、この限りではない」という但し書きがあり、児童ポルノは単なる児童ヌードと明確に区別されて、規制されている。
日本における情勢

日本では、1990年代より流行した[2]。芸能人(アイドル)の画像を加工してアイコラ画像としてインターネット上などで公開する行為は、著作権肖像権の侵害のほか、アイドル自身に対するイメージを損なうとして業務妨害にあたる可能性もある[3]。アメリカとは違い、アイコラ作品そのものよりも、アイコラに使用される人物のパブリシティ権名誉毀損が重要視され、当人および当人の肖像権を管理する芸能事務所が権利の侵害を主張することが多い。

2007年9月、朝日放送と同社のアナウンサー高野直子は、同社ウェブページから取得された高野の顔写真を用いたアイコラによる虚偽の記事を掲載したとして、雑誌出版社コアマガジンを、名誉毀損罪著作権法違反の疑いで大阪府警察刑事告訴した[4]
脚注^ 中西渉「事例33 アイコラ画像」『子どもたちのインターネット事件―親子で学ぶ情報モラル』東京書籍、2006年、128頁。ISBN 978-4487801213
^ 草野真一「メールはなぜ届くのか」講談社ブルーバックス、2014年5月20日発行、p.23。ISBN 978-4-06-257825-7
^ 「事例33 アイコラ画像」『子どもたちのインターネット事件―親子で学ぶ情報モラル』129頁。
^ 『朝日新聞』(大阪) 2007年9月7日

関連項目

コラージュ

フォトモンタージュ

魔改造

外部リンク

肖像パブリシティ権擁護監視機構(アップフロントグループなどが会員となっている肖像権監視機関)

昭和天皇コラージュ事件判例


更新日時:2020年4月18日(土)09:33
取得日時:2020/05/04 07:11


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:8043 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef