このページのノートに、このページに関する質問があります。(2023年3月)
質問の要約:歴代王者の典拠について
アイアンマンヘビーメタル級王座
詳細
現王者ポコたん
獲得日2024年4月27日
管理団体DDTプロレスリング
創立2000年6月29日
統計
最多保持者忍(185回)
初代王者ポイズン澤田BLACK
最長保持者マサ高梨(333日)
最短所持者多数(1分未満)
アイアンマンヘビーメタル級王座(アイアンマンヘビーメタルきゅうおうざ)は、DDTプロレスリングが管理、認定している王座。 2000年6月29日、DDTプロレスリング北沢タウンホール大会でポイズン澤田BLACKがチャンピオンベルトを披露して自身を初代王者に認定。階級は無差別級。 2014年12月23日、上下巻のDVDが発売された[1]。 24時間ルールを採用しており、いつでもどこでも公式戦などの試合形式を問わず、レフェリーによる選手権保持者への敗北判定さえあれば王座が移動する、王者にとっては過酷なルールである。以下は2002年2月4日のFMW後楽園ホール大会で行われた王者のチョコボール向井、挑戦者の高木三四郎によるタイトルマッチでリングアナウンサーの中村吉佐からなされたルール説明(試合は高木の勝利)。 なお、決着がつくゲームであれば王座の移動は必ずしもプロレスによるものに限らず、過去にはエアホッケー[2]、じゃんけん[3]などの形で王座の移動が行われたこともあった。 挑戦資格はプロレスラーに限定されず、平田一喜のようにデビュー前の練習生が戴冠[4]してデビュー戦が防衛戦になったり[5]、レフェリーなどのスタッフだけでなく、その場に居合わせた人物が戴冠することもあり、過去には芸能人、選手の母[6]、試合会場の管理人[7]といった一般人も戴冠経験があり、果てには来場していた県知事が王者になったケースもある[8]。王座の特性上から人間、動物以外にも机、脚立[9]、本、飲食物[10]、スマートフォン[11]、チャンピオンベルトそのもの[12]といった物品も歴代王者に名を連ねており、2021年2月28日にはヤング・バックスの自伝『Killing The Business』から赤井沙希の写真集『LIP Hip Shake』に王座が移動したことがある[13]。2022年2月6日にはYouTubeの配信用の機材が王者に被さったことで「DDTプロレスリング公式YouTubeチャンネル登録者10万人」が第1529代王者となり、ファン10万人が王者になったケースもある[14]。 複数人で被さって王者からフォールを取った場合は最も下にいる人がフォールを取ったと判定されて新王者になる[注 1]。なお、凶器攻撃などでフォールした人間と王者との間に物などが挟まれると、物が直接フォールを取ったと判断されて新王者に認定される[16][17]。同様の理屈で、凶器などの物を使って首を絞めるなどをして王者からタップを奪った場合、首を絞めた選手ではなく凶器として使用された物自体が新王者になる[18]。 前述のようにレフェリーさえ居ればタイトルマッチはいつでもどこでも相手が何であろうが行われるが故に試合終了後の乱入はもちろんのこと、仲間だったタッグパートナーが一瞬にして敵になる、若手選手のセコンドからも追いかけられるなどして四面楚歌状態になることが多く[19][20]試合会場内では疑心暗鬼になりかねない[21]。さらには試合会場以外の場所でも王座が移動することもあり、過去には事務所、ラジオ局などでも王座が移動したこともあり[22][23]、王者は常に挑戦者(及びレフェリー)に警戒しなければならない。 王者にとっては常に背後からフォールを狙われる状態にあるがインタビュー中などに不用意に「参った」と言った際、ギブアップ裁定になって王座を失う可能性もあるため、発言にも十分に注意しなければならない[23]。その上、眠っている王者が気づかぬ間に寝込みを襲われたり、王座を物品に奪われてそこから他人に王座を奪われるケースがいくつもあるため[10][11][24][25]、王者は睡眠することも憚られる。 その一方で王者になった飲食物を食したり、物品に覆い被さったが為に当人が気づかぬ間に王者となるケースも少なく無い[12][25][10]。認定を必要とせず、「王者に勝利した」という事実だけで王座が移動するため、人間でも王座の挑戦、奪取の意思を一切示していないのにも関わらず王者になるケースもある。第1588代王者の石森太二が保持しているIWGPジュニアヘビー級王座の防衛戦で石森を破ってIWGPジュニアヘビー級王者になった高橋ヒロムは試合終了後、バックステージで記者に指摘されて自身が第1589代王者になったことを初めて知った[26]。 他の王座のように事前にタイトルマッチの対戦カードが発表されることもあるが試合までに王座が他の選手へ移動する可能性があるため、DDTプロレスリングの公式発表では「タイトルの性質上、同選手権試合としておこなわれない可能性がございます」と補足説明が記載されている[27]。 王者を含む10人の選手が出場。試合時間は10分で試合終了時にチャンピオンベルトを保持していた選手が勝者となるが、試合中の王座の移動も歴代王者にカウントされる。ビッグマッチなどでは出場者が増えたり、時間差入場方式で行われることが多く王者を退場させれば王座の移動となる。 肩書、所属グループは戴冠当時のものとする。
歴史
ルール
タイトルマッチは一切の認定を必要としない。
あらゆる凶器、環境の利用を認める。
王者からフォール、ギブアップ、KOを奪えば王座の移動となる。
24時間、如何なる場所においてもルールの状況を満たせば王座の移動となる。
挑戦者の逃亡で試合続行が困難になった時点で試合終了として防衛成功となる。
アイアンマンバトルロイヤル
歴代王者詳細は「en: List of Ironman Heavymetalweight Champions」を参照
プロレスラー以外の王座戴冠経験者
プロレス関係者
ナオミ・スーザン(マネージャー) - 2004年(第132代)[28]、2007年(第683代)の2度戴冠。
テッド・タナベ(レフェリー) - 2004年3月14日、MIKAMIに勝利(第143代)。
甲田哲也(プロレス団体代表) - 第230代、第1269代、第1336代の3度戴冠。
松井幸則(レフェリー) - 2006年6月30日、諸橋晴也に勝利(第250代)[29]。
三田佐代子(アナウンサー) - 2006年12月、忍に勝利(第600代)。
新藤力也(リングアナウンサー) - 2012年8月5日、福田洋に勝利(第945代)。
元井美貴(キャスター) - 2016年12月2日、サムライTVスタジオでマタロー(サムライTVのディレクター・カメラマン)に勝利(第1192代)。
難波小百合(リングアナウンサー) - 2018年11月24日、辰巳リカに勝利(第1335代)。
木曽大介(レフェリー) - 2019年6月12日、パイプ椅子に勝利(第1373代)。
松澤さん(マネージャー) - 2024年2月25日、真琴に勝利(第1610代)。
パンチ田原(レフェリー) - 2024年4月14日、ウナギ・サヤカに勝利(第1622代)。
著名人、著名人に関係する物
山本圭壱(極楽とんぼ)- 2002年11月14日、ADヤマモトとして、NHK『天才てれびくん』内にて(第78代)。
山川恵里佳 - 2003年4月26日、NHK放送センターで三和太に勝利(第93代)[30]。
愛田武 - 2004年9月30日、マ偽ナムTOKYO(一宮章一)に勝利(第164代)[31]。
冴島奈緒 - 2007年10月7日、小笠原和彦とアキヒロに勝利(第725代、第730代)。
柳家初花(落語協会) - 2008年6月21日、MIKAMIに勝利(第755代)
美輪明宏の書いた書「光明」 - 2013年06月23日、DJニラに勝利(第972代)。
LiLiCo - 2014年8月17日、両国国技館でゴージャス松野に勝利(第1009代)[注 2]。
ロン・ファンチズ
山里亮太(南海キャンディーズ) - 2016年8月28日、両国国技館で焼き鳥に勝利(第1170代)[10]。同年11月22日、テレビ東京で『ほぼほぼ』収録用のクレーンカメラに勝利(第1176代)。
あの(ゆるめるモ!) - 2016年11月22日、『ほぼほぼ』収録中の山里亮太に勝利(第1171代)。
東理紗(生ハムと焼うどん) - 2016年11月22日、『ほぼほぼ』収録中のあのに勝利(第1172代)[32]。