わが生涯のかがやける日
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わが生涯のかがやける日
監督
吉村公三郎
脚本新藤兼人
製作小倉武志
出演者森雅之
山口淑子
滝沢修
音楽木下忠司
吉沢博
撮影生方敏夫
編集杉原よ志
製作会社松竹大船撮影所
配給松竹
公開 1948年9月26日(一般公開は10月2日
上映時間101分
製作国 日本
言語日本語
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『わが生涯のかがやける日』(わがしょうがいのかがやけるひ)は、1948年(昭和23年)9月26日公開の日本映画である。松竹製作・配給。監督は吉村公三郎、脚本は新藤兼人モノクロスタンダード、101分。

安城家の舞踏会』『誘惑』に続いて吉村と新藤がコンビを組んだ作品。戦中から戦後の権力者の告発がテーマの作品だが、脚本段階でGHQから、完成後は検察庁からの検閲で大幅にカットされた[1]。群衆場面には民衆芸術劇場の研究生であった垂水悟郎大滝秀治内藤武敏奈良岡朋子らも出演していた[2]。第22回キネマ旬報ベスト・テン第5位。
あらすじ

1945年8月14日火曜日)、青年将校の沼崎敬太はポツダム宣言を受諾した大臣・戸田光政を暗殺し、その娘節子の短剣によって腕に傷を受けた。3年後の1948年、沼崎は暗黒街のボス・佐川の手先として働いていた。そこへキャバレーのダンサーにまで落ちぶれていた節子が、佐川の経営するキャバレーに新入りとして入った。節子は沼崎と恋に落ちるが、やがて沼崎が父を殺した犯人だと知ってしまう。
スタッフ

監督:
吉村公三郎

脚本:新藤兼人

製作:小倉武志

撮影:生方敏夫

音楽:木下忠司、吉沢博

美術:浜田辰雄

録音:大村三郎

振付:花柳啓之

キャスト

戸田節子:
山口淑子

戸田光政:井上正夫

沼崎敬太:森雅之(民衆芸術劇場)

佐川浩介:滝沢修(民衆芸術劇場)

平林達造:清水将夫(民衆芸術劇場)

高倉好雄:宇野重吉(民衆芸術劇場)

森山泰次郎:加藤嘉(民衆芸術劇場)

村田知栄子

清水一郎

殿山泰司

三井弘次

バーのマダム:逢初夢子

山内光

長尾寛

国兼久子

白鳥啓子

受賞歴

第22回
キネマ旬報ベスト・テン 第5位

第3回毎日映画コンクール 録音賞、美術賞、助演賞(宇野重吉)

脚注^わが生涯のかゞやける日東京国立近代美術館フィルムセンター、2015年3月7日閲覧
^ 大笹吉雄『日本現代演劇史 昭和戦後篇1』、白水社、2001年、p.493

外部リンク

わが生涯の輝ける日 - 日本映画データベース

わが生涯のかゞやける日 - allcinema

わが生涯のかがやける日 - KINENOTE










吉村公三郎監督作品
1930年代

ぬき足さし足(1934年)

女こそ家を守れ(1939年)

陽気な裏町(1939年)

五人の兄妹(1939年)

暖流(1939年)

1940年代

西住戦車長伝(1940年)

花(1941年)

間諜未だ死せず(1942年)

開戦の前夜(1943年)

敵機空襲(1943年)

象を喰った連中(1947年)

安城家の舞踏会(1947年)

誘惑(1948年)

わが生涯のかがやける日(1948年)

嫉妬(1948年)

森の石松(1949年)

真昼の円舞曲(1949年)

1950年代

春雪(1950年)

戦火の果て(1950年)

偽れる盛装(1951年)

自由学校(1951年)

源氏物語(1951年)

西陣の姉妹(1952年)

暴力(1952年)

千羽鶴(1953年)

欲望(1953年)

夜明け前(1953年)

足摺岬(1954年)

若い人たち(1954年)

愛すればこそ 第一話(1955年)

銀座の女(1955年)

美女と怪龍(1955年)

嫁ぐ日(1956年)

夜の河(1956年)

四十八歳の抵抗(1956年)

大阪物語(1957年)

夜の蝶(1957年)

地上(1957年)

一粒の麦(1958年)

夜の素顔(1958年)

電話は夕方に鳴る(1959年)

貴族の階段(1959年)

1960年代

女経 第三話(1960年)

女の坂(1960年)

婚期(1961年)

女の勲章(1961年)

家庭の事情(1962年)

その夜は忘れない(1962年)

嘘 第二話(1963年)

越前竹人形(1963年)

こころの山脈(1966年)

堕落する女(1967年)

眠れる美女(1968年)

1970年代

甘い秘密(1971年)

混血児リカ ハマぐれ子守唄(1973年)

襤褸の旗(1974年)


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