よつばと!
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よつばと!


ジャンルコメディホームドラマ
漫画
作者あずまきよひこ
出版社 KADOKAWA
(旧メディアワークス
アスキー・メディアワークス

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掲載誌月刊コミック電撃大王
レーベル電撃コミックス
発表期間2003年3月号 -
巻数既刊15巻(2021年2月27日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『よつばと!』は、あずまきよひこによる日本漫画作品。『月刊コミック電撃大王』(KADOKAWA)にて、2003年3月号から連載中。作品全体のキャッチコピーは、「いつでも今日が、いちばん楽しい日。」[3]。ちょっと変わった5歳の女の子よつばが、日常の中で体験する様々な「初めて」や「感動」を描く。
概要

短編「Try! Try! Try!」を前身とし連載化されている。『あずまんが大王』に登場した「ちよ父」「ねここねこ」「マジカルランド」が本作でも登場している。小岩井乳業森永製菓やバスマジックリンなど、実在の商品名やパッケージが数々出てくるのも特徴。作者によると、「紫陽花市という人口20-30万人くらいの架空の町」を舞台として想定しており、特定の実在する市町村を意図しての舞台設定はせず、描写の参考にしているだけであるという[4]

休載が目立つ時期があり、2013年は5話、2014年は1話しか掲載されなかった。2014年10月号の第89話から中断し、2015年6月号掲載の第90話まで、8か月ものブランクがあった。その後もペースは戻らず不定期連載となっている。

2006年、第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。2016年第20回手塚治虫文化賞マンガ大賞[5]Amazonランキング大賞2016上半期のコミック部門第1位受賞[6]。2021年2月時点で全世界累計発行部数は1730万部(国内累計発行部数は1430万部、国外累計発行部数は300万部[注 1])を記録している[7]

アニメ化に関して「原作者があずまんが大王のスタッフと揉め、それ以降の漫画はアニメにしないと言った」という噂が流れたが、作者自身は明確にその噂を否定している。その際「よつばならではのしぐさをカットせずにアニメにすることは難しいから」とも述べている[8]よつばスタジオ代表の里見英樹も「企画レベルの話は来るが全部断っている」と述べている[9]

2019年より本作の原画展「よつばと!原画展」が各地を巡回[10]。2020年3月20日から6月29日までは手塚治虫記念館にて開催される予定であったが、新型コロナウィルスの感染拡大防止のために延期[11]。2021年8月4日から24日にかけては初の北陸での開催となり、石川県金沢市の百貨店・香林坊大和にて開催された[10]
物語

夏休みの前日、とある町に強烈に元気な女の子よつばと、とーちゃんの親子が引っ越してきた。遠い海の向こうの島から来たらしい不思議な女の子を、はじめて体験する出来事が毎日たくさん待っている。その日から始まる、よつばに振り回される周りの人達との日常を描いたハートフルコメディ
登場人物
小岩井家
小岩井 よつば(こいわい よつば)
本作の
主人公。緑髪を後ろに4つ束ねた髪型が特徴。いつも元気で自由奔放な女の子。自由奔放であるが故にデパートの自転車売場で子供用自転車を乗り回したり、家具売場のベッドで寝てしまう等子供らしい突拍子のはない行動で葉介を困らせる事もある。どんなことにでも全力で接し、大人が気付かないような小さな出来事にも面白さや感動を見出す。年齢は5歳だが、本人は6歳だと勘違いしていた。なお、誕生日は不明だが第104話でランドセルを購入しており、来年度から小学生になる。幼稚園保育園には通っていない。葉介曰く「南の島で拾った」との事で葉介と実の家族ではない模様。もっとも、どのような経緯で出会ったかは明言されず正式に養子にされているかも謎。名前が日本人風だが前述の理由で本当に国籍が日本か判らず、物語で時々登場人物から外国人扱いされる事がある。運動神経が良く水泳が得意で、風香としまうー共々ヨガに行った際は体が非常に柔らかくバランス感覚も上手な一面を見せ、風香としまうーを驚かせた。身長107センチメートル。 
とーちゃん / 小岩井 葉介(こいわい ようすけ)
よつばの父。独身。年齢、結婚歴は不明。身長175センチメートル。肩まで伸びた長髪が特徴。職業は翻訳家。何語を翻訳しているかは不明だが、作者曰く「マイナーな言語らしい」[9]。昔は世界各地を旅していたようである。仕事柄いつも家におり、仕事が終わるとパンツマンというキャラクターに扮したりしてよつば目線で遊んであげている。ジャンボとは親友。よつばへの躾はきちんと行っており、場合によっては愛をもって拳を振るうこともある。一方、生活面はずぼらであり、夏の暑い間は家ではいつも本人曰く「クールビズ」のランニングシャツトランクス一丁、布団を敷きっぱなしや洗い物をため込んだりなどだらしない面も目立つ。よつばと二人暮らしの手前料理はするが簡単にできるものが中心であり、「目玉焼き丼」「サッポロ一番丼」など他人が聞いたら首をかしげるような独創的なレパートリーも多いが、よつばには好評を得ている。よつば曰く「とーちゃんのカレーは世界一」。カナヅチである。マイカーはスクラムトラック(DG52T/DH52T)を所有していたが、ジャンボにあげた[12]ため、妹の小春子からミニ・クーパー コンバーチブルを譲ってもらった。カメラキヤノン・PowerShot S95を所有している。
小岩井 ジュラルミン(こいわい ジュラルミン)
テディベア。恵那が所有しているテディベアの「ジュリエッタ」をよつばが間違えてジュラルミンと覚えたのが名前の由来。第57話「よつばとジュラルミン」においてとーちゃんとコーヒーミルカリタ・ナイスカットミル)を買いに行った際、立ち寄ったぬいぐるみ屋で出会い、晴れて「ほんもののジュラルミン」として小岩井家に迎えられた。それまでは恵那に否定されながらもジュリエッタをジュラルミンと呼んで遊んでいた。グロウラーが入っており、「めえぇぇぇ」と鳴く。犬にかまれて犬の臭いが付き洗ったところ、グロウラーが壊れて鳴かなくなるというエピソードは、作者の実体験を元に作られたものである[13]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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