ゆめにっき
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この項目では、フリーゲームについて説明しています。夢を記録する日記については「夢日記」をご覧ください。

ゆめにっきジャンル

アドベンチャーゲームサバイバルホラー
対応機種(RPGツクール2003版)Microsoft Windows
(RPGツクールMV版)Microsoft Windows/Mac OS X/Android/iOS/Chrome/Safari
開発元ききやま
人数1人
メディアダウンロード配信
必要環境(RPGツクール2003版)RPGツクール2003ランタイムパッケージ
(RPGツクールMV版)ランタイムパッケージ不要
エンジンRPGツクール2003
RPGツクールMV
その他フリーゲーム
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『ゆめにっき』は、ききやまによるRPGツクール2003製のフリーゲームである。2004年に最初のバージョン(ver.0.00)が公開され、その後多くの修正を経て、2007年10月にver.0.10が公開されるに至った。
概要

主人公の少女[† 1]を操作して「の中」を歩き回るアドベンチャーゲームである[1]。広大なフィールドを散策して点在するアイテムを回収する以外、ゲームの目的は特に無いが、一応のエンディングと呼べるものが存在する。

Vector2009年度年間総合ランキングでは68位にランクインし[2]、20周年記念イベント「Vector Award」においては、ダウンロードソフト約10万本中14位にランクインしている[3]

これまでにVector以外のプラットフォーム上でも配信されてきた。2016年DeNAが運営するAndAppにてRPGツクールMV版がマルチプラットフォームで配信された(現在配信終了)[4]2018年1月10日PLAYISMによるSteamでの無料配信が開始され[5]、このバージョン(ver.0.10a)には英語翻訳が追加された。また2021年7月2日にはゲームアツマールに移植された(2023年にサービス終了)[6]

2018年2月23日には、本作のリイマジン版『YUMENIKKI -DREAM DIARY-』がSteamおよびPLAYISM用ソフトとして発売[7]2019年2月21日にはNintendo Switch版が発売された[8]後述)。
システム

ゲームは、マンションのような高層建築物の一室(マイルーム)から始まる。マイルームにある扉は開けられず、ベランダ以外の場所には移動できない。マイルームでとれる行動は限られており、机の前で「ゆめにっき」を記録する(セーブポイント)、テレビの前でミニゲームのNASUをプレイする、そしてベッドで眠りに就くことである。ベッドで眠りに就くと、夢の世界へ入ることができる。夢の世界で最初に行くことになる場所、通称「扉の部屋」には12枚の扉があり、それぞれ異なる外観のマップと繋がっている。プレイヤーは広大なマップを歩き回って探索する。夢の中でテンキーの9を押して頬をつねると、目を覚ましてマイルームへ戻ることができる。

夢の世界にはエフェクトと呼ばれるアイテムが複数存在する。エフェクトの大半はゲームの進行とは無関係のため、取得はプレイヤーの自由である。ただし、ゲーム内には特定のエフェクトを使用しないと先に進めない箇所が存在する。また、「扉の部屋」でテンキーの5を押すと取得したエフェクトを捨てることができる。

ゲーム内には多数の寓意的な演出が用意されているが、ゲームの目的やストーリーは明らかにされない。特に世界設定の説明や他のキャラクターとの会話は一切無く、ゲーム内に登場するキャラクターにコンタクトを試みても、その多くは無反応もしくは効果音が発せられるだけである。特定のエフェクトを使うことで通常と異なる反応を見せる場合もあるが、この場合も意思の疎通はできない。低確率でランダム発生するイベントがある点も特徴的である。

また、一般的なRPGにみられるエンカウントゲームオーバーも発生しない。一部には、出口のない場所へ移動させられる、強制的に夢から覚めるなどのイベントが用意されているが、ゲームを続行することは可能である。
グラフィック・サウンド

ゲーム内で使用されているグラフィック・BGM・効果音などの素材は、RPGツクールソフト内にあらかじめ用意されたものやインターネット上で公開されているフリー素材ではなく、作者が自作した独自のアセットが用いられている。
メディア展開

2013年より株式会社サーファーズパラダイス主導で「Project Yumenikki」が展開されている。ライセンス管理はグループ会社である株式会社スタジオディーンが行っている[9]

メディア展開の内容としては、ボカロPであるマチゲリータが原案を担当するWEB漫画版『ゆめにっき』のイメージ音楽CD『ゆめにっきのためのワルツ』(歌:蒼姫ラピス)の発売や、マチゲリータ原案、富沢ひとし作画によるウェブ漫画版『ゆめにっき』のまんがライフWINでの連載(内容は後述)、日日日によるノベライズ版 『ゆめにっき――あなたの夢に私はいない』日日日(著)、有坂あこ(絵) PHP研究所 の出版などがあげられる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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