ゆうゆうバス_(熊本市)
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ゆうゆうバスは、2012年4月において熊本県熊本市政令指定都市移行に伴い、新たに運行を開始したコミュニティバスである。別称「区バス」とも呼ばれる。同年4月2日より運行開始。.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}画像提供依頼:ゆうゆうバスの画像提供をお願いします。(2012年4月)

2024年6月28日の運行を以って廃止される予定。

なお、過去においては熊本市内中心市街地を循環するルートで運行していたコミュニティバスも存在し、この時も同じく「ゆうゆうバス」という愛称が使用されていた。

本項目においては、政令指定都市移行後に運行開始した「区バス」と共に、過去において運行されていた「都心部循環バス」についても併記する。
区バス

2012年4月、政令指定都市移行後の利便性向上を目的として、熊本市が主体となりコミュニティバスの運行を計画し、新たに設置される区役所までのアクセスを中心に、地域のバスとして日常生活においても市民の足を確保する目的で新設された。

運行ルートは北区南区西区東区の区内のみで、区役所・出張所(移行前の市民センター・総合支所)を中心にその周辺において運行された。しかし、利用客低迷などの諸事情により運行開始から約3年ほどでほとんどの路線が運行中止となり、2021年現在においても運行している路線は北区の1系統(植木循環ルート)のみとなっている。なお、中央区内での運行路線は当初から無い。

運行日はいずれも平日のみで、土・日・祝祭日ならびに年末年始等は運行しない。

愛称である「ゆうゆうバス」の「ゆう」には、熊本の「熊」の意味を表す他、「ゆう」の言葉にいろいろな漢字があることから、各地域コミュニティに合った「ゆうゆうバス」に育てて欲しいという意味が込められており、熊本市が一般公募の中から最も多かった案から採用し決定したもの。
沿革

2012年4月 - 熊本市の政令都市移行に伴い運行開始

2013年4月 - ダイヤ改正。一部運行ルートの曜日変更(楠・武蔵循環ルート新たに土曜日の運行が加わる)。

2014年4月 - ダイヤ改正により運行ルートの一部見直しならびに南区西部および西区南部の海路口循環ルート・川尻循環ルートの廃止。

2015年4月 - 運行内容の大幅変更。

植木循環ルートにおいて、植木駅で朝の通勤・通学などでJRに乗り継ぐ利用者に考慮し1便増便。ならびに鐙田住宅からのアクセス改善を目的として「荻迫(平野入口)」停留所を追加。

残るルート(北部循環ルート、麻生田・弓削循環ルート、託麻循環ルート、中の瀬・烏ヶ江?桜木ルート)に関しては前年度の利用が運行継続基準率20%に達しなかった事を理由に本年度以降の運行を中止。


2018年4月2日 - この日より、植木循環ルートにおいて、一部便を除き、道の駅すいかの里 植木まで延伸。

2019年9月11日 - この日より熊本都市圏発着路線の熊本桜町一帯再開発ビル(名称:SAKURA MACHI Kumamoto)内バスターミナル(熊本桜町バスターミナル(旧称:熊本交通センター))乗り入れ開始に併せ、熊本都市圏のバス系統番号の変更に伴い、ゆうゆうバス専用の系統番号として「YY」が付与される。[1]

2024年6月28日(予定事項) - 近年の深刻な乗務員不足により、この日を以って植木循環ルートを廃止予定。2012年度に運行開始した「区バス」は、この植木循環ルート廃止を以って全ルートが消滅する事となり、運行開始から11年2ケ月の歴史に幕を下ろす。代替手段として、植木地域全域を運行エリアとし、AI(人工知能)を駆使して最短の運行ルートを探りながら乗客が利用したい停車箇所まで運行する「AIデマンドタクシー」を同年6月中に導入する予定としている。

運行会社

熊本市と各バス事業者でつくる「バス交通のあり方検討会」答申により熊本都市バスが担当する[2]
運行経路
北区
現行(2018年4月?)


植木循環ルート(一方向循環)※平日のみ運行

(道の駅すいかの里)→(上岩野)→ 植木駐車場 → 北区役所前 →
植木駅前 → 鬼塚入口 → 田原坂ニュータウン → 田原坂ニュータウン入口 → 北区役所前 → 植木駐車場 → (上岩野)→ (道の駅すいかの里) [3]

田原坂ニュータウン団地内のルートを延伸。



過去(2014年4月?2015年3月)


北部循環ルート(往復運行)※月・水・金のみ運行

食品交流会館前 - フードパル熊本 - 西里駅前 - 北部総合出張所 - 梶尾 - 菊南温泉 - 葉山団地 - 機能病院前 - 豆尾 - フードパル熊本 - 食品交流会館前

西梶尾、機能病院、豆尾を経由する循環ルートに変更。



麻生田・弓削循環ルート(往復運行)※火・木・土のみ運行

武蔵ヶ丘四丁目 - 楠団地 - 楡木五丁目 - 岩倉台公民館 - 二里木 - 弓削変電所 - ゆめタウン光の森 - 光の森駅 - 武蔵ヶ丘四丁目

これまでの楠・武蔵循環ルートから名称変更し、起終点停留所を「楠団地」から「武蔵ヶ丘四丁目」に延伸した上で、楡木五丁目、弓削変電所前、光の森駅を経由するルートに変更(一部菊陽町域に乗り入れ)。



過去(2012年4月?2014年3月)


植木循環ルート(一方向循環)※平日のみ運行

植木駐車場 → 北区役所前 → 植木駅前 → 田原坂ニュータウン入口 → 北区役所前 → 植木駐車場


北部ルート(往復運行)※月・水・金のみ運行

食品交流会館前 - フードパル熊本 - 西里駅前 - 北部総合出張所 - 梶尾 - 菊南温泉 - 葉山団地北


楠・武蔵循環ルート(両方向循環)※火・木・土のみ運行

楠団地 - 岩倉台公民館前 - 楡木 - 龍田出張所前 - 武蔵塚駅前 - 上の窪団地入口 - 武蔵ヶ丘中央 - 楠団地


東区

2015(平成27)年4月以降は運行していない。
過去(2014年4月?2015年3月)


託麻循環ルート(両方向循環)※月・水・金のみ運行

長嶺小学校前 → 長嶺団地 →
日赤病院前 → 鉄工団地前 → 託麻南小学校前 → 大和団地 → 託麻総合出張所 → ゆめタウンサンピアン前 → 鉄工団地前 → 日赤病院前 → 長嶺小学校前

起終点停留所を「長嶺団地」から「長嶺小学校前」に延伸し、大和団地内、託麻南小学校前(農免道路)を経由するルートに変更。



中の瀬?桜木ルート(往復運行)※平日のみ運行

中の瀬車庫 - 画図パークタウン - 中央病院 - 動植物園前 - 健軍電停前 - 東区役所 - 花立三町内 - 小楠記念館入口

江津湖畔から江津団地・セイラタウンを周って健軍方面へ向かうルートから国道57号東バイパス)を走行するルートに変更し、中央病院・動植物園前・花立三町内などを経由



烏ヶ江?桜木ルート(往復運行)※平日のみ運行

烏ヶ江終点 - 広木公園前 - 健軍電停前 - 東区役所 - 桜木東小学校前 - 沼山津 - 小楠記念館入口


過去(2012年4月?2014年3月)


託麻循環ルート(両方向循環)※月・水・金のみ運行

長嶺団地 - トラックターミナル前 - 託麻総合出張所入口 - ゆめタウンサンピアン前 - 鉄工団地前 - 日赤病院前 → 長嶺団地


中の瀬・江津?桜木ルート(往復運行)※平日のみ運行

中の瀬車庫 - 画図パークタウン - 画図小学校入口 - セイラタウン北 - 江津団地 - セイラタウン北 - 烏ヶ江終点 - 健軍電停前 - 東区役所 - 桜木東小学校前 - 沼山津 - 小楠記念館入口


烏ヶ江?桜木ルート(往復運行)※平日のみ運行

烏ヶ江終点 - 広木公園前 - 健軍電停前 - 東区役所 - 桜木東小学校前 - 沼山津 - 小楠記念館入口


南区西部および西区南部

2014(平成26)年4月以降は運行していない。
過去(2012年4月?2014年3月)


海路口循環ルート(両方向運行)※平日のみ運行・午前のみ西区役所停車

西部車庫 - (※西区役所) - 本田 - 海路口 - 畠口漁協 - 会富 - (※西区役所) - 西部車庫



川尻循環(両方向運行)※平日のみ運行・午後のみ西区役所停車

西部車庫 - (※西区役所) - 中緑 - 川尻駅前 - 護藤 - (※西区役所) - 西部車庫

なお、廃止後の2014年4月以降における代替策として

ルート内において廃止後は公共交通手段空白地域となる上内田・西新開地区は、城山の「下代入口」バス停までデマンド方式乗合タクシーによる輸送へ転換。

海路口地区は、九州産交バスが運行している既存バス路線「並建経由乙畠口行き」を「海路口」バス停まで延伸。

運賃・使用可能な乗車券類

運賃は通常の一般路線バスと同様のキロ加算により、乗車する場所によって金額が異なる(均一運賃ではない)。

現金、
TO熊カード(2016年4月1日以降使用不可)、くまモンのIC CARDSUNQパス(北部九州版・全九州版・南九州版)、わくわく1dayパス(熊本県内版のみ)が使用可能。


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