やがて君になる_(アニメ)
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やがて君になる


ジャンル百合
アニメ
原作仲谷鳰
監督加藤誠
シリーズ構成花田十輝
脚本花田十輝
キャラクターデザイン合田浩章
音楽大島ミチル
アニメーション制作TROYCA
製作やがて君になる製作委員会
放送局AT-Xほか
放送期間2018年10月5日 - 12月28日
話数全13話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『やがて君になる』(やがてきみになる)は、2018年に放送された日本のテレビアニメ仲谷鳰による同名の漫画を原作とし、加藤誠が監督を務め、TROYCAが制作した。2018年10月から12月にかけてAT-Xほかにて全13話が放送された。恋愛感情が分からない少女である小糸侑を主人公とし、その先輩であり他人に好かれることを望まない少女である七海燈子との恋愛が描かれる。

本作は加藤にとって監督2作目となった。脚本・構成は花田十輝が担当し、キャラクターデザインと総作画監督は合田浩章が担当した。本作はCrunchyroll Anime Awards 2019のBest Animationにノミネートされ、東京アニメアワードフェスティバル2020のアニメファン賞において6位となった。
あらすじ「やがて君になる#あらすじ」も参照

アニメでは原作漫画の第6巻の途中にあたる生徒会劇までの様子が描かれる[1]。恋愛感情が分からない高校1年生の小糸侑は、2年生であり生徒会役員である七海燈子と出会う[2]。誰に告白されても好きになれないと言う彼女に侑は共感を覚えるが、燈子は侑に対して告白する[3]。しかし、一方で燈子は自分のことを好きにならないよう侑に伝える[4]。侑は燈子の生徒会選挙の演説を手伝うことになり、立会演説会で燈子の推薦演説を行う[5]。選挙の結果、燈子は生徒会長に就任する。侑も生徒会に入り、燈子の親友である佐伯沙弥香のほか、槙聖司や堂島卓といったメンバーと共に生徒会役員となる[5]

新たに生徒会長となった燈子は、文化祭において生徒会による劇を行うことを提案する[5]。そうしたなかで侑は、燈子には死去した姉がおり、燈子が姉の姿を無理に演じていることをを知る[6]。生徒会のメンバーは劇の練習のため合宿に出かける[7]。合宿を終えた後、侑と燈子は水族館にデートに出かける。デートの終盤、侑と燈子は劇の練習のためエチュードを行う。そこで侑はあくまで自分は燈子のことしか知らないと本音をぶつけ、これによって燈子の心は動いていく[6]
登場人物詳細は「やがて君になる#登場人物」を参照

登場人物声[8]
小糸 侑(こいと ゆう)高田憂希
七海 燈子(ななみ とうこ)寿美菜子
佐伯 沙弥香(さえき さやか)茅野愛衣
槙 聖司(まき せいじ)市川太一
堂島 卓(どうじま すぐる)野上翔
叶 こよみ(かのう こよみ)小原好美
日向 朱里(ひゅうが あかり)寺崎裕香
箱崎 理子(はこざき りこ)中原麻衣
児玉 都(こだま みやこ)森なな子
小糸 怜(こいと れい)小松未可子

制作

スタッフ[8]原作仲谷鳰
監督加藤誠
シリーズ構成脚本花田十輝
キャラクターデザイン総作画監督合田浩章
色彩設計篠原真理子
美術監督永?幸樹
美術設定佐藤正浩
撮影監督加藤友宜
CGディレクター井口光隆
編集右山章太
音響監督明田川仁
音楽大島ミチル
音楽制作KADOKAWA
アニメーション制作TROYCA

企画・スタッフ

本作の監督である加藤誠は、2015年に放送されたアニメ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』で初めて監督を務め、本作が2作目となった[9]。加藤はKADOKAWAから次にアニメ化する作品について何作か提示され、その中から『やがて君になる』を選んだ[10]。この作品を選んだ理由として加藤は、自分がやりたい空間演出やレイアウトを行うことができると感じたことや[9]、物語に普遍性があると感じたということを挙げている[10]。また、自身がこれまで百合というジャンルに興味を持っていなかったこともアニメを作るうえで強みになるとも感じたという[11]

本作のプロデューサーはTROYCAの長野敏之が務めた[12]。キャラクターデザインと総作画監督を務めた合田浩章は長野によって起用された[10]。合田によると、長野は原作に男性ファンが多いことから男性向けアニメとして作ると語っていたという[12]。加藤によると、シリーズ構成と脚本を務めた花田十輝はいちど加藤と直接会って話し合った結果、引き受けることとなったという[13]
脚本・構成

本作の脚本・構成は花田十輝が務めた[10]。構成にあたっては、まず監督である加藤が原作のなかからアニメに入れたい部分を花田に提出し、それを花田が構成案としてまとめた[10]。その際には、アニメをどこで終えるかが重視された。加藤は原作6巻にあたる生徒会劇までやることを考えたが、1クールでそこまで描くと原作の重要な部分が損なわれるうえに、七海燈子だけの作品になってしまうという考えで一致した加藤と花田は、原作をなぞるかたちで制作することを決めた[10]。脚本会議には原作者である仲谷がすべて出席したほか、作中で描かれる劇の脚本や昔の生徒会劇の冒頭、キャラクター同士のLINEのやりとりの文章などを仲谷が手掛けた[14]
演出

本作の演出にあたって、加藤は侑の心の動きを風で舞い上がる葉やカップのなかの紅茶、日光の移ろいといった情景で表現するなど[11]、背景美術や足元のみのカットといった比喩表現を多く取り入れた[10]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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