ももいろ歌合戦
ジャンル音楽番組 / 特別番組
企画スターダストプロモーション
演出佐々木敦規
出演者#出場者参照
製作
製作総指揮川上アキラ
制作ABEMA
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2017年 -
放送時間12月31日夜 - 翌年1月1日未明(配信・放送メディアによって放送時間は異なる)
回数7
公式ウェブサイト
ももいろ歌合戦 ラジオで生中継
ジャンル音楽番組 / 特別番組
放送方式生放送
放送期間2018年12月31日(第2回) -
放送時間回によって異なる
放送回数7
放送局ニッポン放送
ネットワークNRN(第4 - 6回)
出演#出場者参照
特記事項:
平日開催時は22・23時台、土曜開催時は19・20時台、日曜開催時は21・22時台に放送。正式な番組名称は年によって異なる。
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『ももいろ歌合戦』(ももいろうたがっせん)は、毎年大晦日から元日未明にかけて、インターネットテレビABEMA・ニッポン放送などが無料で生中継する、チーム対抗形式の大型音楽番組。2017年に開始された。 NHK紅白歌合戦と比べて「歌の真剣勝負」を全面に打ち出しており、以下の特徴が見受けられる[1]。 毎年、4人組ガールズユニットのももいろクローバーZがホスト(進行役兼出場者)を務める形で行われる。 2017年に第1回がスタートし、氣志團、小林幸子、大黒摩季、加山雄三、さだまさし、水前寺清子ら計16組が出場。ももいろクローバーZが率いる「ももクロ軍」と、ニューヨーク・ヤンキース(当時)の田中将大が率いる「田中軍」の2チームで勝負をする形式で、総合司会は東京03が担当[2]。冒頭から最後まで生中継を行ったAbemaTVでは視聴数が220万、番組へのコメント数も15万件を超えた[3]。 2018年の第2回は、千鳥のノブが総合司会を担当[注 4]。出場者として新たに、TRF、大友康平(HOUND DOG)、松崎しげる、イルカ、T-BOLANといったベテラン勢に加え、BOYS AND MENや大原櫻子、YouTuberのFischer'sや声優ユニットのヒプノシスマイク、舞台女優のシルビア・グラブといった多ジャンルのアーティストが初出場となり、計45組のラインナップとなった[4]。また、ビートたけしや笑福亭鶴瓶、吉永小百合もVTR出演[4]。Twitterでは#ももいろ歌合戦がトレンドワードで日本4位、世界5位にランクインした[5]。 2019年の第3回は、歌合戦本編を6時間に拡大。その前後に芸能ショーやももいろクローバーZのカウントダウンライブを組み込み、イベント全体では8時間超、出演者も50組超の大型企画となった[6]。初出場の歌手は泉谷しげる、倖田來未、西川貴教、ファンキー加藤、NOKKO(レベッカ)ら。NHK紅白歌合戦でビートたけしが歌唱した時間帯に、ももいろ歌合戦でビートきよしに同じ曲を歌わせるという演出などが話題となった。また当日、NHK紅白歌合戦の審査員を務めた上沼恵美子が、ももいろ歌合戦にもVTR出演するという珍しい場面もあった。他にはアナウンサーの弘中綾香、俳優の岡田将生・新木優子、YouTuberのカジサック・キズナアイらが初出演。Twitterでは#ももいろ歌合戦がトレンドワードで日本1位および世界1位となった時間帯もあった[7]。 2020年の第4回は、新型コロナウイルスの影響から無観客での開催となったが、HYDE(L'Arc?en?Ciel)・河村隆一(LUNA SEA)・広瀬香美・木梨憲武(とんねるず)・EXITらが初出場。これにYouTuber勢としてスカイピース、東海オンエアのとしみつらが組む音楽ユニット・TTJや、ストリートピアノ演奏の配信をきっかけにメジャーデビューを果たしたハラミちゃん、YouTubeの"Artist On The Rise"に日本人女性で初めて選出されたReolらが加わった。TikTok関連では、「ポケットからきゅんです!」で“きゅん現象”を起こしたひらめや、「魔法の絨毯」が再生回数2億回超となった川崎鷹也が初出場。オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』の練習生で結成されたOWV、“日本一のコスプレイヤー”とも称される内閣府クールジャパン・アンバサダーのえなこ、『半沢直樹』出演の市川猿之助・尾上松也も初めてラインナップに加わった[注 5]。連続出場組は氣志團・水前寺清子らが4年連続、Creepy Nuts・松崎しげるらが3年連続で、史上最多となる出場者が代わる代わる登場した。 2021年の第5回は、初となる日本武道館での開催。前年までNHK紅白歌合戦に50回連続出場していた五木ひろしが同番組を勇退し、ももいろ歌合戦への初出場を発表し話題となった[8]。同じく紅白歌合戦への出場が有力視されていたウマ娘や、同年の日本レコード大賞受賞のDa-iCEも、ももいろ歌合戦への出場となった[9]。
概要
全出場者が「生歌」でパフォーマンス
歌声入りの音源を流し実際には歌わないタイプの演出を、どの歌手に対しても認めておらず、当日その場での歌唱が生放送されるのが基本となっている[注 1]。
出場者本人が本当に歌いたい曲を、フルサイズで歌唱
選曲に関しては、番組制作側の意向よりも本人の伝えたい思いが尊重される。そのため、さだまさしが交通事故の被害者家族の心境を綴った「償い」を選曲するなど、歌番組としてはレアなケースも生じる。企画コーナーを除いて“ショートバージョン”や“メドレー”は用いられず、すべて原曲のままの長さで歌われるが、第3・4回のビートきよしや第7回の大仁田厚のように例外もある[注 2]。
性別不問の組分けを採用
紅組・白組ともに男女混合となるため、ひとつの対戦ごとに「ガールズバンド対決」「熱い男対決」といった様々なテーマを設けやすくなっている。他にも、ディズニーソングやガンダムソングを互いに歌い合う対戦や、「しげる対決」として泉谷しげると松崎しげるの対戦などが行われたことがある。
1万人規模の観客を動員
有料チケットの購入者が観戦するスタイル(スタンディング可)となっており、音楽フェスさながらのライブ感を重視している[注 3]。
内容