もののけ姫
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もののけ姫
Princess Mononoke

監督宮崎駿
脚本宮崎駿
原作宮崎駿
製作鈴木敏夫
製作総指揮徳間康快
出演者松田洋治
石田ゆり子
田中裕子
小林薫
西村雅彦
上條恒彦
島本須美
渡辺哲
佐藤允
名古屋章
美輪明宏
森光子
森繁久彌
音楽久石譲
主題歌米良美一もののけ姫
撮影奥井敦
編集瀬山武司
制作会社スタジオジブリ
製作会社徳間書店
日本テレビ放送網
電通
配給 東宝
ミラマックス
Alliance Films
公開 1997年7月12日
2020年6月26日(リバイバル)[1]
1999年10月29日
1999年11月26日
2001年10月19日
2003年4月25日
上映時間133分[2]
製作国 日本
言語日本語
製作費 21億円
興行収入 201.8億円[3][4][注 1]
配給収入 117.6億円[5]
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『もののけ姫』(もののけひめ、英題: Princess Mononoke)は、1997年スタジオジブリが発表した長編アニメーション映画作品。監督は宮崎駿キャッチコピーは、「生きろ。」[6]

興行収入193億円を記録し[7]、当時『E.T.』(1982年)が保持していた日本の歴代興行収入記録を塗り替えた[注 2]
概要

1980年昭和55年)に宮崎駿がアニメ企画案のイメージボードとして構想した同名の作品があり(『宮崎駿イメージボード集』。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 4-06-108068-7。 1983年に収録)、1993年(平成5年)にそれを基にした絵本(『もののけ姫』。ISBN 4-19-860040-6。 )が出版されている。

1994年アニメージュでの『風の谷のナウシカ』の連載を終えた宮崎は1人準備班を立ち上げ最初の案を破棄して別ストーリーを構想。途中、『耳をすませば』や『On Your Mark』の製作で中断するも1995年4月3日に再開し安藤雅司作画監督と共にキャラクター作りから本格的作業をスタート。同年4月19日に企画書が完成。5月14日に屋久島5泊6日のロケハンをし帰京後の5月22日にスタッフルームが設けられる。

主題歌「もののけ姫」(作詞 - 宮崎駿 / 作曲・編曲 - 久石譲)を歌う米良美一は、女性のような高い声で歌うカウンターテナーが話題になり、この作品によって広く認知されるようになった。声優は『平成狸合戦ぽんぽこ』のおキヨの石田ゆり子、『紅の豚』のマンマユート・ボスの上條恒彦、『風の谷のナウシカ』のナウシカの島本須美とアスベルの松田洋治といった過去のジブリ作品にも出演した者が起用されている。
製作
映像
作画枚数
これまで宮崎駿の監督した長編アニメは、おおよそ5万から7万枚ほどの
作画枚数で製作されてきたが、本作では14万枚以上もの枚数が使用された。宮崎は「ジブリを使いつぶす」ほどの覚悟で桁外れの労力と物量を本作に投入したというが、以降の『千と千尋の神隠し』(約11.2万枚)や『ハウルの動く城』(約14.8万枚)、『崖の上のポニョ』(約17万枚)もほぼ同規模かそれ以上の枚数であり、スタジオジブリの制作体制そのものを刷新する結果となった。
デジタル体制への移行
スタジオジブリ最後のセル画絵の具を使った作品となった。この作品でもサンの顔に付いた血糊デイダラボッチ3DCGで作った他画面の多重合成も行われ、製作スケジュールの追い込みでデジタル彩色も一部使用されていたが、以降のジブリ作品は線画をコンピュータに取り込み、デジタル彩色の手法を用いるフルデジタル処理で製作されるようになった。また、タタリ神やデイダラボッチの動く触手も、3DCGのパーティクルによる流体シミュレーション機能を応用して制作されている。ラストの植物が芽吹き再生していくシーンでも3DCGによる制作が行われており、こうした3DCGを積極的に利用した最初のジブリ作品となった。
美術イメージ
本作は背景も総力を挙げるために美術監督5人制とする。まず1995年5月14日に山本二三田中直哉武重洋二の3人が宮崎駿監督と安藤雅司作画監督、動画チェックの舘野仁美、太田清美、福留嘉一らと共に舞台となるシシ神の森を描くために屋久島5泊6日のロケから参加。帰京後、武重は『On Your Mark』のため一時降板。同年6月10日に男鹿和雄が参加しアシタカが住むエミシの村を描くために白神山地の取材に訪れている。青森県の鰺ヶ沢町、津軽峠、天狗峠、一ツ森町などを写真を撮ったり絵を描いたりしながら歩き回り、その時のイメージを作品にちりばめている。その後、同年7月1日に黒田聡が7月11日に武重洋二がそれぞれINし、さらにCG的背景を創ろうと福留嘉一が特殊美術に任命され、11月5日に山本がチーフとなる。
テーマ
「神殺し」のモチーフ
作中で描かれる「神殺し」のモチーフは、小説『
ギルガメシュ』からの影響であるが、過去に作者の梅原猛からアニメ化の要求があった際は、映像化するほど惹かれないとして断っている。本作を観た梅原は、似ているようで別物だと語っている[8]
ハンセン病


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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