もう頰づえはつかない
監督東陽一
脚本小林竜雄
東陽一
製作有馬孝
工藤英博
出演者桃井かおり
奥田瑛二
森本レオ
加茂さくら
織本順吉
伊丹十三
音楽田中未知
撮影川上皓市
編集市原啓子
製作会社ATG
配給ATG
公開 1979年12月15日
上映時間113分
製作国 日本
言語日本語
配給収入4億円[1]
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『もう頰づえはつかない』[2](もうほおづえはつかない)は、日本の小説家・見延典子の小説。早稲田大学第一文学部文芸科の卒業制作として書かれ、『早稲田文学』に発表された。1978年11月、講談社より刊行。
小説[ソースを編集]
1978年、早稲田大学文学部文芸科の学生だった見延典子が卒業小説として講談社より発表。一人の女子大生が体験する愛や性を二人の男子学生の存在により描く。女性読者から 「まるで自分のことが書かれているようだ」 と言わしめるリアルな性体験を渇いた筆致と醒めた視点(観点)から淡々と綴った本作は同世代の学生やOLを中心に脚光を浴び、熱烈な支持を受ける。程なく世代を超えて話題となり、総計50万部を売り上げるベストセラーとなる。
映画[ソースを編集]
1979年に東陽一監督によってATGで映画化、配給された。出演者は桃井かおり、奥田瑛二、森本レオ、伊丹十三、加茂さくら、日夏たより、伊佐美津江、織本順吉など。桃井の演技は、高い評価を得た。
村上弘明が終盤の短い出演でデビューしているが、当初主演の男女二人は新人でいくつもりでオーディションで村上に決まっていたが、桃井かおりが相手役と決まり釣り合いを考えて監督が奥田英二(現:奥田瑛二)に主演を変えた[3]。
キャスト[ソースを編集]
まり子: 桃井かおり
橋本: 奥田英二
恒雄: 森本レオ
大家・高見沢: 伊丹十三
美容師・トキ子: 加茂さくら
見習い・ユミ子: 伊佐美津江
明美: 日夏たより
女子大生・治子: 都倉成美
まり子の父: 織本順吉
受賞[ソースを編集]
第22回ブルーリボン賞主演女優賞/桃井かおり(『男はつらいよ 翔んでる寅次郎』『神様のくれた赤ん坊』との三作)
日本アカデミー賞主演女優賞/桃井かおり(『男はつらいよ 翔んでる寅次郎』『神様のくれた赤ん坊』との三作)
第34回毎日映画コンクール 日本映画優秀賞
第34回毎日映画コンクール 主演女優賞(桃井かおり)
キネマ旬報 主演女優賞(桃井かおり)
主題歌[ソースを編集]
「もう頰づえはつかない」
荒井沙知 の シングル
A面もう頰づえはつかない
B面しゃぼん玉消えた
リリース1979年8月
規格7インチシングル盤
ジャンルフォーク・ロック
時間4分43秒
レーベルビクターレコード