この項目では、テレビドラマについて説明しています。
その他の用法については「もう誰も愛さない (曖昧さ回避)」をご覧ください。
しのざき嶺の漫画については「もう誰も愛せない」をご覧ください。
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もう誰も愛さない
ジャンルテレビドラマ
企画宅間秋史
清水賢治
脚本吉本昌弘
中山乃莉子
林誠人
演出楠田泰之
赤羽博
中島悟
出演者吉田栄作
田中美奈子
薬丸裕英
観月ありさ
辰巳琢郎
かとうれいこ
伊藤かずえ
仲谷昇
伊武雅刀
山口智子
音楽岩崎大輔
エンディングビリー・ヒューズ「Welcome to the Edge(とどかぬ想い)」
製作
プロデューサー阿部祐三
『もう誰も愛さない』 (もうだれもあいさない)は、1991年4月11日から6月27日まで毎週木曜日22:00 - 22:54に、フジテレビ系の「木曜劇場」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は吉田栄作。 愛情・金・復讐に翻弄される3人の男女を中心に、周囲の人間関係が目まぐるしく展開するラブサスペンスドラマ。1週でも見逃したら以降はついて行けなくなるほどストーリー進行が早く、クライムサスペンスらしく先が読めないスリル満点の展開からホームドラマとの対比で「ジェットコースタードラマ」と命名された。出演した田中美奈子も台本をもらうたびに物語の展開の速さや強烈な台詞に驚かされたという[1]。このコンセプトが好評であったため、同じスタッフ陣で順次制作された「あなただけ見えない」(1992年)、「もう涙は見せない」(1993年)の「ジェットコースタードラマ3部作」の第1作目として広く知られる。 本作は主要な登場人物が全員悪人で、恋愛を含みながらも「情欲、裏切り、復讐、陰謀、嫉妬」が渦巻くドロドロとした内容となっている[1]。登場人物が毎回劇的な運命に翻弄され、そのほとんどが終盤にかけて殺されたり、病気で死んでいく。このことは、視聴者の間で衝撃と共に話題となった[1]。 特に最終話で伊藤かずえ演じる弁護士・町田玲子が絞殺され、バラバラにされた死体がゴミ集積場に出されるシーンがあり、伊藤のファンからフジテレビに抗議の声が寄せられた。このシーンでの切断された生首のカットをはじめ、第11話で辰巳琢郎演じる米倉が王の手下に銃で撃たれ、死に際に吐血するシーンなどが再放送ではカットされていることがある[1]。このため、再放送時には「作品中一部過激なシーンがあります」といったことわりのテロップが表示される場合がある。 放送と同時期にメインライターである吉本昌弘による長編小説(上・下巻)がフジテレビ出版より発売されたが、小説は初期の構想をもとに執筆されているため、卓也の実の両親、樫村と田代裕二の繋がり等を始めとする設定等、テレビドラマとは内容が若干異なる。 放送終了後にビデオ化が決定し、ビデオ店に告知ポスターも貼られたが、直前に発売中止となった。2004年にDVD-BOXとして商品化された。 演出を担当した楠田泰之によると、新ドラマの企画段階で「シドニィ・シェルダンのような作品を日本のドラマでやろう」というテーマで始まった[注釈 1]。脚本の吉本は本作を超展開のドラマにして、逃れようのない宿命を残酷に描いた[1]。また、放送が木曜22時枠という遅めの時間なことから、大人も楽しめるハードでシリアスな作風を打ち出した[1]。 当時の1時間ドラマの一般的なシーン数は40、多くて50とされるが、本作では各話に毎回3話分の展開を詰め込んだため、異例の多さで撮影された。例として第1話のシーン数は74に上る[1]。楠田によると、序盤から怒涛のストーリー展開に、試写の時はスタッフの間でも思わず笑いが起きたという[1]。しかしこの毎回どんでん返しの連続に、視聴者たちは呆然すると同時に熱狂した[1]。 作中で下半身不随になった卓也がストッキング越しに美幸の脚を舐めたり、床にこぼした牛乳を着衣で這いつくばって拭くシーンは、視聴者にインパクトを与えた[1]。これらのシーンについて吉本は、「僕はピンク映画出身なので、本作にエロティックなシーンを入れたくなってしまったんです」と理由を語っている。また、第1話でレイプされて傷心した美幸に、牧村が「感じたのか?」と言うシーンも同様の理由によるものである[1]。 吉本によると、最終回の卓也が王小龍をビルの屋上で銃で打ち倒すシーンは、映画『スターウォーズ』の親殺しをイメージして脚本が書かれた[1]。 息絶える直前の卓也が道に落ちていたボロボロの千円札を握るシーンがあるが、この演出は台本にはなく楠田の考えによるもので、楠田は「序盤から卓也は、東都銀行支店長が放り投げる千円札を這いつくばって拾うシーンをしつこく重ねました。そして最終回では、最後まで卓也は金への執着にとらわれた人間だと描きたかったからあの演出にしました」と理由を明かしている[1]。 吉本によると、ラストシーンを美幸の出産シーンにしたのは、全ての因果を超えて物語の最後の希望として子供(優)に託すため。ちなみに本作の翌年に吉本と楠本が携わったドラマ『パ★テ★オ』の登場人物に、吉本はちょっとした遊び心で本作の登場人物の名前を文字って「沢本優」という名前をつけた[1]。ただし、本作と『パ★テ★オ』において人物設定やストーリーに繋がりはない。 番組終了後、ライバル局の日本テレビが同様のコンセプトのテレビドラマとして『愛さずにいられない』を放映した。
概要
エピソード
企画
演出など
その他エピソード
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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