もういっぽん!
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もういっぽん!
ジャンル
柔道
漫画
作者村岡ユウ
出版社秋田書店
掲載誌週刊少年チャンピオン
マンガクロス
チャンピオンクロス
レーベル少年チャンピオン・コミックス
発表号週刊少年チャンピオン:
2018年47号 - 2023年17号
マンガクロス:
2023年4月6日[1] -(リニューアル)
チャンピオンクロス:
2024年4月23日 - 5月16日
発表期間2018年10月18日 - 2024年5月16日
巻数既刊28巻(2024年4月8日現在)
話数全267話
アニメ
原作村岡ユウ
監督荻原健
シリーズ構成皐月彩
キャラクターデザイン武川愛里
音楽成田旬
アニメーション制作BAKKEN RECORD
製作もういっぽん!製作委員会
放送局テレビ東京ほか
放送期間2023年1月9日 - 4月3日
話数全13話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『もういっぽん!』(“Ippon” again!)は、村岡ユウによる日本漫画。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2018年47号から2023年17号まで連載後[2][3]、『マンガクロス[4]』(同)に移籍して2023年4月6日[1]から2024年5月16日まで連載。埼玉県を舞台にした女子柔道漫画である[2][5]

YAWARA!』(浦沢直樹)を始め著名な女子柔道漫画は主人公が英才教育を受けたものや天才的才能を持つものであることが多いが、本作の主人公・園田未知は、天才にはほど遠い平凡な実力の持ち主である[5]。傾向としては男子柔道部を描いた『柔道部物語』(小林まこと)、薙刀部を描いた『あさひなぐ』(こざき亜衣)のようなリアルで等身大の登場人物による部活群像劇となる[5]。また、主人公たちの通う高校は共学ではあるが、単行本1巻の時点では名前が明らかになった男子生徒は登場しておらず、恋愛の要素はない。このため、女子高生を主人公にしながらもさわやかな「王道の少年マンガ」であるとライターの伊藤和弘は指摘している[5]

次にくるマンガ大賞 2019にノミネートされた[6]

『週刊少年チャンピオン』2021年32号、および単行本13巻の装丁帯にてアニメ化決定が発表され[7]、2023年1月9日から同年4月3日まで放映された(#テレビアニメ参照)。
ストーリー
中学から高校入学まで

一本勝ちの快感のみを求めて柔道を続けてきた青葉中学3年園田未知。3年の大会を最後に綺麗に一本勝ちして柔道を引退するつもりだった。しかし、大会で当たった相手は見たこともない強敵で健闘空しく締め技で失神一本負けしてしまい、それが最後の試合になるはずだった。

敗戦から9か月。どうにか希望の青葉西高校に進学した未知は、恋に遊びに目一杯高校生活を満喫するつもりだったが、剣道部・南雲安奈の謀略で武道場に誘導され、そこで中学最後の試合で敗北を喫した氷浦永遠と再会する。柔道部入部を決めていた永遠の熱心な勧誘に期せずして乱取りを始めてしまった未知は、見事に永遠を背中から叩き付け、再び一本の快感に酔いしれる。未知の生き生きとした姿を見ていた親友の滝川早苗は再び柔道へと未知を誘うのだった。
インターハイ予選

部員も未知・早苗・永遠の3人が揃い、顧問の体育教師夏目紫乃も加わり夏のインターハイ予選に向けて練習に余念がない青葉西高校柔道部。部活後にファミレスに訪れた3人の前に2年生の天音恵梨佳をエースに据える霞ヶ丘高校柔道部が現れる。天音は河北中での永遠の1年先輩で永遠を柔道に誘い指導し、そして実力をつけさせてレギュラーを争うまでになった永遠のライバルであった。そして迎えたレギュラー決定戦で天音を破りレギュラーを勝ち取った永遠であったが、ふとした誤解から天音の卒業と同時に疎遠になってしまっていた。天音は中堅でインターハイ予選に臨むことを永遠に告げ、その場を去る。

天音との再会後、調子の上がらない永遠を敏感に察して自分なりのやり方で励ます未知に笑顔と調子を取り戻した永遠。そして迎えたインターハイ団体戦予選では両校一回戦を突破して二回戦で青葉西と霞ヶ丘の直接対決が実現する。先鋒戦は霞ヶ丘の妹尾緑子が速攻の合わせ技一本で早苗を下し、天音と永遠の因縁の中堅戦に突入する。
新入部員 - 金鷲旗目指して

団体戦・個人戦共に惜しくもインターハイ全国大会出場を逃した青西。次なる大会、金鷲旗に向けて新たに始動するが同じくインターハイで剣道部を全国大会に導いた未知の幼馴染、南雲安奈が剣道部をやめると言い出す。最初は困惑するが中途半端な覚悟で安奈が途中で物事を投げ出すことはないと知る未知は安奈に電話して退部を受け入れる。すると次の日の部活の柔道場には安奈が正座で皆を待っていた。安奈は未知と同じ場所で頑張ってみたい、それができるのは高校3年間の今しかないと覚悟を決め剣道部を退部して柔道部に入部する決意をしたのだった。

安奈を加えた青西柔道部は5人の勝ち抜き制である金鷲旗に向けて練習を再開した。夏目は柔道初心者である安奈を大会に出すことを見送り、代わりにかつて廃部になるまでたった1人頑張っていた3年生・姫野紬を柔道部に勧誘することを決める。一方、青西と同じく金鷲旗出場を決めていた霞ヶ丘高校はインターハイ予選個人戦で優勝し全国大会出場を決めた天音のために3年の白石亜実が夏まで引退の延期を決意。さらに柔道経験者を新たに2人加えて部員を5人揃え、白石の提案で青西との合同練習に臨むことになった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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