むこうぶち
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むこうぶち
ジャンル麻雀漫画青年漫画
漫画
作者天獅子悦也
出版社竹書房
掲載誌近代麻雀オリジナル
近代麻雀
レーベル近代麻雀コミックス
発表期間1999年 - 連載中
巻数既刊61巻(2024年2月現在)
その他協力:安藤満
ケネス徳田
テンプレート - ノート

『むこうぶち 高レート裏麻雀列伝』(むこうぶち こうレートうらマージャンれつでん)は、漫画:天獅子悦也、協力:安藤満(安藤満逝去後はケネス徳田が闘牌協力)による日本漫画作品。

『近代麻雀オリジナル』(竹書房)で1999年に連載が開始され、2000年に『近代麻雀』に移籍して現在も連載中。コンビニ版総集編『麻雀破壊神・傀』も発売された。

スピンオフ作品として、江崎の物語『むこうぶち外伝 EZAKI』、上野の秀の物語『レッドドッグ ノガミの秀』、後堂の物語『お疲れ様です後堂さん』がある。
概要

麻雀プロであり、1980年代の賭け麻雀事情にも詳しい安藤の見聞をもとに描かれた作品。高レート麻雀に集う人々の内面を力強く描いている。

いわゆる「麻雀劇画」が一般的には「麻雀で勝った者の勝者のストーリー」であるのに対し、本作品は「傀と麻雀して負けた者」を描いた「敗者のストーリー」である点が画期的であった。その意味で本作品の真の主人公は、さまざまな理由で高レート麻雀の卓に着き、傀に敗れていく者たち(あるいは彼の闘牌の観戦者など戦いを見届ける者)であると言える。

ストーリー

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2014年10月)(使い方

「むこうぶち」――それは誰とも組まず、何処にも属さない一匹狼。誰も何も必要無い、真のギャンブラー。

バブル経済が頂点に差し掛かりつつあった1980年代の東京。市中の雀荘に飽き足らず、1000点1000円、あるいはそれ以上の高レートで行う賭け麻雀に走る人たち。その中に一人の男が現れた。一見優男。しかし、彼に狙われた者は、この言葉と共に、獣に食い殺されるが如く敗れ去るのみ?「御無礼」。

決して己の内面を見せず、その強さ鬼の如し。男の名は「傀」。

55?56巻に収録されている話で「バブル編」に幕引きがされ、57巻収録分からは「後(アフター)バブル編」が開始された。
登場人物
主人公と関係者
傀(カイ)
魔物じみた強さを持つ謎の麻雀打ち。どこからともなく雀荘(高レートが多い)に現れる。卓に座った瞬間に敗者を見抜き、彼に「御無礼」を言われた対戦相手は必ず負ける。各話に出てくるゲストキャラの対局相手として登場する(初めの話で出てきた水原祐太のように彼と対局しないパターンもあり)。本名、出身、住所一切不明。「傀」という名前は「人鬼」から来ており、名を問われた際は「傀と呼ばれています」と名乗り、一匹狼の真のギャンブラーを意味する「むこうぶち」の名で呼ばれることもある。容赦なく対戦相手から金を毟り取るため「暴虎」の異名を持つ。常に丁寧な物腰で決して声を荒らげたり暴力を振るったりすることはない。極端に無口で表情に乏しいため一見冷静沈着に見えるが、傲慢な相手やイカサマをする相手は率先して潰す(唯一の例外は観客や同卓の相手にイカサマをショーとして見せる手品麻雀)。自分の思惑や相手の底を見抜いた時にニヤリとニヒルな笑みを浮かべるシーンは非常に多い。また、たまにではあるが、相手を言葉で挑発することもある。一方で、麻雀に真摯で腕も立つ者や、欲望に取り憑かれず引き際を知る者を、追いかけてまで殺そうとはせずに時には敬意を示したりなど、彼なりの美意識を持っていることも窺わせる。前述の手品麻雀では会の趣旨を尊重し、わざとイカサマを使って勝つ
[1]など案外ジョークを解する一面もある。女性が相手の場合、相手の腕前にかかわらずサディスティックな態度を取ることがほとんどである。同卓した相手に負け分の金を貸す事もある。ただし貸すのは翌日に返しにこれる相手に限られ、返せる相手ならば単にパンクした時にも卓割れさせずに続行させるために貸し付ける事もあるが、返しに来る事ができない相手は頼まれても貸さない。最後の一戦で手持ちの金を超える金額を負けた相手には返せる保証がない相手でも「博打の貸しは一日限り」として負け分を貸しにして1日待つが、返しに来ずに逃げた場合、その人物がその後何らかの金を手に入れた時にピンポイントで現れ、金は必ず回収していく。このように金は必ず回収するが、場合によってはそもそも金を受け取らずに帰る事もある。四萬に呪いがかかっているとされていた席に雨宿りの間のみという条件で座った時は、卓に座る前に四萬がアヤ牌である事を知った上で座りそれを利用して勝ったためか、「雨宿り麻雀なので勝ち金は結構です」と何も受け取らずに帰った。雀風は特に固定されておらず、自由自在。イカサマを使っているわけではなく、序盤の数回戦落としてでも相手の戦術やイカサマを見抜き(時に差し込むことすらある)つつ場の流れを形成して、決め打ちや理牌、現物待ちなど偽りの癖で相手が傀の手を見抜いたと思った矢先に、それを逆手にとってトータル収支で勝つパターンが多い。手積みの場で、積み込みやブッコ抜きをやっている者の手を読んでいるような描写が多いが、自身も積み込んでいたかは不明。ただし手品麻雀での鮮やかなイカサマツモから、技術自体は高いレベルの物を会得していることが窺える。相手の運を奪い、自分の流れをつかむまでのパターンは様々だが、いったん自分が優勢と見るや徹底的に攻め続け、一気呵成に叩き潰す。そのため、鈍い者はツキ麻雀で負けただけと勘違いすることも多い。中には流れやバカヅキを掴んで傀に勝利寸前の者も少なからずいたが、傀の安目差込みやセオリーから外れた揺さぶりに流れを手離して敗北している。序盤に調整したり相手を観察したり偽りの情報を与える仕込みをするなどして巻き返しでトータルで勝つ、と言うスタイルであるため、「途中からのレートアップ」を伴う事が殆ど。レートアップを申し出る時はツキの調整などが完了した時であるため、傍目には「レートアップした途端に急に強くなった」ように見え、負けた後で「レートアップを申し出る所から作戦だったのだ」と気づかされるパターンが多い。なお、レートアップ前に調整や観察のために一時的にいくらか負ける事はあってもあくまで撒き餌のようなもので、これでパンクする事は無いが、レートアップが認められにくい場の場合はパンクして見せてでもレートアップを認めさせる手を使う事がある。作中では半荘回数が決まっている場に赴いた時、そのままでは序盤の見などをせずに同卓者をパンクさせることなく全勝しないと回収目標額に達しないレートだったため、「目標額になるまでに終わられたら困る」と言う事情を抱えている者が同卓していたことを利用し、序盤でわざと負けてパンクして例外的なレートアップを認めさせた上で卓を続行させたことがある。単純に麻雀が強いだけではなく、ローカルルールから特殊なハウスルールの天使(アンヘル)の麻雀、三人麻雀まであらゆるルールに適応し、自動卓から発せられる異音を察知して卓に改造が施されていることを完全に見抜いたり、複雑な通しをすぐに解読したりなど、頭の切れそのものが常人離れしている。麻雀以外では中国麻雀(麻将)に関する知識も深いらしく、21巻では中国出身の張相手にわざわざ中国麻雀の役(日本の麻雀にない役なので、役牌や対々和などのノミ手であることが多かった)で圧倒した。また、安永に案内されて地下カジノでバカラをしたこともあり、麻雀と同様の鋭い読みを見せている。対戦相手を待つ間には英字新聞(紙名不明)、ル・モンド(仏語版)、ロシア語新聞(紙名不明)など様々なものを読んでいる。フィリピン語を理解していることを示す場面や、タガログ語での通しを聞いて理解したり広東語で会話したりした場面もある。また新聞だけでなく、漫画雑誌や農業誌、児童向け絵本(ぐりとぐら)など様々な雑誌も読んでいる。都内の高レート雀荘に出没しているが、その打ち筋ゆえに客を殺してしまう(有り金を根こそぎ奪う=破滅させるという意味)ため、彼を出禁にするところは多い。また、根こそぎタネ銭を奪うために特定の相手にわざと勝たせてからその相手を狙い撃ちで勝ち続けたり、他家の得点を調整することも可能。一方で弱者や彼が定めた獲物がいない卓では振らず和了らずに2着をキープして本気を出さない場面や、素人相手の低レートで夜の調整のために流れを作る場面もあり、どこであろうと殺す打ち筋をしているわけではない。出禁等の代わりに新たな賭場・雀荘を紹介ということで神出鬼没であることをある程度補足しており、また安永が人の破滅に対して鋭敏であると語っているように大きな何かを賭ける者の前に現れる。対戦相手は彼との対戦によって、人生に多かれ少なかれ影響を与え、全てを失う者もいれば、大切な何かを見つける者もいる。その理由として、傀は相手を戦術だけでなくその打ち手の心の奥まで読みきることや向かい合わねばならないほどの敗北をするためであり、時に高みの見物をしていた安永や及川すら追い込むこともある。また、中には須賀のように見事な闘牌で魅了し、再戦させる者もいる。また、非常に特殊なケースとして石川(後述)との対戦では彼と同じスタイルで技術戦を挑み、順位を譲りつつも同じ打法で相手の上を行ったということもあり、これについて「トイメン(石川)に勝つかどうかは金額ではありませんので・・・」と説明している。彼自身の目的は、敗北者を見ることと思われ、浮いても勝ちたい者・2着に妥協する者には屈辱の浮きを許している。たとえ一瞬でも、自分と同じ次元で戦える相手のことは実力を認めるらしく、打ち込んで微笑んだり、極めてまれにだが彼の方から名を尋ねることもある。それどころか、見所のある相手の成長を促す打牌をすることすらある。トップ目のオーラスで強引な手作り連荘や山越しで相手のクビを切る(ビンタなどで基準点未満にして、自分の収益を増やす)ことすらある。しかし、大金を求めているわけではなく、タネ銭は帯封のまま紙袋に入れるなどして無造作に持ち込む(数百万から数千万)。勝ちで得た金は、作中で明示されている分だけで十億円を越え、及川からは白紙小切手を受け取っているが、彼がそれらの金を麻雀のタネ銭以外に使うシーンはない。金は駅のコインロッカーにしまわれている。


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