みなみのさんかく座アルファ星
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みなみのさんかく座α星[1]
Alpha Trianguli Australis
仮符号・別名アトリア[2], Atria[3][4]
星座みなみのさんかく座
見かけの等級 (mv)1.92[1]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α) 16h 48m 39.89508s[1]
赤緯 (Dec, δ)?69° 01′ 39.7626″[1]
赤方偏移-0.000010[1]
視線速度 (Rv)-3.00km/s[1]
固有運動 (μ)赤経: 17.99 ミリ秒/年[1]
赤緯: -31.58 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π)8.35 ± 0.15ミリ秒[1]
(誤差1.8%)
距離391 ± 7 光年[注 1]
(120 ± 2 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV)-3.5[注 2]

みなみのさんかく座α星の位置
物理的性質
半径130 R?[5]
質量7 M?[5]
スペクトル分類K2III_Ba1[1]
光度4,900 L?[5]
表面温度

最低平均最高
3,970[5]4,200[5]4,400[5]

色指数 (B-V)+1.44[6]
色指数 (U-B)+1.56[6]
年齢45×106年[5]
他のカタログでの名称
Atria, FK5 625[1], HD 150798[1], HIP 82273[1], HR 6217[1], SAO 253700[1]
Template (ノート 解説) ■Project

みなみのさんかく座α星は、太陽系からみなみのさんかく座の方向約391光年の距離にある恒星2等星。みなみのさんかく座で最も明るい恒星。天の南極に近いため、日本では沖ノ鳥島からしか見ることが出来ない。
概要

橙色の巨星である。G型主系列星または白色矮星との連星系を成している可能性を示す観測データがあるが、2014年現在伴星は発見されていない[5]

バリウム星に分類されており、金属量が太陽の2倍ほどあるメタルリッチな恒星である[5]。中心部ではヘリウム核融合により炭素酸素が生成されていると考えられている[5]
名称

学名は α Trianguli Australus(略称は α TrA)。固有名はアトリア[2] (Atria[3][4])。固有名の由来は学名の Alpha Trianguli Australusを略して読んだものである[3]。1899年に刊行されたリチャード・ヒンクリー・アレンの Star Names - Their Lore and Meaning に記載されていないことから、20世紀になって広まった名前であると考えられている[2]
注釈[脚注の使い方]^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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