みなみけ
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みなみけ
ジャンル
コメディ空気系[1]
漫画
作者桜場コハル
出版社講談社
掲載誌週刊ヤングマガジン
レーベルヤンマガKCスペシャル
発表号2004年14号 -
巻数既刊25巻(2023年12月6日現在)
アニメ:みなみけ
監督太田雅彦
シリーズ構成あおしまたかし
キャラクターデザイン越智信次
音楽三澤康広
アニメーション制作童夢
製作みなみけ製作委員会
放送局テレビ東京ほか
放送期間2007年10月7日 - 12月30日
話数全13話
アニメ:みなみけ?おかわり?
監督細田直人
シリーズ構成鈴木雅詞
キャラクターデザイン田中誠輝
音楽三澤康広
アニメーション制作asread.
製作みなみけ おかわり製作委員会
放送局テレビ東京ほか
放送期間2008年1月6日 - 3月30日
話数全13話
アニメ:みなみけ おかえり
監督及川啓
シリーズ構成小鹿りえ
キャラクターデザイン田中誠輝
音楽三澤康広
アニメーション制作asread.
製作みなみけ おかえり製作委員会
放送局テレビ東京ほか
放送期間2009年1月4日 - 3月29日
話数全13話
アニメ:みなみけ ただいま
監督川口敬一郎
シリーズ構成鴻野貴光
キャラクターデザイン鈴木豪
音楽三澤康広
アニメーション制作feel.
製作みなみけ ただいま製作委員会
放送局TOKYO MXほか
放送期間2013年1月 - 3月
話数全13話

OVA
OVA:みなみけ べつばら
原作桜場コハル
監督及川啓
キャラクターデザイン田中誠輝
アニメーション制作asread.
製作「みなみけ べつばら」製作委員会
発売日2009年6月23日
OVA:みなみけ おまたせ
原作桜場コハル
監督川口敬一郎
キャラクターデザイン鈴木豪
アニメーション制作feel.
製作みなみけ おまたせ製作委員会
発売日2012年10月5日
OVA:みなみけ 夏やすみ
原作桜場コハル
監督川口敬一郎
キャラクターデザイン鈴木豪
アニメーション制作feel.
製作みなみけ 夏やすみ製作委員会
発売日2013年8月6日

テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『みなみけ』 (minami-ke) は、桜場コハルによる日本の短編漫画作品。『週刊ヤングマガジン』(講談社)において2004年14号から隔週ペースで連載中。2019年4月時点で累計発行部数は500万部を突破している[2]

これまで4期にわたってテレビアニメ化されたほか、ドラマCDOADなどの展開も行っている。
内容

南家の3姉妹、長女・ハルカ、次女・カナ、三女・チアキの家や学校での日々の出来事を中心に描いたショート作品である。本作を端的に表す言葉として、「この物語は南家3姉妹の平凡な日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください。」[注 1]

がある。これに姉妹の友人らとのやり取りが加わり、作品を盛り立てている。作者の桜場コハルは「小学生、中学生、高校生の3姉妹それぞれの友だちが家へ遊びに来て、世代間のズレによる微妙な世界の違いのやりとりを描ければおもしろい」とコメントしている[3]

一部例外を除いて、ほとんどのエピソードは1話完結で、季節は雑誌掲載時期に従う。作中では季節が何周もしており、さらに特定の日も複数回来ているが[注 2]、登場人物全員が初登場時と同じ学年のままである。

作画の特徴は、登場人物の頭身を下げたり描写を単純化するなどのデフォルメではなく、逆にアクセントとして目、唇、顎のラインなどを写実的に描写していることが挙げられる。また後述のように、南姓の人物・内田・フユキ以外のフルネームは明かされておらず、家族構成もほとんどのキャラクターが不明である。
連載の経緯

月刊ヤングマガジンでの『今日の5の2』終了後、単行本の好評を受け週刊ヤングマガジンで『みなみけ』連載に至った経緯、連載初期の反応などについては『みなみけ+今日の5の2 キャラファンBOOK』の初代担当のインタビューに詳しい。

この新連載について作者からは三姉妹が主人公の話が提案され、それについて担当編集者側から出した要望は、姉妹を高校・中学・小学生の3姉妹にすることと、漢字で『南家』だったタイトル案を平仮名に変更することぐらいという。当初は描きだめしており、1話目は地味なものを選んだとのことである[4]。5話まで毎週掲載したのち、6話より隔週連載となっている。

2007年10月より第1期のテレビアニメが放送されてから、これまでに第4期まで放送された(詳しくはアニメーションの項を参照)。
登場人物

声優は、アニメ版、ドラマCD版ともに共通(ただしドラマCDに未登場の人物は除く)。
南家3姉妹

この作品の主人公。なお、作中において3姉妹の名は、姓は漢字、名前はカタカナで表記される場合がほとんどである。
南 春香(みなみ はるか)
声 -
佐藤利奈南家長女。高校2年生。栗色のロングヘアと巨乳が特徴。基本的に「ハルカ(ちゃん)」、チアキからは「ハルカ姉様」( - ねえさま)、藤岡とマコトからは「ハルカさん」、ナツキとヒトミからは「ハルカ先輩」、保坂からは「南ハルカ」と呼ばれている。南家の家事全般を担っており[5]、南家の母親的存在である[6]。一方、カナに「基本なまけもの」「気の張る相手がいないとどこまでも怠けだす」と評されていて、自宅ではだらしない姿を見せることもある[7]。その一方、怒らせるとかなり怖いらしく、カナとチアキにアイアンクローフロムキッチン対面式なる制裁を科すことがある[8][9]。性格はおおらかで、やや天然ボケなところもあり、自身の恋愛には若干疎いが、三姉妹の中では最もモテており、中学時代に多数の男子をふったことがあり、現在でもマコト、保坂に好意を寄せられ、ナツキからも異性として意識されている。地図を正しく読めなかったことがある。家事のために帰宅部だが[10]バレーボールでは部の即戦力になるほどの実力を持つ[11]。周囲の信頼は厚く、高校の友人たちや妹たちの同級生からも慕われている[12]。カナと同じ中学の出身で、当時は(男子を立て続けにふりまくっていたこともあって)番長と呼ばれていた[13]。ハルカが同中学校の初代番長であり、彼女が番長と呼ばれるようになったがために、同中学校では以降も毎年番長を決める風習ができた[14]。流行に少し乗り遅れている一面もあり、派手なものを嫌ったり、自意識過剰な面もある。
南 夏奈(みなみ かな)
声 - 井上麻里奈南家次女。中学2年生。黒髪ロングのツインテールが特徴。コタツから頭だけ出している姿をチアキたちから「コタツの中にクワガタがいる」と表現されたことがある。基本的に「カナ(ちゃん)」、アキラからは「カナさん」、藤岡からは「南」[注 3]と呼ばれている。南家におけるトラブルメーカー的ポジション。単行本第1巻冒頭でのキャラクター紹介で「バカ野郎日本代表」とある。ただし、日常を事件に変える天才策士の一面も持ち、常に自分が「おもしろい」状況を作ることを考えている。いつでも明るく活発で、悪戯ばかりしていつも周りの人を振り回している。しかし人望もあり、ハルカやチアキの友達とも交流を持ち、彼女の周りにはいつも人の輪が絶えない[15]。自分自身の恋愛にはハルカ同様に疎く、同じクラスの藤岡から告白(間接的・直接的に)されているが本人は気が付いていない(これは、最初に千秋にあることないことを吹き込まれたためでもある)。ハルカとは違って料理は上手くなく、また自分の料理の腕の低さを自覚してもいる[16]が、カレーは作れたり、麺類は茹でられるようにはなっている。ツインテールの髪は現在は肩よりも下まで伸びているが、過去は短かったとされている[注 4]
南 千秋(みなみ ちあき)
声 - 茅原実里南家三女。天秤座生まれ[17]。制服が存在する小学校に通う5年生。クラスは5年2組。基本的に「チアキ」、タケル・速水・藤岡からは「チアキちゃん」、マコト[注 5]とシュウイチからは「南」と呼ばれている。また、チアキが自らのアダ名を「姫」と口走ってしまったことから、チアキのクラスメイト達には「姫」も定着してしまった[18]。なお、このように自ら定着させた呼び名であるのにもかかわらず、チアキは「姫」と呼ばれるのを嫌がっている[18]。なお後日カナにも「姫」のことを知られ、カナからは「姫」であることを馬鹿にされていた[19]。ただしハロウィンでは恥じらいながら「お姫様」的なコスプレを希望するなどまんざらでもない様子で、姫と言っても和風ではなく本人は西洋系のつもりでいる[20]


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