みたかシティバス
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みたかシティバスの車両(小田急バス C160号車)
2017年3月30日より「Poki」ラッピングが施されていた(現在はラッピング変更)みたかシティバス「三鷹の森ジブリ美術館ルート」専用車両(小田急バス C3012号車)
スタジオジブリのキャラクターが車体に描かれている。

みたかシティバスとは、東京都三鷹市が運行するコミュニティバスである。三鷹市内の交通空白地帯の解消を目的として運行されている[1]。全路線を小田急バス武蔵境営業所が運行受託しており、新川・中原ルートのみ京王バス調布営業所との共同運行となっている[1]

近隣の2つの市と2路線を共同運営していることが特徴で、つつじヶ丘駅を発着する新川・中原ルートは調布市内に乗り入れるため、調布市との共同運営となっている[1](運行主体は三鷹市で、調布市が共同事業として支援する[2][3])。また、三鷹市内に乗り入れるムーバス7号線「境・三鷹循環」は、三鷹市と武蔵野市の共同運営(運行主体は武蔵野市)で、みたかシティバスとしての6路線目でもある[1](運行受託は小田急バス武蔵境営業所[4])。
概要

「赤とんぼバス」の愛称が付けられた赤い小型車を使用する4路線、スタジオジブリデザインの黄色い専用車両を使用して三鷹駅北口と三鷹の森ジブリ美術館を結ぶ「三鷹の森ジブリ美術館ルート」および、武蔵野市と共同運営のムーバス7号線「境・三鷹循環」を含む、合計6路線が運行されている[1]

「赤とんぼバス」の愛称は、童謡赤とんぼ」の作詞者である詩人三木露風が、三鷹市牟礼在住であったことにちなむ。「赤とんぼ」の曲は三鷹市の防災無線にも採用されている[5]

1998年11月3日、最初の「赤とんぼバス」北野ルートが開業した。これは武蔵境駅南口から三鷹市役所と市内東南部の北野地区を結んでいた境94系統(野崎・北野公園経由)を前身とする路線で、境94系統の廃止直前は平日のみ1日4本にまで運行回数が減少していた。この路線を元にコミュニティバス化して、北野地区から市役所や鉄道駅へのアクセス向上を図ったものである。「小田急バス武蔵境営業所#廃止路線」も参照

2001年10月1日の三鷹の森ジブリ美術館開館に合わせ、三鷹の森ジブリ美術館ルートが同日開業し、ジブリ専用カラーのラッピング車両が使用開始された。

2012年3月26日、調布市と共同運営の新川・中原ルートが開業し、京王バス調布営業所がみたかシティバスの運行に参入した。

1998年の開業以来、7路線(ムーバス7号線を含む)が運行されていたが、2017年3月30日に「赤とんぼバス」で大規模な路線再編が行われた。市役所近くに建設された三鷹市の施設「三鷹中央防災公園・元気創造プラザ」[6]の開業(正式オープンは同年4月1日)に合わせたもので、これにより西部ルートと三鷹台ルートが「三鷹台・飛行場ルート」として統合の上で経路変更され、みたかシティバスの路線が一つ減り6路線となった[1]

それ以前は北野ルートと、統合前の西部ルートと三鷹台ルートの3ルートが三鷹市役所を経由していたが、路線再編により市役所経由は北野ルート、三鷹台・飛行場ルートの2ルートとなった。同時に「三鷹中央防災公園・元気創造プラザ」を中心とする運行に変更され、新川・中原ルートが杏林大学病院から同プラザまで延伸、北野ルート、統合新設された三鷹台・飛行場ルートともに3ルートが同プラザに乗り入れるようになった[1][7](なお、翌2018年9月1日より、新川・中原ルートの早朝夜間便は杏林大学病院発着に戻されている[8])。

また、2017年3月30日の路線再編に合わせ、小田急バスの「赤とんぼバス」車両には、宮ア駿デザインの三鷹市キャラクター「Poki(ポキ)[9]」をあしらった全6色のラッピングが施された。京王バスの専用車両(1台のみ)はラッピングされない[1][10]#車両も参照)。
沿革

1998年11月3日 - 「赤とんぼバス」最初の北野ルート開業。廃止路線の
小田急バス境94系統を引き継ぐ形で運行開始。

2000年5月29日 - 三鷹台ルート開業。三鷹駅北口と三鷹台駅を結ぶ路線として運行開始。

2001年3月30日 - 西部ルート開業、武蔵境駅南口発着の循環路線として運行開始。

2001年10月1日 - 三鷹の森ジブリ美術館開館に合わせ、三鷹の森ジブリ美術館ルート、明星学園ルート開業。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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