みずほ_(列車)
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この項目では、山陽・九州新幹線の「みずほ」について説明しています。日本国有鉄道およびJRによって運行された在来線の寝台特急については「はやぶさ (列車)」をご覧ください。

みずほ
「みずほ」に使用されるN700系7000番台
岡山 - 相生間)
概要
日本
種類特別急行列車新幹線
現況運行中
地域大阪府兵庫県岡山県広島県山口県福岡県佐賀県[注 1]熊本県鹿児島県
運行開始2011年3月12日
運営者西日本旅客鉄道(JR西日本)
九州旅客鉄道(JR九州)
路線
起点新大阪駅
終点熊本駅鹿児島中央駅
営業距離810.5 km(新大阪 - 鹿児島中央間)[注 2]
平均所要時間3時間46分(新大阪 - 鹿児島中央間)
運行間隔8往復[注 3]
列車番号号数+A
4000A+号数(高頻度運転の臨時列車)
使用路線JR西日本:山陽新幹線
JR九州:九州新幹線
車内サービス
クラスグリーン車普通車
身障者対応7号車
座席グリーン車指定席:6号車(半室)
普通車指定席:4 - 8号車
普通車自由席:1 - 3号車
技術
車両N700系電車(JR西日本博多総合車両所・JR九州熊本総合車両所
軌間1,435 mm
電化交流25,000 V・60 Hz
最高速度300 km/h(山陽新幹線)
260 km/h(九州新幹線)
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Clip運行区間の路線図行先表示機などにおける案内ではオレンジ色が用いられる。

みずほは、西日本旅客鉄道(JR西日本)および九州旅客鉄道(JR九州)が山陽新幹線九州新幹線新大阪駅 - 鹿児島中央駅間で運行している特別急行列車愛称である。

「みずほ」の愛称は、1961年10月1日から1994年12月3日までの33年間にわたって東京 - 熊本長崎[注 4] 間の夜行列車寝台特急)の名称として用いられており、日本国有鉄道JRの列車名として用いられるのは新幹線の列車名で2代目になる。案内表示ではオレンジ色が用いられる[1]
概要

2011年3月12日の九州新幹線鹿児島ルート全線開業と同時に運行を開始した[2][3]

山陽・九州新幹線を直通する最速達列車として運行されている。山陽新幹線では「のぞみ」に準じた取り扱いがなされており、料金体系も「のぞみ」と同様に他の列車と別体系となっている。

当初、山陽・九州新幹線の直通列車は「さくら」のみが設定される予定であったが、JR九州主体で「航空機を意識した、航空機対策の列車」として停車駅を絞った最速達列車が新たに設定された[4][5]

なお、航空機対策としてビジネス客の取り込みを目指した列車という関係上、修学旅行などの団体利用はほとんど認められていない。また、一部の特別企画乗車券での利用は対象外となる(後述)。
列車名の由来

「みずみずしい稲の穂」を意味する「瑞穂」(みずほ)は、実り豊かな国を表す「瑞穂国」、「豊葦原千五百秋瑞穂国」(とよあしはらの ちいおあきのみずほのくに)として日本国の美称に用いられており、九州新幹線(鹿児島ルート)全線開業による山陽・九州新幹線の直通運転を通じて、豊かな実りを提供する意味が込められている[3]
運行概況

2023年3月18日現在、朝夕を中心に新大阪 - 鹿児島中央間で定期列車が4往復運転されている(毎日運転の臨時列車を含めると8往復)。この他、繁忙期などには追加の臨時列車も運行されている。所要時間はいずれも最速で、新大阪 - 博多間を2時間22分、新大阪 - 熊本間を2時間57分、新大阪 - 鹿児島中央間を3時間42分で結んでいる[注 5]

号数は600番台が割り振られている。この号数は「みずほ」運行開始前の東海道・山陽新幹線では新大阪 - 博多間に朝晩運転の最速達の「のぞみ」1往復(途中停車駅は新神戸、岡山、広島、小倉のみ。2011年3月12日ダイヤ改正で当種別との統合により廃止)に割り振られていたもので、全列車が運行系統を含めて実質的に引き継いだものである。
停車駅

2011年3月12日の運行開始当初より新大阪 - 鹿児島中央間で運転されている。新大阪駅新神戸駅岡山駅広島駅小倉駅博多駅熊本駅鹿児島中央駅に全列車が停車し、一部列車は姫路駅福山駅新山口駅久留米駅川内駅にも停車する。のぞみの一部列車が停車する徳山駅は全列車が通過する。


2023年3月18日ダイヤ改正(現行ダイヤ)

この年のダイヤ改正では、8往復のうち4往復が定期列車から高頻度で(基本的に毎日)運転する臨時列車に格下げされた。姫路駅には上りが従来の614号に加え、600・602・604・606号、下りは601号に加え、609・613号が停車。福山駅は、上りは612号、下りは607号に加え、603・611号が停車。新山口駅は下りの号数は変わらず(605号)、上りは608号が停車。久留米駅は上り604・606号、下りは607・609・611・613号が停車。川内駅は上り602・610号のみ停車。(下り列車は全列車が通過。)このダイヤ改正で、全列車停車駅にのみ停車する列車(選択停車なし)は下り615号のみとなった。
2020年3月14日ダイヤ改正

10時台に鹿児島中央駅を発車する606号と、18時台に新大阪駅を発車する613号の計1往復が増発。また福山駅に上り604号・608号、下り607号と613号が、新山口駅に上り610号と下り605号がそれぞれ停車するようになり、福山駅と新山口駅も定期「みずほ」の停車駅に昇格。[7]
2019年3月16日ダイヤ改正

11時台に新大阪駅を発車する下り1本と16時台に鹿児島中央駅を発車する上り1本の計1往復が増発された。[8]。また、定期列車の602・608・609号が川内駅に、604・607・611号が久留米駅にそれぞれ停車するようになり、久留米駅と川内駅も定期「みずほ」の停車駅に昇格。
2018年3月17日ダイヤ改正

高頻度で運転する臨時列車が新たに久留米駅、川内駅に停車。久留米駅には日中運転の臨時1往復(姫路駅にも停車)が、川内駅には夕時間帯運転の臨時1往復がそれぞれ停車。[9]
2017年3月4日ダイヤ改正

高頻度で(基本的に毎日)運転する臨時列車2往復が設定され、事実上8往復体制での運行となる。
2014年3月15日ダイヤ改正

一部列車で新たに姫路駅に停車する列車が設定された。定期2往復が停車する。[10]


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