まりも
特急まりも
(2008年8月6日 札幌駅)
概要
国 日本
種類特急列車
現況廃止
地域 北海道
運行開始2001年7月1日
運行終了2008年8月31日
旧運営者北海道旅客鉄道(JR北海道)
路線
起点札幌駅
終点釧路駅
使用路線函館本線・千歳線・石勝線・根室本線
技術
車両183系気動車(札幌運転所)
スハネフ14形客車(札幌運転所)
軌間1,067 mm
電化交流20,000 V・50 Hz(札幌 - 南千歳間)[注 1]
非電化(南千歳 - 釧路間)
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まりもとは、日本国有鉄道および北海道旅客鉄道(JR北海道)が函館駅 - 釧路駅間(1951年?1965年)、札幌駅 - 釧路駅間(1965年?1968年、1981年?1993年)で運行していた夜行急行列車、札幌駅 - 釧路駅または根室駅間(2001年?2008年)で運行していた夜行特急列車である。廃止前の2007年?2008年には札幌駅 - 釧路駅間を函館本線・千歳線・石勝線・根室本線経由で臨時夜行特急列車として運行されていた。目次 1949年に函館駅 - 釧路駅間で運行を開始した夜行急行列車がそのルーツで、札幌駅以東では準急列車として運行される珍しい運行方式を採用した。1950年に運行区間を根室駅まで延長し、急行区間を函館駅 - 釧路駅間とし、釧路駅以東は普通列車として運行されていた。その後、1951年に函館駅 - 釧路駅間の夜行急行に「まりも」の名称が与えられた。 1968年に札幌駅 - 釧路駅間の昼行列車「狩勝」に統合されて廃止されたが、1981年に石勝線の開業により札幌駅 - 釧路駅間の急行列車に「まりも」の名称が再び使用され、夜行・昼行ともに1往復運行されていた。 しかし、1985年3月に昼行列車を特急「おおぞら」に統合するとともに、札幌駅 - 帯広駅間の臨時急行「まりも」51・54号を廃止、夜行列車も1993年3月19日に「おおぞら」13号・14号として編入された[1]。 2001年7月には、特急「おおぞら」昼行便の使用車両をキハ283系気動車へ統一することに伴い、従来どおりキハ183系で運行される夜行便の13・14号は「まりも」に改称した。 2006年3月18日のダイヤ改正で「利尻」が季節臨時列車に格下げされて以来、北海道内発着の夜行特急列車としては唯一の定期列車であった。しかし、2007年10月1日のダイヤ改正で臨時列車化され[2]、2008年9月に廃止された[3]。 列車名は阿寒湖のマリモにちなんだものである。 札幌駅 - 釧路駅間を約7時間で結んでいた。B寝台料金は通常6,300円だが、この列車に限っては前身の「おおぞら」13・14号時代より、11 - 5月冬季は3,000円と安く設定していた。 札幌駅 - 新札幌駅 - 南千歳駅 - 追分駅 - 新得駅 - 帯広駅 - 池田駅 - 浦幌駅 - 音別駅 - 白糠駅 - 釧路駅 定期運行時は座席車にキハ183系気動車を4両、寝台車には14系客車を2両連結した6両編成を基本に、繁忙期は座席車が増結され最大9両編成で運転されていた。 このうち、普通車自由席が2両、普通車座席指定席が2両、開放B寝台車2両で、指定席車および寝台車には女性専用席が設置されていた。 運行末期は、寝台車が1両減車され、5両編成で運転されていた。 上下列車とも釧路運輸車両所が担当していた。
1 概要
1.1 列車名の由来
2 廃止直前の運行概況
2.1 停車駅
2.2 使用車両
2.3 担当車掌区
3 根室本線夜行列車沿革
3.1 「まりも」の設定と補助列車411・412列車
3.2 「からまつ」の名称設定、急行「まりも」の復活と廃止
3.3 特急「まりも」の復活と廃止
4 脚注
4.1 注釈
4.2 出典
5 参考文献
6 関連項目
概要
列車名の由来
廃止直前の運行概況
停車駅
使用車両 まりもで使用されていた、スハネフ14 508
担当車掌区
根室本線夜行列車沿革
「まりも」の設定と補助列車411・412列車
1949年(昭和24年)9月:函館駅 - 釧路駅間を運行する夜行急行列車(札幌駅以東では準急列車)が運行開始。
1950年(昭和25年)10月:運行区間を函館駅 - 根室駅に変更。また、急行列車区間を函館駅 - 釧路駅間とし、釧路駅以東は普通列車として運行されていた。
1951年(昭和26年)
4月:函館駅 - 釧路駅間の夜行急行に「まりも」の名称を与えられる。以来、急行列車として函館駅 - 釧路駅間を函館本線・根室本線経由で運行。
5月17日:落合駅 - 新得駅間でまりも号脱線事件が発生。
1956年(昭和31年):小樽駅 - 釧路駅間で運行されていた普通列車411・412列車にスハネ30形寝台車の連結を開始。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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