まじっく快斗
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まじっく快斗

左側はまじっく快斗の主人公である怪盗キッド。右側が江戸川コナン鳥取県東伯郡北栄町にて。
ジャンルアクション・ミステリー
漫画
作者青山剛昌
出版社小学館
掲載誌週刊少年サンデー
週刊少年サンデー増刊号
レーベル少年サンデーコミックス
発表期間1987年26号 -
巻数既刊5巻(続刊予定)
その他不定期掲載
アニメ
原作青山剛昌
監督平野俊貴
シリーズ構成宮下隼一
脚本宮下隼一、吉永亜矢
キャラクターデザイン佐藤正樹須藤昌朋牟田清司
音楽梅堀淳
アニメーション制作トムス・エンタテインメント→TMS/V1 Studio
製作まじっく快斗製作委員会
ytv、小学館、トムス・エンタテインメント
放送局 読売テレビ・日本テレビ系列
放送期間2010年4月17日 - 2012年12月29日
話数全12話
その他「名探偵コナン」内で不定期放送。
アニメ:まじっく快斗1412
原作青山剛昌
監督工藤進
脚本大野敏哉、岡田邦彦
キャラクターデザイン緒方浩美
音楽岩崎琢
アニメーション制作A-1 Pictures
製作読売テレビ、A-1 Pictures
放送局 読売テレビ・日本テレビ系列
放送期間2014年10月4日 - 2015年3月28日
話数全24話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『まじっく快斗』(まじっくかいと)は、青山剛昌による日本漫画。『週刊少年サンデー1987年26号に初登場。その後、同年の週刊少年サンデー11月増刊号より連載化された。翌1988年8月号まで連載していたが、『週刊少年サンデー』で『YAIBA』の連載が決まったため中断。以降は不定期掲載を続けており、2023年現在も未完のままである。

名探偵コナン』・『YAIBA』執筆中も『週刊少年サンデー増刊号』や『週刊少年サンデー』に、不定期の短期集中連載形式で掲載されている。不定期連載ではあるが、『週刊少年サンデー』史上最も連載期間が長い作品[注 1]である。

関連作品の『名探偵コナン』には劇場版も含め本作の主人公やその他の登場人物がゲストではなく登場し、また『コナン』収録話の伏線となる話が存在する[注 2]ことなどから、切っても切れない関係である。
あらすじ

マジック好きの高校生・黒羽快斗はある日、自室に隠し扉があることを発見する。それは、8年前にマジックショーの最中に事故死した世界的マジシャンの父・黒羽盗一が仕掛けた最後のマジックだった。そこにあったのは世界的な大泥棒・怪盗キッドの衣装。キッドは8年前から姿を消していたが、最近になって復活していた。快斗は衣装を纏い、キッドに会いに行った。そこで出会ったのはかつて父の付き人をしていた、寺井黄之助だった。快斗は父が怪盗キッドであり、事故死ではなく殺されたのだと知らされる。快斗は父を殺した人物を探すべく、自らが怪盗キッドとなる。

怪盗キッドとして活動していたある日、快斗は自分を「黒羽盗一」と呼ぶ組織と遭遇し、彼らこそが父の仇だと確信する。その組織が求めるのは不老不死が得られるという伝説のビッグジュエル・パンドラ。快斗はその野望を阻止すべく、組織より先にパンドラを見つけ出して、破壊することを決意する。
作品構造

作者・青山剛昌の代表作『名探偵コナン』に怪盗キッドが登場した(スピンオフ作品)ことにより広く知られることとなったが、連載開始は本作の方が古く、作者の初連載作品でもある。また、1987年の初出以前に原型作品『さりげなくルパン』が存在する[注 3]

本作は、現実的な世界を追求している『コナン』にくらべコミカルな世界観なため、非現実的なトリックを使ったり、魔法が存在する。しかし、「謎の組織」、「主人公が正体を偽り世間一般に秘密にしている」、「主人公の元の容姿や声が似ている」[注 4]など両作には共通(類似)の設定が多数あり、作者によれば、この設定には何か理由がある様子。また、主人公・怪盗キッドに対する印象も両作品の間で印象が異なり、『コナン』におけるキッドはクールさが強調されている。

増刊号連載期は単にコミカルな怪盗ものといった雰囲気であったが、盗一の仇である組織が登場して以降、快斗の盗みの目的が明確化したこともあり若干趣が変わっている。コミカルな世界観であることに変わりはないものの、組織の影がちらついたり、父の過去にまつわるエピソードがあったりと以前にはなかったシリアスさが加わるようになり、初期のように特に意味もなくキッドに変身したり、正体露見の可能性のある学校や青子の前で快斗がキッドに扮することはなくなった。

初期の各話サブタイトルには、有名映画のタイトルをもじったものが使用されていたが、「パンドラ」の設定登場後は、各話でキッドがターゲットとしたビッグジュエルの名(これらビッグジュエルの名には大抵「色」の名称が入る)がそのままサブタイトルに使用されることとなった(「怪盗淑女(ファントム・レディ)」は、初代キッドが初めて盗んだ宝石=怪盗淑女、という設定)。初期は1話完結だったが、最近のエピソードは前後編の2話構成や前中後編の3話構成となっている。
原型

本作の原型として、読切作品『さりげなくルパン』がある。この作品では、学校からテスト問題を盗み出す問題児流犯快斗(るぱん かいと)と、探偵部をやっている刑事の娘宝陸葵子(ほーむず あおこ)が登場する。雑誌掲載が一切なかった作品で、少年サンデーブックス「青山剛昌短編集 4番サード」で初めて日の目を見ることとなった。後に単行本5巻の巻末に収録。
怪盗キッド

変幻自在・神出鬼没の怪盗で、白馬探とはライバル関係。その正体は、高校生の黒羽快斗。そのクールなビジュアルかつキザな一面を持つことから、怪盗ながらもファンが大勢いる。 怪盗キッドのサイン

初代キッドは黒羽快斗の父・盗一で、快斗は二代目である。なお、快斗がキッドの名を襲名するまでの僅かな期間ではあるが、盗一の付き人である寺井黄之助がその名を騙って活動していたことがある[1]

怪盗」の名の通り、犯行予告状を送りつけ、狙った獲物はあざやかな手口で盗み出す。主に宝石を専門に狙う。18年前のパリにて初めて出没、8年前に一旦動きを潜めたが、最近日本で活動を再開した。神出鬼没で大胆不敵、マジック変装が得意[注 5]で、何人もの声色を変声機なしで使うことができる。作中で表される英語表記は「Kid the phantom thief」であり、これをもじって他人がキッドに成りすました際には、「神が見捨てし仔の幻影」と名乗ったこともある[3]

『まじっく快斗』と『名探偵コナン』共通で、純白のシルクハットマントモノクル[注 6]といった衣装を身に纏う。この衣装は元々初代キッドの盗一が自身のマジックショーで使う予定だったものを流用している。トランプを発射する拳銃・トランプ銃や、折りたたみ式のハンググライダー催眠スプレー、そしてダミー人形などの道具を駆使して獲物を狙う。『快斗』の本編では、これにさらにプラスしてアドバルーンローラースケートロープ、さらにオリジナルアイテムなど様々な物を使用する。作品内の一部では「快盗」の表記も使われている。

その犯行は劇場版第3作『世紀末の魔術師』時点での警察発表によると、件数は134件(うち15件は海外で、アメリカフランスドイツなど12ヶ国)、盗まれた宝石類は延べ152点、被害総額は387億2500万円に上る。

本来の名称は怪盗1412号であり、由来はどこかの警察的組織[注 7]が極秘に彼につけたシークレットナンバー「1412」[注 8]が外部に漏れ、そう呼ばれるようになったという。しかし、日本では各国の警察を子供のように手玉にとる怪盗1412号に興味をもった若手小説家工藤優作)が新聞記者が殴り書きした1412をKID.と誤読したため、それが定着して「怪盗キッド」と呼ばれるようになった[4][注 9]。マスコミからは「平成ルパン」や「月下の奇術師」とも呼ばれている。

その鮮やかな手口と優雅な振る舞いで一般人からは絶大な人気を誇り、キッドの予告の現場には大勢のキッドファンが集まることが多く、逆にアンチキッドの青子は若干浮き気味である。
登場人物

ゲストの部分に記載されている数字は登場話数。メインキャラクター達の姓または名には、それぞれ「色」を表す漢字が入っている。

担当声優は各種メディアミックス作品での配役。特に記載がない場合は各メディアで共通の配役。
主要人物
黒羽 快斗(くろば かいと) / 怪盗キッド(かいとうキッド)
声 - 山口勝平本作の主人公。二代目怪盗キッド。詳細は「黒羽快斗」を参照
中森 青子(なかもり あおこ)
声 -
岩居由希子(名探偵コナン第76話[注 10]) / 高山みなみ(名探偵コナン第219話、OVA) / 藤村歩(まじっく快斗) / M・A・O(まじっく快斗1412)本作のヒロイン。快斗の幼なじみ。一人称は「青子」だが、稀に「わたし」となる時もある。江古田高校2年生。年齢は初登場時16歳で、誕生日の話が描かれてからは17歳になる。9月生まれで、名前の「青子」は誕生石サファイアから付けられた[5]。キッドの正体が快斗だということは知らない。[注 11]警察官の父親がキッドをなかなか捕まえることができない上に、盗んだ宝石のほとんどをすぐに返却してしまう奇行などから、キッドのことは好きになれずにいるが、その憎めない行為から応援することもあるなど、微妙な感情を抱いている[注 12]。快斗とは互いに気になる存在ではあるものの、鈍感であるため、その自覚は薄いようである。また、スキーは下手[6]だが、アイススケートが上手で魚料理が好きというのは快斗とは対照的である。自分のことを話すとき「青子は?」と自分の名前を一人称にしたり、すぐムキになったりする所があるなど、やや幼い面がある。初登場時の紅子[7]やアン王女[8][注 13]に見惚れるなど、美人には弱いようである。『まじっく快斗1412』では家が快斗のお隣の設定。名字の「中森」は中森明菜に由来する[9]
中森 銀三(なかもり ぎんぞう)
声 -
石塚運昇(初代) → 石井康嗣(2代目)[注 14]青子の父親。当初は港警察署に所属する警部で、後に警視庁刑事部捜査二課へ転属となる。年齢は41歳。先代キッドの頃から、キッドを逮捕するため他の事件を蔑ろにしてまで追い続けている。本作においてはキッドを捕えるべく毎度気炎を吐くものの、結果的にいつも振り回されてしまうという負け役としての描かれ方が多い。快斗とは顔なじみであるが、先代とは年齢が合わないため、キッドである可能性はほとんど考慮していない。この作品ではアルセーヌ・ルパンのライバル「ガニマール警部」のような役回りとなっている。『名探偵コナン』に初登場した際には、コナンより先にキッドの暗号を解く[10]など、刑事として優れた捜査力、推理力を披露している。娘に青子がいることから既婚者であるが、現在までに妻が登場したことはない。未発表「ハスラーVSマジシャン」(単行本2巻)の原作では登場していたが、アニメ『まじっく快斗1412』の当該エピソードでは登場してない。逆に原作と不定期放送版では登場しなかったアニメ『まじっく快斗1412』第13話[6]では冒頭の新年の挨拶(動画配信版ではカット)と物語の終盤で登場している。
快斗の家族・協力者
黒羽 盗一(くろば とういち)
声 -
池田秀一快斗の父親で、初代怪盗キッド。世界的なマジシャンであり、10代の頃から世界中を飛び回り、弱冠20歳でFISM(マジック協会国際連合)でグランプリを獲得するほどの腕前だった。師匠は世界的マジシャンのジェームズ・ホッパー(声 - 島香裕〈まじっく快斗〉 / 樋浦勉〈まじっく快斗1412〉)。怪盗キッドとしての活動開始は18年前、パリで怪盗淑女こと後の妻・千影と出会ったことから始まる。彼女の犯行現場に突然現れ、公衆の面前で危機から救ったことにより、「怪盗淑女の存在を人々の記憶から消し去るほどの大怪盗になる」という理由でキッドになった[11]。謎の組織が狙っていた宝石に手を出したことから8年前のマジックショーの最中、事故に見せかけて暗殺されたとされている[1]


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