まことちゃん
ジャンルギャグ漫画
漫画:まことちゃん
作者楳図かずお
出版社小学館
掲載誌週刊少年サンデー
レーベル少年サンデーコミックス
発表号1976年16号 - 1981年30号
巻数全24巻
漫画:まことちゃん
(第2シリーズ)
作者楳図かずお
出版社小学館
掲載誌週刊少年サンデー
レーベル少年サンデーコミックス
発表号1988年37号 - 1989年32号
巻数全4巻
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画
橋本駅前にある、主人公まことちゃんの像。2002年建立、2007年撮影。
『まことちゃん』は、楳図かずおによる日本のギャグ漫画で代表作のひとつである。
まことの祖父の沢田元太郎が主人公の『アゲイン』(『週刊少年サンデー』1971年38号から1972年5号まで連載)のスピンオフ読切作品が原型である。
その後連載が決定し、『週刊少年サンデー』1976年16号から1981年30号まで連載された。1980年にはアニメ映画化されている。
連載終了後しばらく経って、『週刊少年サンデー』1988年37号から1989年32号まで新たに連載された。こちらは単行本のカウントもリセットされているために「平成版」と呼ばれ[1]、区別して扱われている。 聖秀幼稚園に通う幼稚園児の主人公・沢田まこと(まことちゃん)と沢田一家が巻き起こす「ビチグソ」等下ネタ・エロネタ満載のギャグ漫画。石器時代、江戸時代、未来のSFテイストの作品や、作者の得意とするホラーテイストのエピソードや、沢田家を恐竜(ティラノザウルス)に置き換えたストーリーもある。 作者の楳図かずおも、KAZZとして作中に登場する。後述する「グワシ」「サバラ」などのギャグと、「…なのら」「マッチョメ マッチョメ」「ゲゲッ」「ギョエー」「まこと虫」等のまことちゃん語は、連載当時流行した。 作品の中には、桑田佳祐や研ナオコ、山口百恵、新沼謙治、イルカ、ベイシティローラーズのメンバーたちといった有名人も登場することが多く、連載中の1977年に死去したエルヴィス・プレスリーが主役として登場する回もある[2]。 本作は、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)に連載されていた山上たつひこの『がきデカ』や、『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載されていた小林よしのりの『東大一直線』と共に、1970年代後半の少年雑誌に掲載されたギャグ漫画の金字塔的作品であった。
概要
登場キャラクター
沢田家
連載当時に作者の仕事場があった高田馬場在住。家は庭付き一戸建て。
作者いわく「家の間取りはその時の気分によってでたらめ」。時にハリボテで、外から丸見えなこともある。
庭には、まことの命を救った狂い咲きの桜の木が植えてある。
祖先は、沢田30万石の大殿様と自称。後に発見された家系図によると遠い親戚に松下幸之助、福田赳夫がいる。ご近所からは、「アホの沢田屋敷」と呼ばれている。
ご近所の沢田家人気投票1位は、ネコのメチャ。
家庭内で定期的に「家族会議」が開かれる。
すもう大会、ピクニック、バカラ、節分、夏の総決算などの行事が催される。家族総出で、盆踊りやゲームセンターに出かけるなど、祭り好きの大騒ぎファミリー。
沢田まこと(さわだ まこと)
作品の主人公。愛称「まことちゃん」もしくは「マコリン」。一人称は「ぼくちゃん」「ぼくしゃん」「わし」「マコリン」などと回ごとに一定していない。聖秀幼稚園うめ組の幼稚園児[3]。