株式会社まぐまぐ
Magmag,Inc.種類株式会社
市場情報東証スタンダード 4059
株式会社まぐまぐ(英: Magmag,Inc.)とは、ウェブコンテンツ配信サービスを取り扱う日本の企業である。深水英一郎が個人で開発運営したサイトがはじまり[2][3][4][5][6]。
また、まぐまぐが運営するウェブサイトの一般的名称は「まぐまぐ!」である。以前の正式名称は「インターネットの本屋さん『まぐまぐ』」。 メールマガジン代行発行業務を柱とした、メールマガジン登録や過去のバックナンバー閲覧などのサービス、有料メールマガジンの料金回収代行業務などを行う。設立当時においては競合する事業者が少なかったこともあり、会員を着実に伸ばした。 2008年1月時点でメールマガジン数29,000誌、のべ読者登録数36,760,000人という規模となっている。 有料メールマガジン配信サービス『まぐまぐ!プレミアム』は、発行マガジン数1,000誌、読者会員120,000人(2008年8月現在)。 2017年9月29日より株式会社エアトリの連結子会社となり[7]、2020年9月にJASDAQへ上場した。 メールマガジン配信サービスとしての「まぐまぐ!」は、深水英一郎が個人サイトとして立ち上げたものが最初である。利用者が増えたのを期に、深水の呼びかけに手を上げた大川に営業を依頼した[11][12]。 「まぐまぐ!」は、エイプリルフールにトップページでさまざまなネタを掲載することでも知られている。
概要
沿革
1996年9月 - プログラマーの深水英一郎がメルマガ配信プラットフォーム「X-mail」を個人で開発開始[8]
1996年10月 - 「X-mail」を試験公開。開発者の深水英一郎がメールマガジン発行者に直接呼びかけをはじめ、賛同したメールマガジン配信者と試験配信をおこなう。当時は読者向け機能「まぐまぐ」とクリエイター向け機能「くりくり」にサービスが分かれていた
1997年1月7日 - 深水英一郎の個人開発、個人運営のサービスとしてメルマガ配信プラットフォーム「X-mail」を一般公開、深水英一郎の呼びかけに応じた15誌から配信スタート[9]
当時のメールマガジン数 15誌 総読者登録数 約1万
1997年2月 - 深水英一郎がmag2.comドメインを取得し、機能拡張のためにサーバーレンタルサービスにてまぐまぐの専用領域をレンタル。トップページをインターネットの本屋さん「まぐまぐ」に変更
1997年3月 - オリジナルキャラクターのまぐまぐちゃんをトップページに掲載。当初は深水英一郎によるドット絵だった
1997年6月 - 深水英一郎がまぐまぐの権利をすべて持ったまま、広告営業をユナイテッドデジタルに依頼
1999年1月 - まぐまぐ事業の営業会社として株式会社まぐまぐを設立
1999年9月 - 広告販売管理機能を分社化し、インターキュー(現:GMOインターネットグループ)とともに、株式会社まぐクリック(現:GMOアドパートナーズ)を設立
1999年12月8日 - 携帯向けメールマガジンサイト「ミニまぐ」誕生
2000年5月29日 - ユナイテッドデジタルが株式会社化
2001年6月17日 - 「ミニまぐ」が「まぐまぐ!」から独立
2001年8月1日 - 有料メールマガジン配信システム『まぐまぐ!プレミアム』を公開
2002年6月14日 - パピレスと提携し、有料ダウンロード書籍の取り扱いを開始
2008年2月18日 - 本社を京都市中京区から東京都渋谷区に移転
2009年11月18日 - 「ミニまぐ」を「まぐまぐ!」に統合
2013年 - ユナイテッドデジタルの大川弘一が社長から退く
2014年3月18日 - 投資ファンドのニューホライズンキャピタル株式会社が経営権を取得[10]
2017年9月29日 - 株式会社エボラブルアジア(現:株式会社エアトリ)が株式の85.7%を11億4900万円で取得[7]
2020年9月24日 - ジャスダック上場
2021年9月 - アプリ『まぐまぐリーダー』提供開始
公式メールマガジン
ウィークリーまぐまぐ 総合版/ビジネス版/エンタテイメント版/ライフスタイル版/総合版増刊/ウィークエンドビジネス増刊/エンタテイメント版増刊/ライフスタイル版増刊/
マネーのまぐまぐ!
競馬のまぐまぐ!
英語のまぐまぐ!
車のまぐまぐ!
教育のまぐまぐ!
育児のまぐまぐ!
働く30代のための仕事術指南『キャリまぐ!』
ビジネスキーパーソンWebインタビュー
懸まぐ!スピードくじメール
Weekly女子まぐ
エイプリルフール
1998年にはトップページに噴火の画像が掲載された。
1999年にはサイト名を「まろまろ」に改称。
2000年にはサイト名を「まげまげ」に改称。
2001年にはサイト名を「づらづら」に改称[13]。
2002年にはトップページの表示が逆転した[14]。
2003年にはトップページが手書きになった[15]。
2004年にはトップページにクマや漁の様子などの写真が掲載された[16]。
2005年にはトップページが「桜の木の下でビールを飲んでいるまぐまぐちゃん(まぐまぐのマスコットキャラクター)の画像」で隠された[17]。
2006年にはサイト名を「えがえが!」に改称、マスコットキャラクターに江頭2:50を起用した[18]。
2007年にはまぐまぐ社員が登場する動画「オセロボクシング」が掲載された[19]。
2008年にはリアル音声合成プログラム「グレゴリオ聖子」[20]、袋ラーメン配達・調理の「袋麺代行サービス」[21]、flickr APIを使用した画像検索「肌質検索サービス」[22]の3サービスが同時リリースされた。