まいっちんぐマチコ先生
[Wikipedia|▼Menu]

『まいっちんぐマチコ先生』(まいっちんぐマチコせんせい)は、えびはら武司による日本漫画作品、およびそれを原作としたテレビアニメ。

私立あらま学園の女性教師、麻衣マチコとその生徒達が繰り広げるギャグ漫画。1980年代前半にテレビアニメを中心に人気を博し、「まいっちんぐ!」というセリフが当時ブームとなっていた。1990年代後半からかつてのファンを中心にリバイバルブームとなり、単行本の再版のみならず新作も発表され、さらにはCDドラマ、実写化もされた。
漫画 まいっちんぐマチコ先生シリーズ
まいっちんぐマチコ先生
1980年から学習研究社の少年漫画誌『少年チャレンジ』で連載。単行本は累計で280万部以上を売り上げている[1]1982年2月に『少年チャレンジ』が休刊してからは、学習研究社の他誌、『アニメディア』『中2コース』などに掲載された。だが、『中2コース』は学年誌、『アニメディア』は2Pだったので、作者も持ち味を出せず連載終了を決め、『アニメディア』の「ほんとに最終回」を最後に終了した。平成に入ってからリバイバルブームに乗り、1997年から『コミックGON!』(ミリオン出版)より取材を受け、『マチコ先生』の新作の依頼を受けた。作者はもう描くつもりはなかったが、悩んだ末に新作読み切りを描くことを決意。以降、『みこすり半劇場』(ぶんか社)、『コミック伝説マガジン』(実業之日本社)、4コマ漫画版を『B.L.T.』(東京ニュース通信社、1999年2月号から2003年10月号まで)、『特冊新撰組』(竹書房)、『特冊快援隊』(竹書房)と掲載誌を変えながら、またそれ以外の雑誌にも単発で掲載され、現在に至っている。
平成版・まいっちんぐマチコ先生
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節には内容がありません。加筆して下さる協力者を求めています。

新・まいっちんぐマチコ先生

この節には内容がありません。加筆して下さる協力者を求めています。

新世紀版・まいっちんぐマチコ先生
パチンコ店での景品専用に作られた雑誌『コミックブレイク』に連載。それまでの作品は一応続編の扱いだったが、本作では学校の名前も「あらまた学園」とし新たにスタートをきっている。

なお、えびはら自身による派生作品として『ボコメン先生』という作品が存在する。

単行本は学研のチャレンジコミックスシリーズ全8巻が刊行された後、コンビニ向けコミックスなどに再録され、現在はコミックパークのオンデマンド出版で常時手に入る。また上記の後期作品も青林堂から「ピンクボックス」「ブラックボックス」「ホワイトボックス」として刊行されている。「プラチナボックス」の刊行も予告されたが公式サイトの記述によると出版不況による影響で未定となっている。
科学と学習シリーズ
同じ学習研究社版の小学生向け雑誌科学と学習シリーズの『5年の学習』、『6年の学習』の説明役として、マチコ先生やその他のキャラクターが連載されていた。同じ作者が執筆しているセルフパロディだった。内容も教材を真面目に解説したものが多く、トレードマークの「まいっちんぐポーズ」すらほとんど登場せず学習雑誌という関係上お色気シーンもカットされている、原作では天然ボケ気味だったマチコ先生が比較的博識に設定され、生徒をよく叱っていたり、カメやテンコが温和な優等生に変更されていたりと、性格・行動もかなり大きく変更されている。ただしガキ大将的なケン太も含め教室の雰囲気も良く、全員真面目に授業を受けており、学級内の人間関係の良さは原作を踏襲した設定である。
登場人物
麻衣 マチコ
本作の主人公。私立あらま学園に赴任した、
グラマラスな女性教師。年齢は23歳。担当教科は理科京都府出身。連載初期は、ケン太などの生徒から受けるセクハラ行為に怒っていたが、後に自身の代名詞となる「まいっちんぐ!」の台詞だけで慣れた様子。アニメでは、社会科の授業を行った。好物はカレーうどん。タラコが嫌い。が苦手。B/W/H:84/54/84(少年チャレンジ連載時)→ 94/54/90(「平成版」を基とした公式設定)。
池上 ケン太
中学2年生。悪戯とマチコが大好き。最初はマチコだけに対してセクハラ行為をしていたが、次第にクラスメイトの女子生徒などにもするようになる。勉強は苦手だがスポーツ万能で、男気があり人間的な人気は結構あったりする。新世紀版では陰毛が発毛したという描写や中学3年生に進級したなどという描写がある。
亀山 タマ夫
通称:カメ。渦巻きメガネがトレードマーク。ケン太とは幼馴染であり、ケン太を「おやびん」と呼んでいる。たまに暴走することがあるが、普段は冷静で内気な性格。アニメでは語尾に「?ッス」が付く。
網走 金三
体型はまる子と同じ肥満体型である。原作ではケン太とカメと敵対する番長グループのボスであったが、アニメでは一人称は「僕ちゃん」の気の弱いキャラ。アニメでは語尾に「?だもん」が付く。プロレスが好き。アニメではケン太、亀、金三のトリオで行動することが多いが、原作ではあまり出てこない。
山形 国男
あらま学園一の地味でダサい顔で短足のブオトコの変態教師。年齢は28歳。エッチな妄想癖があり、「あかぱらち?」が口癖。マチコにストーカー行為をし、休日には彼女をデートに誘おうとするが、いつもいい所でケン太達に邪魔される。愛車はポンコツ。驚くと顔が「エッ」の文字になる。原作では(一応)まともなキャラであったが次第に変態化したキャラであり、アニメでは、第1話からすでに変態だった。実はでべそで、カナヅチ
福岡先生
あらま学園の美術教師。紳士的だが、キザな人物。山形先生と同様にマチコに好意を抱いており、「究極の美」と理由をつけマチコの裸を見ようとしている。山形先生とマチコを巡り対立している。アニメでは52話にて地元・福岡で芸術を一から学ぶといいあらま学園から去っていった。
松本 ヒロシ
ケン太のクラスの生徒。秀才でかなり頭が良く、将来は東京大学に行くつもり。当初は勉強ばかりして周りとは疎遠な無愛想なキャラだったが、だんだんとクラスに馴染んでいった。ヒロミとよい関係であるがマチコを好きになっていたりもする。後半はわけの分からない機械を発明したりなど変人としての描写が多くなる。
成城 ヒロミ
ケン太の同級生。好奇心旺盛、すぐ脱ぎたがる癖があり黒髪のおかっぱがトレードマーク。最近[いつ?]の作品では出番が減っている。ヒロシとよい関係である。
横浜 テンコ
ヒロミの親友。Aカップの貧乳で、気が強い女の子。茶髪系のショートヘア。ケン太に「ぺちゃぱい」と揶揄されることもしばしば。
まる子
肥満体型の女子。家は魚屋。ケン太が好き。力が強く、プロレスも強い。外見も相絡まり一見乱暴そうに見えるが、心は非常に優しい。
長崎 まどか
ケン太達のクラスの女子。ほとんどの男子を魅了するほどの美人生徒。金三曰く「クラスのマドンナ」。
コケダルマ
何事も穏やかで一見いい加減そうに見える、あらま学園の校長。小柄。マチコの入浴シーンを覗いたり、生徒たちと一緒にセクハラ行為をすることも見られるが、教育者としてはしっかりとした考え方を持つ人格者。
愛知 タマ子
あらま学園の教頭。年齢は53歳。見た目は老婆。学園内では唯一の常識人であり、教育に熱心であるが、メンタルは弱く、ケン太達が騒動を起こすといつも、「日本の教育は終わった」と絶望したり、めまいを起こして失神する。実は入れ歯
テレビアニメ

1981年10月8日から1983年10月6日まで毎週木曜日の19時30分から20時までの時間帯(改編期や年末年始はスペシャルなどで変則あり)にテレビ東京ほかで放送された。全95話。1983年7月28日から10月6日までは再放送。

オープニングも含めて毎回乳房の露出があるという性質上PTAなどからの苦情が多く、1982年には京都で「マチコ先生に抗議する会」が結成されるほどだった[2]。えびはらは後に「友情の大切さを描いたつもりだったが、PTAに理解してもらうことは難しかった」と語っている。

マチコ先生に抗議する会結成と同時期に、近畿地方の放送局が広域放送局の読売テレビからテレビ大阪(大阪府域局)と奈良テレビ(奈良県域局)に放映権が移行したため、滋賀・京都・和歌山・兵庫の4府県では事実上放送が打ち切られた[注釈 1]

このような中、同作に対する抗議行動として学研が発行していた全ての学習誌不買運動に発展、これを受け学研は『チャレンジ』での連載打ち切りを決断した。この打ち切りに伴い当初は講談社への移籍が検討されていたが、学研側からの慰留により見送られ『アニメディア』、『中2コース』での連載が開始している[3]
声の出演

麻衣 マチコ(声 -
吉田理保子

ケン太(声 - 野沢雅子

カメ(声 - つかせのりこ

金三(声 - 龍田直樹

山形先生(声 - 千葉繁

校長(声 - 大竹宏

愛知教頭(声 - 松金よね子

福岡先生(- 第52話)、鹿児島先生(第56話 -)(声 - 塩沢兼人

青森先生(声 - 辻村真人


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:91 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef