へびつかい座ガンマ星
[Wikipedia|▼Menu]

へびつかい座γ星
γ Ophiuchi
星座へびつかい座
見かけの等級 (mv)3.75[1]
分類A型主系列星
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) 17h 47m 53.5605894600s[2]
赤緯 (Dec, δ)+2° 42′ 26.204846355″[2]
視線速度 (Rv)-23.936±0.198 ミリ秒/年[2]
-74.462±0.168 ミリ秒/年[2]
固有運動 (μ)-7.60±0.30 km/s[1]
年周視差 (π)33.6174 ± 0.2673ミリ秒[2]
(誤差0.8%)
距離97 ± 0.8 光年[注 1]
(29.7 ± 0.2 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV)1.4[注 2]

γ星の位置(赤丸)
物理的性質
質量1.97±0.03 M☉[3]
自転速度220 km/s[4]
スペクトル分類A0Vpn[5]
A1 Vn kA0mA0[6]
光度28.8±0.7 L☉[3]
表面温度9190±90 K[3]
色指数 (B-V)+0.04[5]
色指数 (U-B)+0.04[5]
色指数 (R-I)+0.00[5]
年齢184+93
?134×106歳[4]
他のカタログでの名称
へびつかい座62番星 (62 Oph), BD+02 3403, FK5 668, HIP 87108, HD 161868, HR 6629, SAO 122754, Gaia DR3 4472097420946809600
Template (ノート 解説) ■Project

へびつかい座γ星(へびつかいざガンマせい、Gamma Ophiuchi, γ Oph)は、太陽系から見てへびつかい座の方向約97 光年の距離にある恒星4等星
特徴

A0のスペクトルを持つA型主系列星とされてきた[5]が、2003年のR. O. Grayらの研究では A1VnkA0mA0 のスペクトルを持つとされた[6]。これは「高速自転による幅の広い吸収線が見られる、A0のCa IIのK線、H線とその他の金属線を持つA1型の主系列星」であることを示している[6]太陽の2倍弱の質量を持つと見積もられており[3]、その自転速度から主系列星として活動を始めて5000万年-2億7700年程度経過した若い星であると考えられている[4]

2007年には、スピッツァー宇宙望遠鏡による赤外線波長での観測結果から、中心星の周囲に半径64天文単位 (au) 程度の星周円盤が存在するとした研究結果が報告された[7]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:28 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef