ぶんか社
[Wikipedia|▼Menu]

株式会社ぶんか社
BUNKASHA
種類株式会社
本社所在地 日本
102-8405
東京都千代田区一番町29-6
設立1997年8月19日
創業:1948年3月
業種情報・通信業
法人番号4010001089532
事業内容雑誌・書籍の総合出版事業
代表者今晴美(代表取締役)
資本金1000万円
売上高59億2914万5千円
(2023年12月期[1]
経常利益16億2337万円
(2023年12月期)
純利益10億9136万円
(2023年12月期)
純資産84億3928万円
(2023年12月期)
総資産110億529万3千円
(2023年12月期)
従業員数130名(2023年12月)
主要株主株式会社ぶんか社グループ
主要子会社株式会社海王社
株式会社文友舎
新アポロ出版株式会社
関係する人物大島敬司(創業者)
大島拓太郎(元社長)
甲斐健一(元社長)
大森信太郎(元社長)
櫻井祐一(元社長)
外部リンクhttps://www.bunkasha.co.jp/
テンプレートを表示

株式会社ぶんか社グループ
BUNKASHA GROUP種類株式会社
本社所在地 日本
102-8405
東京都千代田区一番町29-6
設立2017年2月17日
(株式会社NSSK-CC)
業種情報・通信業
法人番号2010401129864
事業内容出版
資本金1,000万円
売上高連結:66億7627万6千円
(2023年12月期)
営業利益連結:9億1095万6千円
(2023年12月期)
従業員数連結:135名(2023年12月期)
主要株主株式会社ビーグリー(100.0%)
主要子会社株式会社ぶんか社
特記事項:2021年1月株式会社ぶんか社ホールディングスから商号変更
テンプレートを表示

株式会社ぶんか社(ぶんかしゃ、:BUNKASHA)は、東京都千代田区に本社を置く日本出版社。主に女性向け漫画雑誌・単行本を発行。企業コンセプトは「愉快痛快出版社」。
概要

1948年3月に東京都千代田区丸の内で「日本文華社」として創業。1992年に現在の社名に変更。創業者は文藝春秋社出身で、興亜日本社の社長を務めた大島敬司(1906-?)[2] [3]

日本文華社時代には『読切読物』などの大衆娯楽雑誌や、『特集漫画トピックス』などの劇画誌を発行していた。『特集漫画トピックス』では極道劇画で有名な村上和彦がデビューしている。

1991年創刊の『みこすり半劇場』を中心として「下ネタ(艶笑)4コマ誌」を多数発行していたが、同誌は2014年4月10日発売の本誌『みこすり半劇場』同5月13日号を最後に休刊となった[4]。同誌の増刊から実話系4コマ漫画雑誌『本当にあった笑える話』、4コマ漫画雑誌『主任がゆく!スペシャル』が派生した。

1992年には、レディースコミック雑誌『レディースコミックCara』の刊行開始し、レディースコミックの分野に参入。『恐怖の快楽』(1995年刊行開始)など次々とレディースコミック雑誌を拡大し、女性向けコミックの分野の基盤を築いた。

ホラー漫画ブームに乗って1993年よりホラーコミック専門誌『ホラーM』を発行していたが、同誌は2010年7月6日発売の8月号をもって休刊した。同誌の増刊からホラーコミック誌『あなたが体験した怖い話』が派生した。

テレビ東京系のバラエティ番組浅草橋ヤング洋品店』の提供に名を連ねており、番組とタイアップした男性向けファッション雑誌『asayan』を1994年に創刊。同番組が『ASAYAN』にリニューアルしてファッションとほぼ無関係の内容になっても、『asayan』の誌名はそのままで2003年9月号まで刊行は続いた。

「浅ヤン」提供時代は雑誌や刊行物のCMも盛んに放映されていた。CMの最後のコーポレートキャッチは、CM本編のラストカットが一瞬木目になり、破壊音と共に蹴り割られ、企業ロゴと共に裸足の足の裏が突然アップになり指だけが動き、野太い男性の声で「ぶんか社!」と叫ぶ非常に奇抜なものであった。この際使われた足は当時の女性編集者のものであった。短期間だが同じようにCM本編のラストカットをスキンヘッドの強面の男性が破壊するバージョンもあった。なお、叫び声のサウンドロゴのみで、白バックにロゴのみが表示されていた時期もあった。

1995年から2004年まで、アメリカの男性向け雑誌『PENTHOUSE』の日本版『PENTHOUSE-JAPAN』の発行を行っていた。同誌は2004年に『PENT-JAPAN』としてリニューアルされ2006年まで発行された。

1995年には映画GONIN[5]と『さよならニッポン!』[6]の製作に参加。

1996年9月12日頃から成人男性向け有料Webサイト「ぶんか社オンライン」の運営を行っていたが、2013年7月31日をもってデジタル写真集・動画・ライブチャット・ネット通販の全サービスを終了した[7]

2002年にはコンピューターゲーム市場に参入、ゲーム専門ブランド「BUNKASHA GAMES」を設立し、Xboxカーアクションゲームソフト『ダブル・スティール (DOUBLE-S.T.E.A.L)』を制作・発売した[8]

2004年には、ティーンズ・ラブ雑誌『無敵恋愛S*girl』を刊行開始しティーンズ・ラブ(TL)漫画の分野に参入した。

2010年9月にWeb雑誌(電子書籍)『デジタルホラーM』創刊し[9]、それ以降電子書籍販売サイトにてデジタルコミック誌の定期配信を行っている。

2018年11月には小説投稿サイト発のファンタジー小説を単行本化するライトノベル『BKブックス』を創刊し、ライトノベルのジャンルに参入した[10]。2020年7月には、BKブックスの人気作品をコミカライズした漫画単行本レーベル「BKコミックス」の刊行が開始した[11]

2019年6月には、情報雑誌事業と男性向けコンテンツ事業をグループ会社に譲渡し、女性向けマンガ事業を中心とした出版社に再編した。2022年6月には、グループ会社の男性向けマンガコンテンツ事業を再取得し、マンガ事業の取り扱いジャンル増加させた。

2019年7月には自社スマホ向けコミックサイト『マンガよもんが』をオープン[12]

2020年10月には、コミック配信サービス「まんが王国」を運営する株式会社ビーグリーの連結子会社となった。
沿革

1948年3月 - 大島敬司が日本文華社として千代田区丸の内で創業。

1986年7月 - 甲斐健一がハイスコアメディアワーク株式会社(後の株式会社海王社、株式会社ぶんか社シェアリング)を設立。

1989年 - 甲斐健一が日本文華社の社主兼社長に就任。

1992年4月 - 株式会社ぶんか社に社名変更。

1997年8月19日 - 新たに株式会社ぶんか社を設立。

2007年 - 新アポロ出版を設立。

2013年4月 - 株式会社海王社の出版事業及び不動産管理事業分割し、新たに株式会社海王社を設立、それに伴い株式会社海王社の商号を株式会社ぶんか社シェアリングに変更。

2017年4月 - 日本産業推進機構(NSSK)の傘下の株式会社NSSK-CC(現 株式会社ぶんか社グループ)及び株式会社NSSK-C(後 株式会社ぶんか社グループ)を通じて、日本産業推進機構と資本業務提携[13]

2019年

5月 - 株式会社NSSK-C(後 株式会社ぶんか社グループ)と株式会社ぶんか社シェアリングが合併。

6月 - 株式会社ぶんか社及び株式会社海王社の男性向けコンテンツ出版事業を吸収分割により株式会社楽楽出版に継承。株式会社ぶんか社の趣味・情報関連コンテンツ出版事業を吸収分割により株式会社文友舎に継承[14]


2020年10月 - 株式会社ビーグリーの株式会社NSSK-CC(現 株式会社ぶんか社グループ)の株式取得により、株式会社ビーグリーの連結子会社となる[15]

2021年

1月 - 株式会社ぶんか社ホールディングスが、株式会社ぶんか社グループを吸収合併し、同時に会社名をぶんか社グループに変更[16]

12月29日 - 親会社のビーグリーが日本テレビ放送網との間で資本・業務提携契約を締結し、同社が株式公開買付けにより、議決権所有割合ベースで25.43%の株式を取得し、日本テレビホールディングス持分法適用関連会社になった[17][18]。これにより、ぶんか社グループ並びにぶんか社も日本テレビとの関係を持つことになった[19]


2022年6月30日 - 株式会社楽楽出版の吸収分割により、男性向けマンガコンテンツ事業を株式会社ぶんか社に、写真芸能事業を株式会社文友舎に継承[20]

主な発行誌
コミック誌
4コマ&ショートコミック誌

本当にあった笑える話(奇数月30日発売・2001年刊行開始・2004年独立創刊・2024年隔月刊に移行)

主任がゆく!スペシャル(2005年刊行開始)


女性向けコミック誌

まんがグリム童話(毎月29日発売・1999年刊行開始・2000年末独立創刊)

波瀾万丈の女たち(毎月17日発売・2001年刊行開始・2007年独立創刊)[21]

本当にあった主婦の体験(毎月10日発売・2004年刊行開始・2005年独立創刊)

あなたが体験した怖い話(奇数月24日発売・1995年刊行開始・2003年独立創刊)

恐怖の快楽(編集:大沢企画[22]・奇数月24日発売・1995年刊行開始・1996年独立創刊)

家庭ミステリー(編集:大沢企画[22]・毎月7日発売・1999年刊行開始・2001年独立創刊)

ほんとうに泣ける話(編集:カノン、毎月19日発売・2001年刊行開始・2007年末独立創刊)

ご近所の怖い噂(編集:大沢企画[22]・偶数月発売・2003年刊行開始)


まんが このミステリーが面白い!(編集:カノン、偶数月24日発売・2007年刊行開始・2014年独立創刊)

無敵恋愛S*girl DX(奇数月29日発売・2004年刊行開始・2005年独立創刊・2023年隔月刊に移行) ※ティーンズラブ雑誌、月刊誌から隔月化に伴い「無敵恋愛S*girl」から誌名変更。電子版は「無敵恋愛S*girl」として継続

デジタルコミック誌

PRIMO(毎月第3木曜日配信・2021年創刊)※少女コミック誌

comicタント(2019年創刊)

コミックNOAN(毎月第3木曜日配信・2022年創刊) ※e-Storyアプリ「peep」のコミカライズ誌
[23]

comic ヤミツキ(毎月第3木曜日配信・2021年創刊) ※e-Storyアプリ「peep」のコミカライズ誌[24]

comic Killa(毎月第2木曜配信・2023年創刊) ※小説投稿プラットフォーム「Teller Novel(テラーノベル)」のコミカライズ誌[25]

ストーリーな女たち(2015年創刊)

ストーリーな女たち ブラック(2017年創刊)

ダークネスな女たち(毎月第1木曜日配信・2017年創刊)

comic RiSky(リスキー)(2019年創刊)

comic meltyKILL(毎月第4木曜配信・2022年創刊)[26]

無敵恋愛S*girl ※「無敵恋愛S*girl DX」の電子版

禁断Lovers(毎月第1木曜日配信・2011年創刊)

無敵恋愛S*girl Anette (毎月第2木曜日配信・2016年再創刊)※濡れ蜜S*girl(2011 - 2012)[27]→禁断Loversマニア(2012 - 2016)[28]からの継続誌。

ラブキス!More(毎月第4金曜日配信・2019年再創刊)※ラブキス!(2018年 - 2019年)から誌名変更。

蜜恋ティアラ(毎月第4木曜日配信・2015年創刊)

COMIC異世界ハーレム(2023年創刊[29]

コミックラクウ(2021年創刊)

サイベリアplus(2022年創刊)

コミックアンソロジー

ごはん日和

俺流!絶品めし

ちび本当にあった笑える話

COMIC陣

COMICお杏

COMICお涼

COMICお駒

過去に発行していた雑誌
ファッション誌

asayan
(1994年 - 2003年)[30]

ランキング大好き(1998年 - 2000年)→Ranzuki(2000年-2016年[31]

Vanilla girl(2007年 - 2008年)[32]

HONEY girl(2008年 - 2009年)[33]

クシュフル(2009年 - 2015年[34])※ムック→増刊誌

JELLY(2015年 - 2019年[35])※文友舎に譲渡

Gina(2014年 - 2019年[36])※文友舎に譲渡

la farfa(2013年 - 2019年[37])※文友舎に譲渡

コミック誌

特集漫画トピックス(1967年
[38] - 1989年[39])→男のコミック(1989年-1990年[40]

Y's comic(1989年[41]


アパッチ(1967年[38]-)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:104 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef