株式会社ぶんか社
BUNKASHA種類株式会社
本社所在地 日本
〒102-8405
東京都千代田区一番町29-6
設立1997年8月19日
創業:1948年3月
業種情報・通信業
法人番号4010001089532
株式会社ぶんか社グループ
BUNKASHA GROUP種類株式会社
本社所在地 日本
〒102-8405
東京都千代田区一番町29-6
設立2017年2月17日
(株式会社NSSK-CC)
業種情報・通信業
法人番号2010401129864
事業内容出版
資本金1,000万円
売上高連結:66億7627万6千円
(2023年12月期)
営業利益連結:9億1095万6千円
(2023年12月期)
従業員数連結:135名(2023年12月期)
主要株主株式会社ビーグリー(100.0%)
主要子会社株式会社ぶんか社
特記事項:2021年1月株式会社ぶんか社ホールディングスから商号変更
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株式会社ぶんか社(ぶんかしゃ、英:BUNKASHA)は、東京都千代田区に本社を置く日本の出版社。主に女性向け漫画雑誌・単行本を発行。企業コンセプトは「愉快痛快出版社」。 1948年3月に東京都千代田区丸の内で「日本文華社」として創業。1992年に現在の社名に変更。創業者は文藝春秋社出身で、興亜日本社の社長を務めた大島敬司
概要
日本文華社時代には『読切読物』などの大衆娯楽雑誌や、『特集漫画トピックス』などの劇画誌を発行していた。『特集漫画トピックス』では極道劇画で有名な村上和彦がデビューしている。
1991年創刊の『みこすり半劇場』を中心として「下ネタ(艶笑)4コマ誌」を多数発行していたが、同誌は2014年4月10日発売の本誌『みこすり半劇場』同5月13日号を最後に休刊となった[4]。同誌の増刊から実話系4コマ漫画雑誌『本当にあった笑える話』、4コマ漫画雑誌『主任がゆく!スペシャル』が派生した。
1992年には、レディースコミック雑誌『レディースコミックCara』の刊行開始し、レディースコミックの分野に参入。『恐怖の快楽』(1995年刊行開始)など次々とレディースコミック雑誌を拡大し、女性向けコミックの分野の基盤を築いた。
ホラー漫画ブームに乗って1993年よりホラーコミック専門誌『ホラーM』を発行していたが、同誌は2010年7月6日発売の8月号をもって休刊した。同誌の増刊からホラーコミック誌『あなたが体験した怖い話』が派生した。
テレビ東京系のバラエティ番組『浅草橋ヤング洋品店』の提供に名を連ねており、番組とタイアップした男性向けファッション雑誌『asayan』を1994年に創刊。同番組が『ASAYAN』にリニューアルしてファッションとほぼ無関係の内容になっても、『asayan』の誌名はそのままで2003年9月号まで刊行は続いた。
「浅ヤン」提供時代は雑誌や刊行物のCMも盛んに放映されていた。CMの最後のコーポレートキャッチは、CM本編のラストカットが一瞬木目になり、破壊音と共に蹴り割られ、企業ロゴと共に裸足の足の裏が突然アップになり指だけが動き、野太い男性の声で「ぶんか社!」と叫ぶ非常に奇抜なものであった。この際使われた足は当時の女性編集者のものであった。短期間だが同じようにCM本編のラストカットをスキンヘッドの強面の男性が破壊するバージョンもあった。なお、叫び声のサウンドロゴのみで、白バックにロゴのみが表示されていた時期もあった。
1995年から2004年まで、アメリカの男性向け雑誌『PENTHOUSE』の日本版『PENTHOUSE-JAPAN』の発行を行っていた。同誌は2004年に『PENT-JAPAN』としてリニューアルされ2006年まで発行された。
1995年には映画『GONIN』[5]と『さよならニッポン!』[6]の製作に参加。
1996年9月12日頃から成人男性向け有料Webサイト「ぶんか社オンライン」の運営を行っていたが、2013年7月31日をもってデジタル写真集・動画・ライブチャット・ネット通販の全サービスを終了した[7]。
2002年にはコンピューターゲーム市場に参入、ゲーム専門ブランド「BUNKASHA GAMES」を設立し、Xboxのカーアクションゲームソフト『ダブル・スティール (DOUBLE-S.T.E.A.L)』を制作・発売した[8]。
2004年には、ティーンズ・ラブ雑誌『無敵恋愛S*girl』を刊行開始しティーンズ・ラブ(TL)漫画の分野に参入した。
2010年9月にWeb雑誌(電子書籍)『デジタルホラーM』創刊し[9]、それ以降電子書籍販売サイトにてデジタルコミック誌の定期配信を行っている。
2018年11月には小説投稿サイト発のファンタジー小説を単行本化するライトノベル『BKブックス』を創刊し、ライトノベルのジャンルに参入した[10]。2020年7月には、BKブックスの人気作品をコミカライズした漫画単行本レーベル「BKコミックス」の刊行が開始した[11]。
2019年6月には、情報雑誌事業と男性向けコンテンツ事業をグループ会社に譲渡し、女性向けマンガ事業を中心とした出版社に再編した。2022年6月には、グループ会社の男性向けマンガコンテンツ事業を再取得し、マンガ事業の取り扱いジャンル増加させた。
2019年7月には自社スマホ向けコミックサイト『マンガよもんが』をオープン[12]。
2020年10月には、コミック配信サービス「まんが王国」を運営する株式会社ビーグリーの連結子会社となった。
沿革
1948年3月 - 大島敬司が日本文華社として千代田区丸の内で創業。
1986年7月 - 甲斐健一がハイスコアメディアワーク株式会社(後の株式会社海王社、株式会社ぶんか社シェアリング)を設立。
1989年 - 甲斐健一が日本文華社の社主兼社長に就任。
1992年4月 - 株式会社ぶんか社に社名変更。
1997年8月19日 - 新たに株式会社ぶんか社を設立。
2007年 - 新アポロ出版を設立。
2013年4月 - 株式会社海王社の出版事業及び不動産管理事業分割し、新たに株式会社海王社を設立、それに伴い株式会社海王社の商号を株式会社ぶんか社シェアリングに変更。
2017年4月 - 日本産業推進機構(NSSK)の傘下の株式会社NSSK-CC(現 株式会社ぶんか社グループ)及び株式会社NSSK-C(後 株式会社ぶんか社グループ)を通じて、日本産業推進機構と資本業務提携[13]。
2019年
5月 - 株式会社NSSK-C(後 株式会社ぶんか社グループ)と株式会社ぶんか社シェアリングが合併。
6月 - 株式会社ぶんか社及び株式会社海王社の男性向けコンテンツ出版事業を吸収分割により株式会社楽楽出版に継承。株式会社ぶんか社の趣味・情報関連コンテンツ出版事業を吸収分割により株式会社文友舎に継承[14]。
2020年10月 - 株式会社ビーグリーの株式会社NSSK-CC(現 株式会社ぶんか社グループ)の株式取得により、株式会社ビーグリーの連結子会社となる[15]。
2021年
1月 - 株式会社ぶんか社ホールディングスが、株式会社ぶんか社グループを吸収合併し、同時に会社名をぶんか社グループに変更[16]。
12月29日 - 親会社のビーグリーが日本テレビ放送網との間で資本・業務提携契約を締結し、同社が株式公開買付けにより、議決権所有割合ベースで25.43%の株式を取得し、日本テレビホールディングスの持分法適用関連会社になった[17][18]。