ふたり鷹
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ふたり鷹
ジャンルバイクロードレース
漫画
作者新谷かおる
出版社小学館
掲載誌週刊少年サンデー
レーベル少年サンデーコミックス
発表期間1981年44号 - 1985年32号
巻数全19巻
復刻版:全7巻
文庫版:全11巻
話数全188話
アニメ
原作新谷かおる
総監督四辻たかお
脚本四辻たかお、高屋敷英夫
渡邊由自平野靖士富田祐弘
キャラクターデザイン村田四郎
メカニックデザイン中西明、杉山文吾
音楽久石譲
アニメーション制作国際映画社
製作国際映画社、フジテレビ
放送局フジテレビ系列
放送期間1984年9月27日 - 1985年7月12日
話数全36話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『ふたり鷹』(ふたりだか)は、新谷かおるによる日本漫画作品、およびそれを原作としたテレビアニメ作品である。
概要

本作は、『週刊少年サンデー』(小学館)1981年(44号)から1985年(32号)まで連載された。新谷はそれまで月刊誌と隔週刊誌の連載経験のみであり、本作が初の週刊誌連載である[1]。タイトルは日本映画にありがちなダサいものらしく、ダサくダサくして決定したという[2]

単行本は全19巻、復刻版(スーパービジュアルコミックス版)は全7巻、文庫版(スコラ漫画文庫シリーズ版、MFコミックス版)は全11巻が刊行されている。第30回(1984年度)小学館漫画賞受賞。漫画作品で初めて耐久二輪レースを主題にした本格的な題材描写と、ラブコメやドタバタギャグを多分に含みながらも時には人の生死や複雑な人間関係を重く描いたエピソードもあり、娯楽性の高いストーリー構成となっている。

連載開始当初は読者人気投票での順位が伸びず、新谷はレースになぞらえ「下位からのスタートで、打ち切り寸前だった」と語っていたが[1][3]、週刊誌向けにストーリー構成を練り直すなどの試行錯誤を経て徐々に順位を上げ、最高で2位まで上り詰めた[2]結果、上述の通り小学館漫画賞を受賞し最終的に同誌の看板作品の1つとして高い人気を得た。

また、1984年にはフジテレビでテレビアニメ化された(後述)。

2017年にモーターマガジン社より『ふたり鷹 ファンブック』が発売されている。
あらすじ

同じ日に同じ病院で生まれ、「鷹」という同じ名前を持つ沢渡鷹と東条鷹。沢渡はストリートライダーとして奥多摩でローリング族暴走族を相手に、東条はレーシングチームに所属する生粋のサーキットレーサーとして日々を過ごしていた。2人の「鷹」はある日、沢渡のバイク仲間の死をきっかけに出会い、やがて耐久二輪レースの世界でライバルとして互いを高め合い、共に世界の頂点を目指していく。だがこの2人には、当人たちの知らない出生の秘密が隠されていた…。
登場人物

は、後述するテレビアニメ版のものである。

作者お得意のスター・システムからか、コミックス最終巻の描き下ろし分では「ドラマ作品撮影後のメイキング取材風のオチ」が描かれた[注釈 1]
沢渡 鷹(さわたり たか)
声 - 古谷徹本作の主人公。ストリートライダー(当初の愛車はカワサキ・Z400FX)だったが、東条との出会いをきっかけにレースの世界に飛び込む。沢渡緋沙子の一人息子として母1人子1人の環境で育ち、仲良く親子ゲンカを繰り返す親思い。マザコンの気があり、猪突猛進にしてアホでむっつりスケベな性格である。高校時代は単車で走り回ったりしているわりに学業成績はよく、試験勉強は一切していなかったにもかかわらず騙し討ちで無理やり受験させられた国立大学に補欠とはいえ合格する実力も持ち合わせている。動物的本能のままコース取りそっちのけで走っていた荒削りな才能は実戦で磨かれて行き、その潜在能力は時に東条を凌ぐこともある[注釈 2]。後に自身の出生の秘密が語られるが、彼が真実を知るのは物語終盤であった(緋紗子にお前は私の子供じゃないと言われた事もたびたびあったが本気にせず茶化した)。最終話で公私共に自分の支えになったパットと結婚式を挙げる。
東条 鷹(とうじょう たか)
声 - 塩沢兼人本作のもう1人の主人公。東亜自動車社長の令息で母とは死別しており、父と妹の3人で暮らしている。沢渡とは対極の知的でクールな性格だが、緋沙子がらみになると抑えていた感情を露にする傾向がある。レーサーとしての才能は天才的なものでありライディング技術に加えマシンやシステムの開発と自らのチームの運営も行うほどであるが[注釈 3]、出生時の事故が原因で、大きな炎を見ると身が竦んだり幼児退行する致命的な弱点も抱えている。沢渡とは異なり、マシンやシステムの開発・研究を通じて、薄々ながらも自身の出生に秘密があることに気付いていった。父親の勧めで一旦はレースからの引退を決意したが、結婚式当日の交通事故によるマリーの急逝を機に引退を撤回し、世界耐久選手権を目指すことになる。
沢渡 緋沙子(さわたり ひさこ)
声 - 藤田淑子沢渡の母親で、医師だった夫を火事で失い女手一つで息子を育てる。トラックドライバーを経て、苦労の末にカリスマ美容師として成功し、美容院を経営し芸能界にも多くの顧客を持つ。姐御肌で息子への愛情が人一倍強く面倒見の良い性格ながら、誰もいない所では涙脆くか弱い一面もある。英語・フランス語も堪能である。愛車はコルベット・スティングレー・C3。二輪・四輪共にレーサー級の腕前の持ち主で(二輪免許は限定解除)、鷹に代わって撮影用ライダーとしてレースで随走したこともある。自身の結婚式を挙げられなかったために抱いていたウェディング・ドレスへの想いは、最終話で息子とパットの結婚式に乗じて果たされる。
花園 明美(はなぞの あけみ)
声 - 内海賢二名前に似合わず男性で、カッパ頭で老けて見えるがふたりの鷹と同年齢である。沢渡の遠縁で、大学受験時に沢渡家に居候していたため沢渡を「鷹ぼっちゃん」と呼ぶ。初登場時はさながらホームレスのようであったが、国立大学に現役合格するなど学力も高いものを持っている。また、その容姿からは想像できないほどの凄腕天才エンジニアで、最初は彼を軽く見ていた者もその技術力を見てからは次第に一目置くようになっていく。後に吉村の下での修行を経て、二輪駆動バイク「バトル・ホーク」の設計・開発を手掛ける。山育ちで膂力にも優れ、時にはエンジンどころかマシンをかついで走ったこともある。
パトリシア・ウェラー
声 - 富沢美智恵通称パット。大富豪ウェラー家の娘で全米F2のチャンピオン。非常に陽気な性格でひょんな事から緋沙子と意気投合する。しかし自身の出生と家庭環境が原因で心の奥底には自殺願望を抱えており、父の主催するレースを利用し自らの死をもって両親と継母[注釈 4]に復讐しようとするが緋沙子の身を挺(てい)した説得により思い留まり両親と和解し、緋沙子を「日本の母親」と慕うようになる。再来日後は努力家である元々の性格に加えてヤキモチ焼きの一面を見せるようになり、同じ大学に編入し沢渡家で生活するようになる。さらに沢渡と恋仲になり(緋沙子の影響もあって沢渡を尻に敷くことが時々あるが)婚約を経て、最終話で結婚式を挙げる。
マリー・クレール・ベルモ
イギリスの名門「チーム・フェザー」付属スクールのスペシャル・メンバーの女性ライダー。その実力はメンバーのエリックやマイケルと互角である。当初は冷淡な一面も見られたが次第に東条に惹かれツンデレの一面も見せるようになり、やがて公私共にパートナーとして東条を支え続けた。後に将来を誓い合うが、結婚式当日に交通事故に巻き込まれて急逝した(この事故が、後に東条のレース再開のきっかけとなった)。
東条 美亜(とうじょう みあ)
声 - 三浦雅子東条の妹で、ブラザーコンプレックスの持ち主である。暴走族に囲まれた所を沢渡に救われ恋心を抱くが、物語中盤で兄と沢渡の出生の秘密を知ることになる。その後の沢渡への想いは、パットの存在もあって兄に対する思慕へと変化していき、物語中盤からは緋沙子とパットを自身の姉的存在として慕うようになった。


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