ふたりエッチ
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ふたりエッチ
ジャンル青年漫画
漫画
作者克・亜樹
出版社 白泉社

その他の出版社
螢火蟲出版社→甲府文化(未授権版)
青文出版社(授権版)
和風出版社、??多媒体
Carlsen Comics
TOKYOPOP
Pika Edition
Waneko

掲載誌ヤングアニマル
ヤングアニマル嵐
ヤングアニマルDensi
レーベルヤングアニマルコミックス
(旧ジェッツコミックス[注 1]
発表号1997年1号 -
巻数既刊90巻+2巻(2024年2月現在)
漫画:ふたりエッチ外伝 性の伝道師アキラ
原作・原案など克・亜樹
作画モンキー・チョップ
出版社白泉社
掲載誌ヤングアニマル
レーベルヤングアニマルコミックス
発表号2017年13号 - 22号
巻数全1巻
その他読み切り ヤングアニマル嵐2018年No.1
ドラマ
原作克・亜樹
監督山川元
制作-
放送局WOWOW
放送期間2000年 -
話数全3話
OVA
原作克・亜樹
総監督もりやまゆうじ(第2期)
監督もりやまゆうじ(第1期)
石踊宏(第2期)
アミノテツロ(第3期)
脚本小中千昭(第1・2期)
山野辺一記(第3期)
キャラクターデザイン野田康行
舛舘俊秀(第3期)
音楽Y-Project(第1・2期)
The Zig Zags(第3期)
アニメーション制作カオスプロジェクト(第1・2期)
プロダクション リード(第3期)
製作創映新社(第1・2期)
AMGエンタテインメント(第3期)
発表期間第1期:2002年7月26日 - 9月27日
第2期:2003年11月27日 - 2004年1月22日
第3期:2014年10月10日
話数第1期:全2話
第2期:全2話
第3期:全3話
その他一部の配信サイトで15禁
映画:映画版 ふたりエッチ(第1作)
映画版 ふたりエッチ セカンド?キッス(第2作)
映画版 ふたりエッチ トリプル?ラブ(第3作)
映画版 ふたりエッチ ラブ?フォーエバー(第4作)
原作克・亜樹
監督横山一洋
脚本実村樹里(第1・2作)
横山一洋(第3・4作)
音楽野島健太郎
制作ナインマイルズ
製作「映画版 ふたりエッチ」
製作委員会(第1作)
「映画版 ふたりエッチ セカンド・キッス」
製作委員会(第2作)
配給AMGエンタテインメント
封切日第1作:2011年6月18日
第2作:2011年12月17日
第3・4作:2012年5月12日
上映時間第1作:74分
第2作:70分
第3作:74分
第4作:70分
映画:映画版 ふたりエッチ ?ラブ・アゲイン?(第1作)
映画版 ふたりエッチ ?ダブル・ラブ?(第2作)
原作克・亜樹
監督近藤俊明
脚本近藤俊明
音楽元倉宏史
制作ラインバック
製作AMGエンタテインメント
配給AMGエンタテインメント
封切日第1作:2019年4月12日
第2作:2019年5月10日
上映時間各60分
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画テレビドラマアニメ映画
ポータル漫画テレビドラマアニメ映画

『ふたりエッチ』は、克・亜樹による日本漫画作品。『ヤングアニマル』(白泉社)にて1997年から連載中。また、現在は『ヤングアニマル嵐』および『ヤングアニマルDensi』でも並行連載されている。2011年夏には、配信ドラマと映画化が行われた。単行本のカバーの色が、1巻から40巻までは黄色地で、41巻以降は白地である。2019年3月時点で累計発行部数は2700万部を突破している[1]
あらすじ

真(まこと)と優良(ゆら)のラブストーリー。お互いは性体験が全く無い童貞処女であり、そのことを知らずにお見合い結婚する。お互い初心者同士である2人は「本当の夫婦」を目指してエッチのステップアップをしていく。
性描写について

このような題材にも関わらず、性的な描画はトップレス精液愛液程度に留まっており、性器アンダーヘアは一切描かれず(男性器バナナなどに置き換えられて描写される場合もある)、「成人コミック」には指定されていない[注 2]。OVA版も性行為や喘ぎ声はあるものの性器を見せないことで18禁アニメではなく一般作となっている。「これはただのHマンガではありません」の著者メッセージの通り、単純にセックスを描写するだけでなく、さまざまな価値観を持った登場人物を配することにより、男性・女性心理や恋愛・結婚観・セックス・男女間の性差に関するデータ・グラフ・テクニックなどの引用や著者の私見などを頻繁に交えて構成されている。主に主人公真の妄想による安易な性的シーンが頻見されるものの、また、エッチシーンが全く無い話もある。このような作風であることから、本作品は成人向け漫画には属さない一般青年漫画として扱われている[注 3]

本人の弁によると、漫画に各種データを盛り込む様に成ったのは偶然。担当に『ああっ女神さまっ』みたいなエッチな漫画を描いてくれと言われるも、エッチな漫画は売れて10万部だから嫌ですと初めは断っている。了承した後は、エッチな漫画というものは買い難いので「これは違うんだ」と言える言い訳を作ってあげようという考えからデータを盛り込んだ、との事[2]

神奈川県長崎県[注 4]などで有害図書に指定されている[3][4]ほか、18禁コーナーへ置くなどして販売を自主規制する書店もある。
書籍関連

白泉社発行のレディースコミック誌『シルキー』に連載され、妻の優良の視点から描かれた女性向けの「ふたりエッチ for Ladies ゆらさん日記」も発売されている。他にも、黄支亮による小説版、林あまりによる「歌集ふたりエッチ」が刊行されている。

連載当初から、小野田夫婦が性生活に関する悩みをいかに解決するかと言う基本的ストーリーを貫いており、内容自体はほとんど変わっていない。物語展開に比重が置かれた漫画ではないが、シリーズ類累計2300万部(2011年6月現在)を突破している人気作である。2008年夏に『プレイボーイ』誌が作者に行なったインタビューによると、「連載開始以来、雑誌アンケートの順位は常に1位か2位」となっていた。
日本国外での展開

大韓民国台湾香港アメリカ合衆国ブラジルイギリスドイツスペインフランスイタリアデンマークポーランドで出版されている。
スピンオフ

ふたりエッチ連載20周年として、克・亜樹原案・監修、モンキー・チョップ作画による「ふたりエッチ」スピンオフ「ふたりエッチ外伝 性の伝道師アキラ」(ふたりえっちがいでん せいのでんどうしあきら)が同誌の2017年13号から2017年22号まで連載された。本編に似せた絵柄で描かれているが、モンキー・チョップ曰く「この物語は本編とは一切関係ありません。」とのこと。
登場人物

声優は、特に注記の無い限りOVA版(第1期・第2期)のもの。
主要登場人物
小野田真(おのだ まこと)
声 -
上田祐司(OVA1・2)/ 中村悠一 (OVA3)[5] / 岩田光央(ラジオドラマ)本作の主人公。25歳→31歳。結婚5年目。血液型A型。外資系化粧品メーカーに勤務するサラリーマン。優良とはお見合いで知り合った[6]。有能で出世街道を進んでいるが、恋愛面では結婚するまでは童貞だった。やや優柔不断で鈍感な反面、穏やかで心優しく親切であり女性にもモテる(自覚なし)。何かと言うとセックスについてのことばかり考え込んだり、色んな女性とのやり取りが基でエッチを妄想する癖があるが、愛妻家で多数の女性からの誘惑にも打ち勝っている。短小、早漏仮性包茎が悩み。早漏とはいえ回復は相当早く、かつては優良と4時間で連続7回セックスした。ホラー映画が苦手。高校時代は剣道部所属(県大会初戦敗北)。阪神タイガースのファン。には相当弱い。オナニーが大好きであり、結婚後も優良の目を盗んでは寺脇詩織のAVで行っている。優良の事は「さん」付けで呼んでいる。仲良く優良と一緒に出掛けたり新しい事を始めたりといつも夫婦で事を成している。クルマはホンダ・アコード(4代目セダン)だったが、第54巻で日産・フーガ (2代目ハイブリッド)に乗り換えた。
小野田優良(おのだ ゆら)
声 - 川上とも子(OVA1・2)/ 恒松あゆみ (OVA3)/ 黒田由美(ラジオドラマ)本作のメインヒロイン。旧姓は「河田」。25歳→31歳。結婚5年目。N県田舎町出身の6月28日生まれ。3サイズB93-W58-H89[7]。のGカップ(上げ底ブラでのサイズ)の美巨乳で推定アンダーサイズ73cm。アンダーバストから腰のクビレまで数値が凄い。血液型A型。女性としても妻としても誰もが振り向く理想的な美人(自覚は無いらしい)。声質は母親に似ているらしい。高校時代は担任教師に憧れていたが、彼と同級生とのセックスを目撃し断念している。女子校育ちで奥手だったため結婚するまで処女で、セックスについてもよく知らず、優良自身もコンプレックスを抱いていた[8]。真をまじめで優しそうと考え結婚(結婚の決め手は真の笑顔と優良さん日記に描かれている)。結婚前から新婚当初は旅行会社に勤務し、後に専業主婦。ファミレスで短期間勤務をしたが、すぐに辞めた。1巻から少し理屈っぽい所が描かれ、自分だけを見てて欲しい嫉妬深い一面もあり、二次性ナルシシズムが真にエッチがもっとうまくなってほしい、もっとエッチで感じたいという形で表れている。優しく頭も良くて愛嬌があり世渡り上手で、顔とスタイルが大いにこれを手伝っている。フィットネススクールに通っている。スカウトされた事もあるが、断っている。甘い物(苺やケーキ等)とホラー映画(スプラッタ系)が好き。買い物時間はかなり長く、入浴時間も長め。幼少期からずっと黒髪のロングで高校時代、テニス部に所属(県大会2位)していたため、テニス、卓球が上手い。真の前に3人お見合いしている。城滝要は最初のお見合い相手である。セックスに徐々に積極的(事後は眠くなる)。酒を飲むとかなり大胆になる性質。真の事は「さん」付けで呼んでおり、基本敬語で話す。真の頼みには滅法弱い。24時間以内に真と10回セックスしたことがある。料理は苦手だったが練習でできるようになった。真と居る事が一番の幸せ。真とのアナルセックスを「妊娠しません」と断っている。プロしか知らないエッチテクニックを身につけたことから、真と明に「人妻風俗をやっているのではないか」と疑われた事がある。実際は真の後輩で風俗嬢の泉からテクニックを教わっていた。31歳で結婚6年目にして妊娠、後に娘のまあやを出産した。妊活を始めてから1年以上妊娠しなかったため、不妊症の定義に該当する。夫婦どちらに原因があった(または両方に原因があった)のかは作中では明言されなかった。
小野田一族
小野田守(おのだ まもる)
明・真・淳の父親。51歳→57歳。
会社役員。眼鏡をかけた中年男。エッチなだけで中々を作らない息子たちや、外泊を繰り返す娘に手を焼く。常識的な人物。妻より年下で、意見は妻に笑い飛ばされる。
小野田明子(おのだ あきこ)
明・真・淳の母親。53歳→59歳。専業主婦。したたかな人物で、孫を欲しがっている。エッチなことには自由奔放で、娘の不倫も承諾していた。本人曰く「若いころは遊んでいた」らしい。
小野田明(おのだ あきら)
真の兄。弁護士。28歳→34歳。血液型A型。眼鏡をかけている。エッチな事へのこだわりが強く、自称「性の伝道師」。真に性技の事について教えを説くことがしばしばあるが、その際に声が大きくなりがち。風俗通いが趣味であるが、最近はそれが祟って遅漏気味。お節介だが、弟思い。スピンオフ作品「ふたりエッチ外伝 性の伝道師アキラ」では、主人公。
小野田早苗(おのだ さなえ)
明の妻。26歳→32歳。義姉妹(優良・淳)の相談相手を務めている。夫の風俗好きを把握しているが、厳しく追及することはない(無関心というわけではない)。自分の胸のサイズが小さいことがコンプレックス。昔は子供が欲しかったが、今はDINKsに慣れた。
小野田淳(おのだ じゅん)
声 - 横手久美子明・真の妹。女子高生→短大生→不動産会社勤務。17歳→23歳。普段は優良と買い物をすることもある。同級生の井上に処女を捧げるも、真実の愛とは何かについて悩み別れる。高校卒業後は様々な男と関係を結ぶが、出会い系サイトをきっかけに井上と再会し、よりを戻す。その男たちの1人と、一度は井上から乗り換えて浮気しようとしたこともあるが、かろうじて回避した。一時彼と同棲するが、父にまだ結婚を認められず、自宅から彼のアパートに通った。


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