ふぁみこんむかし話_新・鬼ヶ島
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ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島ジャンルテキストアドベンチャーゲーム[1]
コマンド選択式アドベンチャー
対応機種ディスクシステム (FCD)対応機種一覧

スーパーファミコン (SFC)
ゲームボーイアドバンス (GBA)
Wii
ニンテンドー3DS (3DS)
Wii U

開発元パックスソフトニカ
任天堂情報開発部
発売元任天堂
プロデューサー山内溥
シナリオ菱田達也
プログラマー橋下友茂
亀山雅之
音楽近藤浩治
美術清水一伸
西川佳孝
シリーズふぁみこんむかし話シリーズ
人数1人
メディアディスクカード両面
発売日前編 198709041987年9月4日
後編 198709301987年9月30日
発売日一覧

SFC(書き換え版)
199712011997年12月1日
SFC(パッケージ版)
199805231998年5月23日
GBA
200408102004年8月10日
Wii
200706192007年6月19日
3DS
201306052013年6月5日
Wii U
201309182013年9月18日


対象年齢CERO:A(全年齢対象)
売上本数前編
販売:28万個
書き換え:55万回
後編
販売:14万個
書き換え:50万回
(1989年時点)[2]
その他型式:
FMC-ON1(前編)
FMC-ON2(後編)
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『ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島』(ふぁみこんむかしばなし しん・おにがしま)は、任天堂日本で発売したゲームソフト。ジャンルはアドベンチャーゲーム。開発はパックスソフトニカと任天堂が共同で行った。

後年には外伝作品『平成 新・鬼ヶ島』(1997年)や、他機種への移植作が制作・販売された。
概要

ファミリーコンピュータ ディスクシステム用のゲームソフトとして、『ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 前編』が1987年9月4日に、『ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 後編』が同年9月30日に発売された。監修は宮本茂。脚本・演出は菱田達也。プログラムは橋下友茂と亀山雅之。音楽は近藤浩治。任天堂が初めて発売したテキストアドベンチャーゲーム[3]となり、初の2枚組ディスクカードソフトともなった。

「ふぁみこんむかし話」の副題が示す通り、「桃太郎」や「かぐや姫」など、日本昔話から引用したキャラクターが、独特の切り口により融合された世界観の元で活躍するゲームである[4]。当時日本のコンシューマゲーム機向けに制作されたアドベンチャーゲームはSFを題材とした作品や殺人事件の解決を目指す推理小説のような作品が多かったが、本作は昔話特有の優しく親しみやすい語り口で主人公の男の子と女の子、動物たちによる冒険や出会い、別れを織り込んだ物語が展開される。

電源投入中にも専用メディア「ディスクカード」の交換が可能なディスクシステムの特徴を利用して、ゲームを前編・後編に分けて発売し、ゲーム内容のボリューム向上を図った。後編をプレイするには前編のディスクカードが必要となり、さらに前編の物語を終了させなければならない。この形式は後継作品の『ふぁみこんむかし話 遊遊記』(1989年)、『タイムツイスト 歴史のかたすみで…』(1991年)だけでなく、『ファミコン探偵倶楽部シリーズ』(1988年 - 1997年)、他社作品である『探偵 神宮寺三郎 危険な二人』(1988年)にも採用された。
ゲームシステム

プレイヤーは画面に複数用意されたコマンドを選び、主人公たちに適切な行動を取らせ、全9章で構成される物語を読み進めていく[4]。ただし誤ったコマンドを選択したり、謎を解かないまま物語を進めたりするとゲームオーバーになる場合がある。

このゲームには「はなす」「みる」「いどう」などごく普通のコマンドのほか、主人公の男の子と女の子を切り換えるためのコマンド「ひとかえる」が用意された。「ひとかえる」を使用することによりそれぞれに別行動を取らせ、異なる観点から物語を同時に進行させることができる。さらに片方の主人公にはできない行動がもう一方では簡単にできたり、コマンドを選んだ結果として表示される文章や台詞に変化が現れたりと、主人公たちの個性を表現する役割も果たした。

ディスクからのデータロードのタイミングは章単位で設けられており、セーブ時を除いて同じ章の中で読み込みが起こることは無い。
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2018年6月)(使い方

むかしむかし、長串村(ながくしむら)という山奥の小さな村に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。ある日、子供がいなかった2人は、夢のお告げどおりに男の子と女の子の赤ん坊を授かり、喜んで育てることにしました。

月日が流れ、子供たちが8歳になった頃、はるか西の都で異変が起きました。突如現れた巨大な龍が人間を鬼に変え、人間の魂を奪い取らせているというのです。鬼の魔の手は長串村にも伸び、おじいさんとおばあさんの魂も奪い去られてしまいます。運よく難を逃れた子供たちは、おじいさんとおばあさんを救うため旅立ったのでした。

その旅が、自分たちの出生の秘密に大きく関わることとなるとも知らずに……。
登場人物

主人公の男の子と女の子には公式の名前が用意されている[注 1]が、プレイヤーは2人に好みの名前を付けることができる。
男の子(どんべ)
川を流れてきたカップ麺のようなお椀から生まれた男の子。頭を使うことは苦手だが力持ち。
女の子(ひかり)
輝く竹から生まれた女の子。頭が良く字も読めるが力仕事は苦手。男の子の姉のような存在。『キャプテン★レインボー』にも登場しているが、容姿はかなり異なる。
おじいさん・おばあさん
男の子と女の子の育ての親。第1章のみこの2人の視点でゲームを進めることになる。この他におつうさんという女性に化けた鶴が男の子と女の子の世話役として一緒に生活していたという描写がある。
りんご
橋のふもとで男の子を待っていた犬。大人しく礼儀正しい。
まつのすけ
奇怪ヶ森で一行に加わった猿。やんちゃで生意気。
おはな
鬼ヶ島へ通じる白石の泉で出会う、最後の仲間となるキジ。巨体化する能力を持ち、一行を鬼ヶ島へ運ぶ。
いったい
この物語の語り部。メニュー画面に登場するほか、劇中でもシナリオの一端を担う人物として登場する。名前の由来は「一休さん」で、毛が1本だけ頭の上に生えていることから「休」に一本付け足して「一体さん」というネーミングになっている。


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