ひろさちや(本名:増原 良彦(ますはら よしひこ)[1]、1936年〈昭和11年〉7月27日 - 2022年〈令和4年〉4月7日)は、日本の宗教評論家。仏教思想家[2]。
自称「仏教原理主義者」[3]。多数の一般向けの解説書を執筆。 大阪府大阪市に生まれ、大阪府立北野高等学校を経て、東京大学で印度哲学、仏教学を学び、気象大学校で20年間教鞭を執る。教員生活の傍ら、「ひろさちや」のペンネームで平易な言葉で多数の入門書を執筆し、一般の人々に仏教を身近な物として再認識させた。自身は浄土宗の信者だった[5]。
人物
ペンネームの由来は、ギリシア語で愛するを意味するPhilo(フィロ)と、サンスクリット語で真理を意味するsatya(サティヤ)の造語である。本名名義での著書・訳書もある。
阪神タイガースのファンであった[4]。
超宗派の仏教信者の集まりである「まんだらの会」を主宰していたが[1]、「まんだらの会」活動は終了した。
本来の仏教を伝えるべく執筆と講演活動を行なった[3]。福島県郡山市廣渡寺で7月・12月の第一日曜日に行う『廣渡寺寶珠殿佛教講座』はライフワークであった。
生涯
略歴
1936年 大阪府に出生[6]
1960年 東京大学文学部印度哲学科を卒業[6]
1965年 東京大学大学院人文科学研究科印度哲学専門課程博士後期課程修了、気象大学校講師に就任[6]
1985年 気象大学校教授を退職[6]
大正大学客員教授に就任
宗教文化研究所
東京都内の自宅にて肝臓がんのため2022年4月7日(木)に死去[7]。85歳没。
受賞歴
1980年 日本雑学大賞
著作
『釈尊物語』平凡社カラー新書 1976
『非常識に生きろ』渓声社 Kirin books 1976
『あべこべの論理』増原良彦 日本書籍