ひるぜん焼そば(ひるぜんやきそば)は、岡山県真庭市蒜山(ひるぜん)地方のご当地グルメの焼きそば。2011年にB-1グランプリでグランプリを獲得したことで全国的に有名になった[1]。 ジンギスカンのタレや味噌だれを用い、具材に鶏肉(元々は廃鶏の肉を使用した[2])を使うことが特徴である。 近年では蒜山高原産のキャベツも必須の食材となっている。 ひるぜん焼そばの起源は1960年代に遡る。真庭市蒜山中福田地内にあった「ますや食堂」[3]が発祥と言われているが、昭和30年代頃には既に各家庭でそれぞれ工夫してタレを調合した焼そばが作られており、それが由来ともされている。 「ひるぜん焼そば」という名前がついたのは比較的最近であり、2003年に、蒜山地域を管轄する岡山県庁の出先機関である真庭地方振興局(現・美作県民局真庭地域事務所)が真庭地域のおいしい物をまとめた冊子を作成する際、当時はまだ「ひるぜんの焼きそば」という曖昧な名称だった。2008年に、後述の“ひるぜん焼そば好いとん会”が「ひるぜん焼そば」と命名した。 2008年12月に、地元蒜山でひるぜん焼そばを提供していた店舗が集まり、“ひるぜん焼そば好いとん会”が結成され、以後は同団体が各種イベントに参加し、PR活動を行った。 2010年3月に北九州市小倉北区の勝山公園で開催された「第2回小倉BQ食KING天下分け麺の戦い2010」で、全国各地から集まった12種の焼き麺の中から日本一を決める「焼き麺バトル」において、投票の結果、ひるぜん焼そば好いとん会の「ひるぜん焼そば」が1位となった。 また2010年9月に神奈川県厚木市において開催された、B級グルメの祭典“第5回B-1グランプリ”で、ひるぜん焼そば好いとん会は初出場ながら、46団体中の第2位(シルバーグランプリ)を受賞した。 2011年11月に兵庫県姫路市において開催された“第6回B-1グランプリ”で、全国第1位(ゴールドグランプリ)となった[1]。 「ひるぜん焼そば好いとん会」により商標登録されている(登録第5411983号)[4]と公式には言われているが、実際は「ひるぜん焼きそば」の文字列での商標登録はできておらず、あくまでも「ひるぜん焼きそばの」文字列を含んだ図形(ロゴ)としてしか登録できていない。[脚注の使い方]^ a b ⇒“「ひるぜん焼そば好いとん会」が初V B-1グランプリ”. 朝日新聞. (2011年11月14日). ⇒http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK201111140045.html 2011年12月16日閲覧。
概要
歴史
商標権
^ 「「B級ご当地グルメ」でやってはいけないこと?」日経ビジネス 2011年11月30日
^ 店主の高齢化に伴い2008年に閉店。
^ ⇒「岡山旅ネット」公益社団法人 岡山県観光連盟公式サイト
外部リンク
ひるぜん焼そば好いとん会
ひるぜん焼そば好いとん会
表
話
編
歴
B-1グランプリ優勝メニュー
富士宮やきそば2006,2007
厚木シロコロ・ホルモン2008
横手やきそば2009
甲府鳥もつ煮2010
ひるぜん焼そば2011
八戸せんべい汁2012
浪江焼きそば2013
十和田バラ焼き2014
勝浦タンタンメン2015
あかし玉子焼2016
津ぎょうざ2019
北海道・東北
オホーツク北見塩やきそば(北見市)
富良野オムカレー(富良野市)
八戸せんべい汁(八戸市)
黒石やきそば(黒石市)
十和田バラ焼き(十和田市)
久慈まめぶ汁(久慈市)
北上コロッケ(北上市)
いわてまち焼きうどん(岩手町)
油麩丼(登米市)
石巻焼きそば(石巻市)
男鹿のやきそば(男鹿市)
神代カレー(仙北市)
本荘ハムフライ(由利本荘市)
横手やきそば(横手市)
大曲の納豆汁(大仙市)
冷たい肉そば(河北町)
浪江焼きそば(浪江町)
関東
笠間のいなり寿司(笠間市)
上州太田焼きそば(太田市)
行田ゼリーフライ(行田市)
勝浦タンタンメン(勝浦市)
三崎まぐろ拉麺(三浦市)
中部
浜焼き鯖バラちらし寿司(小浜市)
甲府鳥もつ煮(甲府市)
おつけだんご(大月市)
駒ヶ根ソースかつ丼(駒ヶ根市)
ローメン(伊那市)
奥美濃カレー(郡上市)
めいほう鶏ちゃん(郡上市)
各務原キムチ鍋(各務原市)
西伊豆しおかつお(西伊豆町)
すその水ギョーザ(裾野市)
富士つけナポリタン(富士市)
富士宮やきそば(富士宮市)
静岡おでん(静岡市)
たまごふわふわ(袋井市)
浜松餃子(浜松市)
豊川いなり寿司(豊川市)
高浜とりめし(高浜市)
津ぎょうざ(津市)