ひらけ駒!
[Wikipedia|▼Menu]

ひらけ駒!
ジャンル
将棋漫画、コメディ
漫画:ひらけ駒!
作者南Q太
出版社講談社
掲載誌モーニング
レーベルモーニングKC
発表号2011年6号 - 2013年1号
発表期間2011年1月6日 - 2012年12月6日
巻数全8巻
話数全80話
漫画:ひらけ駒! return
作者南Q太
出版社講談社
掲載サイトBABY! → ベビモフ
レーベルモーニングKC
発表号2017年10月号 - 2019年8月号
発表期間2017年10月1日 - 2019年8月1日
巻数全2巻
話数全20話
テンプレート - ノート

『ひらけ駒!』(ひらけこま)は、南Q太による日本漫画作品。目次

1 概要

2 主な登場人物

3 作中に実名で登場した主なプロ棋士

4 書誌情報

5 その他

5.1 著名なファン

5.2 モデルとなった棋士

5.3 モーニング本誌において


6 脚注

7 外部リンク

概要

モーニング』(講談社)にて2011年6号から2012年まで連載。2012年末より長期休載状態に入っていたが、理由は非公開。2017年5月11日、モーニング本誌において講談社の新Web雑誌『BABY!』(現在は『ベビモフ』に改名)にて秋より連載再開予定と発表され[1]、同年10月1日より連載を再開し2019年まで掲載されていた。

キャッチコピーは「読むと元気に、成る」。

将棋をテーマに、母と子の日常を描いた心温まる物語。作中には、実在のプロ棋士も多く登場する。将棋に熱中する子どもを見守る母の視線を中心に、将棋の世界と親子のやり取りをひたすら静かに描く、数ある将棋漫画の中でも異彩を放つ作品である。

連載することになった経緯について作者は、長男(当時小4)の将棋熱にあてられて自分も将棋界に興味を持ち始め、だんだんその面白さや奥深さを知るにつれて実際に将棋を指してみたい 将棋漫画を描きたいという思いが強くなっていったと語る[2]。息子との将棋にまつわる様々なエピソードは作中にも活かされている[3]
主な登場人物
菊池 宝 (きくち たから)
本作の主人公。素直で純粋な小学4年生。将棋に夢中で、道場やスクールに足しげく通い腕を磨いている。
羽生善治のファン。週刊将棋将棋世界を愛読。最も得意な戦法は四間飛車。とにかく暇さえあれば将棋に関する本を読んだり詰将棋を解いたりするなど、無類の将棋好きである。家に帰ると、宿題そっちのけで夜遅くまで24(ネット将棋)や棋譜並べに打ち込み、母によくお叱りを受ける (が、「もーちょっと」と言って聞かないのが常で、翌朝は必ず寝坊する羽目に)。学校の勉強は大の苦手で、あまりの字の汚さに母もあきれるほど。担任の先生曰く、飽きっぽいところはあるが、これと決めた問題に取り組む時の集中力が素晴らしいとのこと。おっとりしていて女子にも優しいと褒められるが、母によると「ただボーッとしているだけ」だという。気弱な性分なため、いつもくよくよしてばかり。大好きな将棋で負けた日にはとことん落ち込み自信をなくし、泣いてしまうことも。逆に連勝中は元気いっぱいで自信満々。母と違って、調子に乗ることなく着実に棋力を上げていく。小5でアマ三段になってからはことごとく連敗が続いてしまい、初めての挫折を経験。母に背中を押されて参加した地方の将棋大会で優勝すると元の調子を取り戻した。その後連勝を重ね、四段に昇段したのを機に研修会へ入ることを決意。
菊池母
名前は不明。見た目は若くてスタイル抜群。東京三鷹市で息子の宝と二人暮らし中。阿久津主税のファン。いささかミーハー気質があり、勝負とは無関係に将棋界で活躍する人々や将棋の世界そのものに関心を示していたが、次第に息子に影響されて自身も将棋の勉強にのめり込んでいく。行き当たりばったりな棋風で、得意戦法は棒銀のみ。お酒が大好きで休みの日には昼間から飲んでいる。ビールに合う美味いツマミ作りもお手のもの。ちなみに金曜日はワインDAYと決めているらしい。将棋大会に参加する宝を応援に行くと、自分の方が緊張してしまい、せっかくの息子の勇姿を見届けられずに終わることもしばしば。初心者が集う将棋教室では、茶目っ気たっぷりに指した一手が水嶋先生の怒りを買ってしまった。その水嶋先生の誘いを受けて女子アマ団体戦に初参加、激戦を制して二連勝を飾り調子に乗るやいなや3回戦で惜しくも敗北、将棋の真の怖さを思い知ることとなる。のちに、因縁の相手と再び対決して雪辱を果たした。
後藤 はじめ (ごとう はじめ)
宝と同じ道場に通うボーズの少年。初登場時はアマ2級。振り飛車を愛してやまず、同じく振り飛車党のプロ棋士・藤井猛九段(現在はオールラウンダーとして活躍中)にあこがれる。通称「振り飛車の後藤君」。
花田 みずき (はなだ みずき)
一手を0.5秒で指す天才少女。小学2年生。ツインテールの可愛らしい顔立ちが特徴。宝と同じスクールや道場に通い、常連のおじさん達をバシバシ負かす。兄は研修会で五段だが、自分の方が兄よりも強いと断言している。
水嶋 比呂介 (みずしま ひろすけ)
奨励会三段のイケメン棋士。親の勧めにより小1で将棋を習い始め、小5の時に奨励会に入会した。宝と母が通う将棋教室の先生。主に、将棋を覚えたての初心者を中心に教えている。クールに見せかけて実はドS。愛煙家。菊池母を含む若手女子メンバー5人で結成したチーム"水嶋チルドレン"を率いて女子アマ団体戦に参戦、するはずが当日に朝寝坊してしまい、午後になってから一人のうのうと会場に現れた。
大塚 大樹 (おおつか たいき)
水嶋先生の将棋教室に通う寡黙な小学1年生。最初は宝の事を敵対視していたが、いつしか慕うように。小2でアマ二段というの実力の持ち主で、振り飛車の後藤に"大ちゃん先生"と呼ばれ敬愛されている。
江角 たく (えすみ たく)
将棋に興味津々な幼稚園児。ずば抜けた記憶力を持ち、将棋ファンの母に駒の動かし方を教わってからというもの、パソコンの将棋ゲームで遊ぶうちにあっという間にルールから何からすべて一人で覚えてしまい、水嶋先生をも驚かせた。水嶋先生の推薦で"将棋教室対抗戦"のドラゴンカップに出場するメンバーの五将に抜擢され、心配する母をよそに得意の穴熊囲いで堂々と戦い切った。
樋口 涼 (ひぐち りょう)
水嶋先生の将棋教室に通う、負けん気の強い少年。小学5年生。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:23 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef