ひたち_(列車)
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ひたち

ときわ

ひたち(2019年5月)
概要
日本
種類特別急行列車
現況運行中
地域東京都千葉県茨城県福島県宮城県
運行開始1969年10月1日
運営者東日本旅客鉄道(JR東日本)
路線
起点

ひたち:品川駅

ときわ:品川駅・上野駅

終点

ひたち:いわき駅仙台駅

ときわ:土浦駅勝田駅高萩駅

営業距離373.9 km(品川 - 仙台間)
運行間隔

ひたち:15往復

ときわ:18往復

列車番号

号数+M

2000M+号数(上野発着列車)

使用路線東海道本線東北本線常磐線
車内サービス
クラスグリーン車普通車
身障者対応5・6号車
座席

グリーン車指定席:5号車

普通車指定席:1 - 4・6 - 10号車

技術
車両E657系電車
勝田車両センター
軌間1,067 mm
電化

直流1,500 V(品川 - 取手間)

交流20,000 V・50Hz(藤代 - 仙台間)
取手 - 藤代間で上記相互を切り替え(交直流電車使用)

最高速度

130 km/h(上野 - 日立間)

120 km/h(東京 - 上野間・日立 - いわき間・岩沼 - 仙台間)

110 km/h(品川 - 東京間)

100 km/h(いわき - 岩沼間)

備考
改称歴については#常磐線昼行優等列車沿革を参照
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ひたちは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が品川駅 - いわき駅仙台駅間を東海道本線東北本線常磐線経由で運行している特急列車である。

本項では、品川駅・上野駅 - 土浦駅勝田駅高萩駅間と東京都から茨城県内まで運行される停車駅の多いときわのほか、常磐線内で運転されていた優等列車の沿革についても記述する。
概要
国鉄時代と初代「ときわ」の運行

「ひたち」は1969年昭和44年)10月に上野駅 - 平駅(現在のいわき駅)間を運転する季節特急列車として運転を開始した[1]。季節列車扱いであったのは当時同列車に使用されていた80系気動車が「いなほ」の間合い運用であったためである[1][注 1]1971年4月には上り列車のみ東京駅に乗り入れている。

1972年(昭和47年)7月には臨時列車の「ひたち」51・52号に485系電車がはじめて充当され、同年10月には定期列車にも485系電車が投入され運転区間を拡大、エル特急に指定された[1]

「ときわ」は、国鉄時代に快速列車準急列車急行列車として運行されていたが、1985年に「ひたち」に統合される形で消滅していた[1]
「スーパーひたち」「フレッシュひたち」の誕生

「スーパーひたち」は、1989年平成元年)3月11日の651系電車投入に伴う際に、常磐線特急列車における速達型列車として運転を開始した[2]

その後、1997年(平成9年)10月1日には、停車型の「ひたち」がE653系電車投入により「フレッシュひたち」として運転を開始した。

1998年(平成10年)12月7日には全列車が651系またはE653系に統一され、485系電車による「ひたち」の運転を終了した[新聞 1]。651系導入以来、車両によってほぼ系統が区別されていたが、2012年(平成24年)3月には、651系・E653系の置き換え用としてE657系電車が導入され、2013年(平成25年)3月16日のダイヤ改正ですべての定期特急列車がE657系による運転に統一された。ただし、E657系の改造工事に伴い、2013年10月1日から2015年3月13日までの間、「フレッシュひたち」1往復に限り、651系の運用が復活していた[報道 1]
「ひたち」「ときわ」の復活・東京駅乗り入れ復活へ

2015年3月14日上野東京ラインが開業し、速達型の名称が「ひたち」に、停車型の名称が「ときわ」に改称された。

「ひたち」は朝の下り2本(3号・5号)を除き全列車が、「ときわ」は日中を中心に品川駅発着となった[報道 2][報道 3]。ひたちに関しては上野発が朝にあるだけで上りはすべて品川行きとなっている。上野止まりの「ひたち」は人身事故などによるダイヤの乱れが発生した場合のみである。

それにより東京駅・品川駅が乗り換えなしで利用できるようになり、東海道新幹線東海道線への乗換え回数が減少したほか、京急線へ乗り継ぐことで羽田空港方面へのアクセス利便性が向上した。

その後、2017年10月14日ダイヤ改正に伴い、「ときわ」の品川駅発着本数が増加した。朝通勤時間帯を除く全時間帯に拡大し、上野10時以降の「ときわ」のうち、夕方通勤時間帯の一部列車を除く全列車が品川駅発着となった。

2022年3月12日ダイヤ改正で、品川駅発着の本数が更に増加し、土休日は全列車が品川駅発着となった。一方、2005年7月9日ダイヤ改正以降拡大を続けてきた上野駅15分発の「フレッシュひたち」→「ときわ」は全廃となり、本数も2004年当時の水準に戻った。
列車名の由来

ひたち -
茨城県(西南部を除く)の旧国名「常陸(ひたち)」による。気動車時代のヘッドマークには小さくこの二文字が添えられていた。

ときわ - 「常陸(ひたち)」と福島県東部(宮城県の一部を含む)の旧国名「磐城(いわき)」の合成地名である「常磐」(じょうばん)の訓読である「ときわ」から。

「ひたち」は福島県のいわき駅発着、「ときわ」は茨城県内発着であり、列車名の由来と発着駅が逆転している。

なお、準急・急行「ときわ」は上野 - 平(現・いわき駅)の運行が基本であったのに対し、「ひたち」は上野 - 仙台間の運行が多かった。

2015年3月13日までは「ひたち」の列車愛称には「スーパー」・「フレッシュ」という冠文字が付されており、基本的に上野駅 - いわき駅間の系統は速達型として「スーパーひたち」、土浦駅・勝田駅・高萩駅発着の系統は停車型として「フレッシュひたち」となっていた。


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